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2番目のアポロ中村「恋愛って面白い」2番目のアポロインタビュー

中村雨実:写真左 東京学芸大学GOC15期 2年生 
安達鈍弥:写真右 東京学芸大学GOC15期 (法政大学HOS23期)

筆者(小林):今回は新宿のカフェ「らんぶる」でインタビューさせていただいたのですが、2人ともメニューを決めるのに「これにしようかな」「これにしなよ」「いや~」と相談しながら決めていて和みました。そんな素敵な二人のインタビューを是非ご覧ください。


サークルに入ったきっかけ


小林 まずは自己紹介からお願いします。
安達 東京学芸大学お笑いサークルGOCの2番目のアポロです。で、私が安達と言いまして、芸名は安達鈍弥でやっています。栃木県出身で上京してきて、どっちも大学は東京学芸大学です。あ、そうか2年生で今19歳で現役で入ってって感じです。
中村 2番目のアポロの中村です。同じく東京学芸大学2年生で19歳で神川県出身です。一応芸名は中村雨実という芸名です。
小林 ありがとうございます。では、サークルに入ったきっかけをベタですが、教えていただけますか?
中村 もうシンプルに…お笑いオタク…
安達 どっちもお笑いのオタク、プロの芸人がめっちゃどっちも好きで入ってっていうのがまずあって…
中村 それで、大学お笑い出身の人達がプロで出てきたくらいでちょっとこう…
安達 (高校)2、3年生でちょーどね。
中村 その時大学お笑いがあるんだなって知って、やりたいなって思って。
安達 でもあなた(中村)はあれじゃん、憧れてる人がいるじゃん。
小林 わっ知りたい。
中村 トンツカタン森本が凄く好きで、(トンツカタン森本が)ICU出身で(そこから)大学お笑いがあるんだって知って。トンツカタン森本に本当に憧れて、かっこいいなって、(トンツカタン森本に)なりたくて…
安達 トンツカタン森本とは似ても似つかないことをやってるんであれですけど(笑)
中村 あとは、本当に単独ライブをやりたくて。芸人さんの単独ライブが好きで、学生芸人の最後に単独ライブができれば、それがゴールだなと思って、やりたいなと思って(サークルに)入りました。
小林 安達さんのサークルに入ったきっかけは?
安達 私は元々3年間高校で高校演劇をやってて、そのきっかけが、元々ラーメンズというコントユニットが凄い好きで。ラーメンズを見てコントやりてーって思って。ただコントをやる場がないので、高校上がるタイミングで演劇部に入って、3年間演劇をしっかりやり、高校2、3年生のタイミングで大学お笑い出身の人達が凄い出てきて、好きになって。せっかくコントやりたいと思って演劇やったんだから、今大学お笑いに出会ったのも何かの縁なんだから、やるかお笑いをと思って、入ったという感じです。
小林 学芸大に入ったのは別にお笑いサークル目当てとかではなくて?
中村 全然。
安達 教育大学なので、この人(中村)はガッツリ教員志望。
中村 小学校教員か幼稚園の先生になるつもりで。
安達 私も教育学部ではあるんですけど、演劇の表現を教育に使うことを考える学部で。先生にはならないんですけど就職で。だから演劇の方で食べていこうと思って。
小林 お二人はお知り合いとかではなく、サークルでの出会いですか?
中村 サークルです。
安達 学科も全然違う、マジで入ってなかったら、関わらなかったと思います。あと私、これ言っていいか分からないんですけど(笑)元々GOCと
 HOS(法政大学お笑いサークル)に入ってて、なんかいつの間にかフェードアウトしてGOCだけに入ってるんですけど…
中村 なんでHOSに入ったの?
安達 えっGOCをなめてたから(笑)
小林 規模感的なことですか?
安達 も、あるし、結果出してるみたいのも聞かなかったから、やるならしっかりやりたかったんで。何よりGOCって、「教員養成学校」のお笑いサークル。ってことは、ここにいる奴らは将来学校の先生になるわけじゃないですか。学校の先生になる奴らがやるお笑いヤバそうすぎるって思って。
中村 何見下してんの。お前そんなこと言ったら絶対滑れないぞ今後。
安達 違うんだよ…そういうことじゃなくて不安だったのよ。
小林 そういう目で見られちゃうんじゃないかって?
安達 もあって。大丈夫かそんなコミュニティと思って、ここ一本で行くの怖すぎるし、規模感的にも思ったような活動ができるか分かんないなと思って…。

コンビ結成の秘話

小林 そんなお二人の、コンビ結成の秘話をお願いします。
安達 まじでそんなにないけど(笑)
中村 元々別のコンビを組んでて、デビューライブは別々で。
安達 それも私はちょっと不本意で…
中村 僕が今ライオコットという別のコンビも組んでるんですけど、その相方が同じ学科だったんですよ。それで顔合わせの前に組もうかと…
安達 私この時組んでるの知らなくて。話してる感じとか、どっちも令和ロマンを好きな芸人にあげてて、好きな芸人が同じ方が趣味合いそうだなと。
中村 面白いと思うモノがこの人と合うんだろうなと…
安達 だから私はzoomの時点で、組むならこいつがいいなと思ってて。ただ、コンビ決めのzoomにいったら、こいつがもう決まってて!は?こいつっと思って!まあ結局別々で(デビューライブ)出て。
中村 GOCの活動がデビューライブから秋の文化祭まで全くないんですよ。
安達 サークル単位で動くことがなくて。個人で動くしかなくて。こっち(ライオコット)はちょこちょこ出てたね。
小林 光り物もライオコットで出てましたよね?
中村 あっそうです。
安達 最初はどちらかと言えば正規コンビみたいな扱いで、ライオコットでちゃんとやってて。で私は、HOSの方もGOCの方もだんだんフェードアウトしちゃって、夏休みの間一個もネタ作らず、1年生は終わって。お笑いもうやめるかと思っちゃって。なんか思ってたよりやれないかも私って。 でも、夏休み明けに学校祭のライブの詳細が来て。で、やめるんだったら、最後組みたかったやつと組んで、終わりにしたいなと…それで私の方から声かけてコンビ組んでもらったっていう。
小林 思ったより最近、と言ったらあれですけど…
安達 やっと1年経ったかなくらい。
中村 僕も顔合わせの時に、次組むならこの人がいいなと思ってたんですけど、HOSも忙しそうだったから、声かけれず…。どうだろうなっと思ってたら、声かけてくれたので、やりましょうっと。

【《2番目のアポロ》という名前は、令和ロマンのラジオ「令和ロマンのご様子」に
中村君が猫の名前を決めてほしいという便りを送ったところ、読まれ、
「アポロ」になったにも関わらず、もう名前を決めてしまっていたため、「アポロ」が浮くことになり、勿体ないのでそれを使ったそう。
写真のiPadは○○のアポロの○○を決めていたメモだそうです。ぎっしりでした!】

ネタ作りについて

小林 次はネタ作りの話題に移ります…。
安達 割と珍しい作り方してるのかなと思います。私達完全50・50で書いてて…
中村 元々2人とも別コンビは100で書いてたんですけど、それが…
安達 性に合わねえ。
中村 キツイかも、と。
安達 自分が書いたもので誰かを滑らせる可能性があることが、非常に怖くて。どっちもそれが嫌だから、このコンビは絶対50・50で書こうっていう契約みたいな。
小林 書いたものを持ち合わせる感じですか?それとも0から?
安達 大体ネタを作る順序みたいなものはあって。まず1回ネタの設定を持ってきて、それをガーっと出して、その中からこれ面白そうだねっていうのを選んで。二人で1から大喜利をしていくみたいな。
中村 大喜利して、展開付けて、セリフ付けて、オチ決めて。
安達 なんとなくやりたいボケとかを作って、それを私が一回持ち帰って、繋ぐぐらいの感じで文にだけして。それ持ってきてまた二人でやりながら、変えたりなんだりって…大体全部のネタ作ってます。それが1番効率がいい。
中村 文に起こすのが(安達が)凄い上手なんですよ。僕よりかは台本を書く技術があるし、ノイズがない台本を書くのが上手なので、そこはお任せしています。
安達 代わりに私はその0→1の案を出すのがそんなに得意じゃないし、大喜利もそこまで得意じゃないので、それはこっち(中村)の領分なので、そこはかなり出してもらって、セリフとかは任せて…。ネタに関しての拍手もらいたいみたいな重要な部分の最終的な決定を、絶対に自分でしたくなくて。そういう最終的な判断はこいつ(中村)にさせるようにしてます(笑)
中村 全部責任を…。
小林 じゃあ、50・50だけど得意分野で分かれてる…みたいな感じですかね?
中村 役割分担してるみたいな感じですかね…。
安達 適材適所!

【安達さんのパソコンには案段階のものと本台本が入っていました。
本台本は演劇の脚本を書いていた名残で横画面縦書きでした。かっこいい。】

2番目のアポロが青春コントをする理由

小林 青春題材のコントが多いですが、何故そのような方向になったんですか?演劇などの影響もあります?
安達 これ、考えたんですけど…結論から言えば、気が付いたらこうなってたが、1番正しいんですけど。なんで私達が青春とか恋愛とかを題材にやってることが多いんだろうと思ったときに、ほんと良くないんですけど、恋って面白いじゃないですか。
中村 恋愛って面白すぎる。
安達 人間の浅はかな部分出すぎ。マジ面白い。ただでも全員恋愛はするじゃないですか。生きてたら。みんな通る道だから、全員浅はかだなと思いつつも、言ったら自分もそうなっちゃうから、言わないんですよ。面白いって。
中村 別に二人とも過去大失恋をしたとかではなく。
安達 恋愛に対する大コンプがあるわけでもないんですよ。だから、このオモシロをコントという形ならやっても許されるかなってことで。まああとは普通にめっちゃ
2番目のアポロ 制服が似合う(笑)
中村 あとは本当に数%の理由なんですけど、高校の時に、二人ともなんにもなかったんですよ。恋愛が。高校の時にこういうのあったら良かったな~っという…。
小林 じゃあちょっとは取り返しというのも…
安達 なぞっているという(笑)まあ彼氏と帰りたかったな、じゃあ一緒に帰るか。相合傘したかったな、じゃあするか。ネタでっていう。それでウケたらwin-winじゃんっと。
中村 青春コントをやり始めて、意外と学生芸人の方で、男女コンビで青春コントを軸にやっている方があんまりいらっしゃらなくて。
安達 恋愛に絞るとなさそうに見えるけど、意外とあるんですよ。だからその鉱脈を堀つくしたいという気持ちで今はやってますね。あと1個目標として、学校でよくある行事を制覇したい…
中村 カレンダー作りたいよね。
安達 自分達のコントでカレンダー作りたい。
中村 でも、青春コントばかりやっていると、最近尽きてきて。ネタを出すスピードとかも遅くなってきてるので、自分達が青春コントに飽きないように…見てる人たちも飽きてくると思うので、
安達 バランスはね…。
小林 ちょっと課題?
安達 課題、めっちゃ課題ですね。
中村 恋愛軸のコントはやりたいんですけど、恋愛は1個の要素で…
安達 最近は恋愛は入ってるけど、恋愛は主題ではない。あと私が強い女側をやってたんすけど、最近はそうじゃない、中村がボケるみたいなのを模索したりとかは… 
小林 マックのネタとか?
安達 そうですね、あの辺は完全に。ずっと怯えたりするのが(中村が)面白いなと思ってたんですけど、最近こいつが叫んだり、怒ったりしてるのって面白いなって。それがまだ色々やれることはあるなっていう。色々探せればいいなと…
中村 本格的に壁にぶち当たる前に、逃げ道を作っておこうという。

【お二人は元々漫才をやるつもりだったそうですが、
NOROSHIのためにコントにシフトチェンジしたそう。
2人とも元々コントが好きで、中村君は演技で見せるコントが元々好きで、
それこそトンツカタンやかが屋が好きだそうです。】



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2番目のアポロインタビュー第二弾は“知られざる中村の生態”が丸裸になります!是非アップを楽しみにお待ちください。


2番目のアポロ12月のライブ宣伝

1.8日 「コント進化論3」@方南会館

2.12日 デカ盛り薬膳・カンドウ・2番目のアポロスリーマンライブ「MAN IN THE MIRROR」@中野シアターかざあな

3.17日 革命軍単独ライブ「からくりサーカス」@サンガイノリバティ

4.19日 4年生コント2本ネタライブ「チャンゲ2」@新宿fu


インタビュアー・筆者:専修大学落語研究会お笑い企画STRIPGUNCLUB 2年スタッフ 小林 (近況)最近鯨のお寿司を食らいました。う~ん。
撮影者:帝京大学お笑いサークルア☆テンション 1年スタッフ 湯澤
(近況)インタビュアーと筆者になった時に活かせるように寿司打を練習していたが、気づいたらタイピングの沼にはまってしまい、Yahooキッズで歌詞を打つ、謎ゲーをやっているそうです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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