M-1グランプリ2023追記

このnoteでは、審査員の採点を中心に、感想noteで書けなかったことを書いていこうと思う。

各審査員採点考察

各審査員の採点から、どのような審査をしたのかを考察していく。※カッコ内は実際の順位。

ファーストラウンド

松本人志
1 ヤーレンズ 93点(2位)
2 真空ジェシカ 92点(5位)
3 マユリカ 91点(4位)
3 モグライダー 91点(7位)
5 令和ロマン 90点(3位)
6 さや香 89点(1位)
7 カベポスター 88点(6位)
7 シシガシラ 88点(9位)
9 ダンビラムーチョ 87点(8位)
10 くらげ 86点(10位)
平均点 89.5点
点差 7点

最高評価はヤーレンズ。それ以外では昨年低評価だった真空ジェシカ、ジョンソンレギュラーのモグライダーが高評価。マユリカやシシガシラも高評価気味だった。一方令和ロマンは順位だけなら低評価気味で、さや香は明らかな低評価。松本が1位通過組をトップ3評価しなかったのはKOCを含めても史上初。全体的にはトップの令和ロマンの点数をきちんと基準にしていた印象。

礼二
1 さや香 94点(1位)
1 令和ロマン 94点(3位)
3 ヤーレンズ 93点(2位)
4 マユリカ 92点(4位)
4 カベポスター 92点(6位)
6 真空ジェシカ 91点(5位)
6 モグライダー 91点(7位)
6 シシガシラ 91点(9位)
9 くらげ 90点(10位)
10 ダンビラムーチョ 89点(8位)
平均点 91.7点
点差 5点

最高評価はさや香と令和ロマン。それ以外では、カベポスター・シシガシラが高評価だった。一方、真空ジェシカが低評価気味で、ダンビラムーチョは最低評価。また、点差は5点と塙についで小さかった。

海原ともこ
1 さや香 96点(1位)
1 ヤーレンズ 96点(2位)
3 カベポスター 95点(6位)
4 令和ロマン 94点(3位)
5 モグライダー 93点(7位)
6 マユリカ 92点(4位)
6 シシガシラ 92点(9位)
8 真空ジェシカ 91点(5位)
9 ダンビラムーチョ 90点(8位)
10 くらげ 89点(10位)
平均点 92.8点
点差 7点

初審査員。最高評価はさや香とヤーレンズ。それ以外では、カベポスターとモグライダー、シシガシラが高評価だった一方、マユリカ・真空ジェシカは低評価。特にヤーレンズが非常にツボに入っていた印象があった。個人的には若手の漫才コントはそこまで評価しないのかなという印象。

塙宣之
1 さや香 93点(1位)
1 ヤーレンズ 93点(2位)
1 令和ロマン 93点(3位)
4 マユリカ 92点(4位)
5 真空ジェシカ 91点(5位)
5 モグライダー 91点(7位)
5 ダンビラムーチョ 91点(8位)
8 シシガシラ 90点(9位)
8 くらげ 90点(10位)
10 カベポスター 89点(6位)
平均点 91.3点
点差 4点

最高評価は最終決戦進出の3組。最低評価はカベポスター。カベポスター以外は順位通りの審査なので、明らかに低評価だったことが伺える。点差4点は審査員7名の内最小。

富澤たけし
1 ヤーレンズ 97点(2位)
2 マユリカ 96点(4位)
3 さや香 95点(1位)
4 令和ロマン 94点(3位)
5 真空ジェシカ 93点(5位)
6 ダンビラムーチョ 92点(8位)
7 シシガシラ 91点(9位)
8 モグライダー 90点(7位)
9 くらげ 89点(10位)
10 カベポスター 88点(6位)
平均点 92.5点
点差 9点

最高評価はヤーレンズ。絶対富澤の好きそうなネタだと思ったのでイメージ通り。それ以外では、マユリカ・ダンビラムーチョ・シシガシラを高評価。一方、塙同様カベポスターは最低評価だった。また、審査員7名の中で唯一全組に異なる点をつけていた。

博多大吉
1 真空ジェシカ 95点(5位)
2 さや香 94点(1位)
3 ヤーレンズ 91点(2位)
3 令和ロマン 91点(3位)
5 マユリカ 90点(4位)
6 カベポスター 89点(6位)
6 モグライダー 89点(7位)
6 ダンビラムーチョ 89点(8位)
9 シシガシラ 88点(9位)
10 くらげ 87点(10位)
平均点 90.3点
点差 8点

最高評価は真空ジェシカ。それ以外は順位通りの審査だったので、いかに真空ジェシカを高評価したかがよく分かる。終盤の失速を指摘した令和ロマンとヤーレンズは両者91点。また、昨年0組だった80点台が今年は5組いた。

山田邦子
1 さや香 98点(1位)
2 カベポスター 94点(6位)
3 ヤーレンズ 93点(2位)
3 ダンビラムーチョ 93点(8位)
5 令和ロマン 92点(3位)
5 マユリカ 92点(4位)
7 真空ジェシカ 90点(5位)
8 くらげ 89点(10位)
9 モグライダー 87点(7位)
9 シシガシラ 87点(9位)
平均点 91.5点
点差 11点

最高評価はダントツでさや香。昨年最低評価だったカベポスターを2位評価し、ダンビラムーチョも高評価。くらげも高評価気味だった。一方、昨年最高評価だった真空ジェシカ、令和ロマンは低評価。モグライダーとシシガシラは最低評価だった。点差11点は審査員7名の内最大。

ファーストラウンドまとめ

さや香→礼二・とも子・塙・邦子から最高評価!松本からは低評価…
ヤーレンズ→松本・とも子・塙・富澤から最高評価!全員からトップ3評価。
令和ロマン→礼二・塙から最高評価!松本・邦子からは低評価…
マユリカ→富澤から高評価。女性2人からは低評価…
真空ジェシカ→大吉から最高評価!松本から高評価も、女性2人からは低評価…
カベポスター→女性2人からは高評価も、塙・富澤からは最低評価…
モグライダー→松本・とも子からは高評価も、富澤からは低評価、邦子からは最低評価…
ダンビラムーチョ→塙・邦子からは高評価も、礼二からは最低評価…
シシガシラ→礼二・とも子からは高評価も、邦子からは最低評価…
くらげ→松本・とも子・大吉から最低評価…目立った高評価も無し。

最終決戦

史上最高に開票が盛り上がった最終決戦を考察していく。

まず、最終決戦の投票先は、

さや香→無し
ヤーレンズ→とも子・富澤・邦子
令和ロマン→松本・礼二・塙・大吉

という別れ方。

また、ファーストラウンドの最高評価は

さや香→大吉・邦子(礼二・とも子・塙)
ヤーレンズ→松本・富澤(とも子・塙)
令和ロマン→無し(礼二・塙)

だった。

また、ヤーレンズと令和ロマンの2組のみにした場合は、

ヤーレンズ→松本・とも子・富澤・邦子(塙・大吉)
令和ロマン→礼二(塙・大吉)

だった。

つまり、令和ロマンは礼二はもちろん、塙・大吉の無党派層をがっちり掴み、松本を寝返らせたことで4票を獲得した。

また、ネクストデイ内でくるまが、審査員はファーストラウンドでより高評価した方に票を入れているので、松本は自分達ではないと思ったと語っていたが、あの場で瞬時にそれを判断できる冷静さが素晴らしい。

平均順位

1 ヤーレンズ 1.9位(2位)
2 さや香 2.1位(1位)
3 令和ロマン 3.3位(3位)
4 マユリカ 4.1位(4位)
5 真空ジェシカ 4.9位(5位)
6 カベポスター 6位(6位)
6 モグライダー 6位(7位)
8 ダンビラムーチョ 6.9位(8位)
9 シシガシラ 7.4位(9位)
10 くらげ 9.1位(10位)

目立った低評価のいなかったヤーレンズが平均順位で1位に。その他では、モグライダーがカベポスターと同順位になった。

冬季五輪式採点

一番高得点と低得点を除く冬季五輪式採点。今年はどのような結果となるのか。

1 さや香 472点(661点)(1位)
2 ヤーレンズ 468点(655点)(2位)
3 令和ロマン 464点(650点)(3位)
4 マユリカ 459点(643点)(4位)
5 真空ジェシカ 458点(641点)(5位)
6 カベポスター 452点(633点)(6位)
6 モグライダー 452点(633点)(7位)
8 ダンビラムーチョ 451点(631点)(8位)
9 シシガシラ 448点(627点)(9位)
10 くらげ 444点(622点)(10位)

順位変動は無し。また、3点以上の上下変動もなく、大きく影響を与えた審査はそこまでなかった。

限定審査員グランプリ

ここからは、条件を限定した2~5名のみの採点での順位を考察していこうと思う。

アンダー60-1グランプリ

ここでは、60歳未満の審査員5名(礼二・とも子・塙・富澤・大吉)の採点での順位を発表する。

ファーストラウンド
1 さや香 472点(661点)(1位)
2 ヤーレンズ 470点(658点)(2位)
3 令和ロマン 466点(653点)(3位)
4 マユリカ 462点(647点)(4位)
5 真空ジェシカ 461点(645点)(5位)
6 モグライダー 454点(636点)(7位)
7 カベポスター 453点(634点)(6位)
8 シシガシラ 452点(633点)(9位)
9 ダンビラムーチョ 451点(631点)(8位)
10 くらげ 445点(623点)(10位)
最終決戦
令和ロマン 3票(礼二・塙・大吉)
ヤーレンズ 2票(富澤・とも子)

ファーストラウンドの順位では、邦ちゃん高評価のカベポスターと松ちゃんやや高評価で邦ちゃん最低評価のモグライダー、松ちゃん・邦ちゃん両方低評価のシシガシラと邦ちゃん高評価のダンビラムーチョが入れ替わった。
点数では、令和ロマンが5点、モグライダーが4点、シシガシラが6点上昇。一方、大きく低下した組はいなかった。
最終決戦は3-2という結果に。

オーバー60-1グランプリ

ここでは、60歳以上(松本・邦子)の採点での順位を発表する。

ファーストラウンド
1 さや香 187点(655点)(1位)
2 ヤーレンズ 186点(651点)(2位)
3 マユリカ 183点(641点)(4位)
4 カベポスター182点(637点)(6位)
5 令和ロマン 182点(637点)(3位)
5 真空ジェシカ 182点(637点)(5位)
7 ダンビラムーチョ 180点(630点)(8位)
8 モグライダー 178点(623点)(7位)
9 くらげ 175点(613点)(10位)
10 シシガシラ 175点(613点)(9位)
最終決戦
令和ロマン 1票(松本)
ヤーレンズ 1票(邦子)

ファーストラウンドの順位は、マユリカ・カベポスター・ダンビラムーチョ・くらげの順位が上昇した一方、令和ロマン・シシガシラが低下。
点数は、邦ちゃん劇場に巻き込まれたカベポスター以外は低下。中でも令和ロマンは11点、シシガシラは14点低下。世のご年配は若者文化とルッキズムに思うところがあるのだろうか。

漫才サミット-1グランプリ

ここでは、漫才サミットの3名(礼二・塙・富澤)の採点での順位を発表する。

ファーストラウンド
1 ヤーレンズ 283点(660点)(2位)
2 さや香 282点(658点)(1位)
3 令和ロマン 281点(656点)(3位)
4 マユリカ 280点(653点)(4位)
5 真空ジェシカ 275点(642点)(5位)
6 ダンビラムーチョ272点(635点)(8位)
7 シシガシラ 272点(635点)(9位)
8 モグライダー 271点(633点)(7位)
9 くらげ 269点(628点)(10位)
10 カベポスター 269点(628点)(6位)
最終決戦
令和ロマン 2票(礼二・塙)
ヤーレンズ 1票(富澤)

ファーストラウンドの順位は、ヤーレンズが1位に。ダンビラムーチョ・シシガシラの東京吉本勢が2位上昇、同じく東京吉本のくらげも1位上昇した一方、モグライダーが1位低下、カベポスターは4位低下で最下位評価に。
点数では、令和ロマンとシシガシラ、くらげ、そして富澤高評価のマユリカが8点上昇。一方、カベポスターは7点低下した。

歴代王者-1グランプリ

ここでは、漫才大会歴代王者の3名(礼二・富澤・大吉)の採点での順位を発表する。

ファーストラウンド
1 さや香 283点(660点)(1位)
2 ヤーレンズ 281点(656点)(2位)
3 令和ロマン 279点(651点)(3位)
4 真空ジェシカ 279点(651点)(5位)
5 マユリカ 278点(649点)(4位)
6 ダンビラムーチョ 270点(630点)(8位)
7 モグライダー 270点(630点)(7位)
8 シシガシラ 270点(630点)(9位)
9 カベポスター 269点(628点)(6位)
10 くらげ 266点(621点)(10位)
最終決戦
令和ロマン 2票(礼二・大吉)
ヤーレンズ 1票(富澤)

ファーストラウンドの順位は、真空ジェシカとマユリカが入れ替わった。また、ダンビラムーチョが2位、シシガシラが1位上昇した一方で、カベポスターは3位低下。そして、上位5組と下位5組の差が更に大きく空く形となった。
点数は、大吉最高評価の真空ジェシカが8点上昇した一方、カベポスターは7点低下した。

ボケ-1グランプリ

ここでは、ボケ担当の4名(松本・とも子・塙・富澤)の採点での順位を発表する。

ファーストラウンド
1 ヤーレンズ 379点(663点)(2位)
2 さや香 373点(653点)(1位)
3 令和ロマン 371点(649点)(3位)
3 マユリカ 371点(649点)(4位)
5 真空ジェシカ 367点(642点)(5位)
6 モグライダー 365点(639点)(7位)
7 シシガシラ 361点(632点)(9位)
8 カベポスター 360点(630点)(6位)
9 ダンビラムーチョ 360点(630点)(8位)
10 くらげ 354点(620点)(10位)
最終決戦
令和ロマン 2票(松本・塙)
ヤーレンズ 2票(とも子・富澤)

ファーストラウンドの順位はヤーレンズがさや香に10点差をつけて1位に。その他では、マユリカが令和ロマンと同率3位に。モグライダー・シシガシラは2つ順位を上げた一方、ダンビラムーチョは1位、カベポスターは3位低下した。
点数では、ヤーレンズ・モグライダーが7点上昇、シシガシラも5点上昇した一方、さや香は6点低下した。

ツッコミ-1グランプリ

ここでは、ツッコミ担当の2名(礼二・大吉)の採点での順位を発表する。

ファーストラウンド
1 さや香 188点(658点)(1位)
2 真空ジェシカ 186点(651点)(5位)
3 令和ロマン 185点(648点)(3位)
4 ヤーレンズ 184点(644点)(2位)
5 マユリカ 182点(637点)(4位)
6 カベポスター 181点(634点)(6位)
7 モグライダー 180点(630点)(7位)
8 シシガシラ 179点(627点)(9位)
9 ダンビラムーチョ 178点(623点)(8位)
10 くらげ 177点(620点)(10位)
最終決戦
令和ロマン 2票(礼二・大吉)

ファーストラウンドの順位は、大吉最高評価の真空ジェシカが一気に2位に浮上。その一方で、ボケ-1で1位だったヤーレンズは4位に。また、マユリカが5位となり、下位では礼二最低評価のダンビラムーチョとシシガシラが入れ替わった。
点数では、ヤーレンズが12点低下し、マユリカやダンビラムーチョも8点低下した一方、真空ジェシカは8点上昇した。

男性-1グランプリ

ここでは、男性の5名(松本・礼二・塙・富澤・大吉)の採点での順位を発表する。

ファーストラウンド
1 ヤーレンズ 467点(654点)(2位)
2 さや香 465点(651点)(1位)
3 令和ロマン 462点(647点)(3位)
4 真空ジェシカ 462点(647点)(5位)
5 マユリカ 461点(645点)(4位)
6 モグライダー 452点(633点)(7位)
7 ダンビラムーチョ 448点(627点)(8位)
8 シシガシラ 448点(627点)(9位)
9 カベポスター 446点(624点)(6位)
10 くらげ 442点(616点)(10位)
最終決戦 
令和ロマン 4票(松本・礼二・塙・大吉)
ヤーレンズ 1票(富澤)

ファーストラウンドの順位は、ヤーレンズがさや香を抜いてトップに。その他では真空ジェシカが令和ロマンと同点数となり、カベポスターは3位低下して9位となった。
点数は、大きく上昇した組はいなかった一方、さや香は8点、カベポスターは11点と、大阪吉本勢には逆風が吹く結果に。また、題材的に厳しそうだったくらげも4点低下。

女性-1グランプリ

ここでは、女性の2名(とも子・邦子)の採点での順位を発表する。

ファーストラウンド
1 さや香 194点(679点)(1位)
2 ヤーレンズ 189点(662点)(2位)
3 カベポスター 189点(662点)(6位)
4 令和ロマン 186点(651点)(3位)
5 マユリカ 184点(644点)(4位)
6 ダンビラムーチョ 183点(641点)(8位)
7 真空ジェシカ 181点(634点)(5位)
8 モグライダー 180点(630点)(7位)
9 シシガシラ 179点(627点)(9位)
10 くらげ 178点(623点)(10位)
最終決戦
ヤーレンズ 2票(とも子・邦子)

ファーストラウンドの順位は、カベポスターが3位にジャンプアップ。邦子高評価のダンビラムーチョも2位上昇した一方、真空ジェシカは2位低下。
点数では、さや香が20点上昇、カベポスターに至っては27点という2人とは言えという結果に。その影に隠れているが、ダンビラムーチョも10点上昇。一方、真空ジェシカは9点低下した。

吉本-1グランプリ

ここでは、吉本の4名(松本・礼二・とも子・大吉)の採点での順位を発表する。

ファーストラウンド
1 さや香 373点(653点)(1位)
2 ヤーレンズ 373点(653点)(2位)
3 令和ロマン 369点(648点)(3位)
4 真空ジェシカ 369点(648点)(5位)
5 マユリカ 365点(639点)(4位)
6 モグライダー 364点(637点)(7位)
7 カベポスター 363点(635点)(6位)
8 シシガシラ 359点(628点)(9位)
9 ダンビラムーチョ355点(621点)(8位)
10 くらげ 352点(616点)(10位)
最終決戦
令和ロマン 3票(松本・礼二・大吉)
ヤーレンズ 1票(とも子)

ファーストラウンドの順位は、真空ジェシカとマユリカ、モグライダーとカベポスターが入れ替わった。
点数では、真空ジェシカ・モグライダーが5点上昇した一方、さや香・マユリカが6点、ダンビラムーチョが10点低下。歌ネタに関してはモグライダーが好みでダンビラムーチョが嫌いとはっきりとした結果が。

非吉本-1グランプリ

ここでは、非吉本の3名(塙・富澤・邦子)の採点での順位を発表する。

ファーストラウンド
1 さや香 286点(667点)(1位)
2 ヤーレンズ 283点(660点)(2位)
3 マユリカ 280点(653点)(4位)
4 令和ロマン 279点(651点)(3位)
5 ダンビラムーチョ 276点(644点)(8位)
6 真空ジェシカ 274点(639点)(5位)
7 カベポスター 271点(632点)(6位)
8 モグライダー 268点(625点)(7位)
9 シシガシラ 268点(625点)(9位)
9 くらげ 268点(625点)(10位)
最終決戦
ヤーレンズ 2票(富澤・邦子)
令和ロマン 1票(富澤)

ファーストラウンドの順位は、マユリカと令和ロマンが入れ替わった。また、ダンビラムーチョが3位上昇。
点数は、さや香・マユリカが8点上昇、ダンビラムーチョは13点上昇した一方、モグライダーは7点低下。当然だが吉本とは逆の結果に。※モグライダーは非吉本(マセキ)でダンビラムーチョは吉本(東京吉本)。

相関係数

今年もやります。
相関係数は、審査員同士の採点がどの程度似ているのかを現す。1になるほど似ており、マイナス1になるほど似ていない。0は相関がないことを現す。

松本礼二 0.463
松本とも子 0.461
松本塙 0.569
松本富澤 0.654
松本大吉 0.587
松本邦子 0.007
礼二とも子 0.846
礼二塙 0.666
礼二富澤 0.549
礼二大吉 0.505
礼二邦子 0.533
とも子塙 0.469
とも子富澤 0.391
とも子大吉 0.387
とも子邦子 0.567
塙富澤 0.893
塙大吉 0.558
塙邦子 0.453
富澤大吉 0.591
富澤邦子 0.449
大吉邦子 -0.096

相関係数トップ3は、塙富澤、礼二とも子、礼二塙。塙富澤の関東漫才師、礼二とも子の関西漫才師の中で相関係数が高くなる傾向が。しかし、礼二塙も相関係数が高いため、東西で分断されているわけではない。一方ワーストは大吉邦子。唯一のマイナスとなった。

審査員同士で審査傾向が一番近かった人・遠かった人は

松本 近い人→富澤・遠い人→邦子
礼二 近い人→とも子・遠い人→松本
とも子 近い人→礼二・遠い人→大吉
塙 近い人→富澤・遠い人→邦子
富澤 近い人→塙・遠い人→とも子
大吉 近い人→富澤・遠い人→邦子
邦子 近い人→とも子・遠い人→大吉

富澤が松本・塙・大吉をまとめあげたグループと、礼二とも子グループ、そして邦子という印象。一番遠い人は松本・塙・大吉が邦子だったのに対し、富澤は共にヤーレンズを高評価した邦子だったのは興味深い。また、女性2人は松本ではなく大吉だった。

また、おまけとして個人的採点と各審査員の相関係数は

松本 0.628
礼二 0.817
とも子 0.732
塙 0.808
富澤 0.717
大吉 0.809
邦子 0.656

礼二と最も近く、松本と最も遠かった。だが、相関係数が大幅に低い審査員はいなかった。

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