日テレの失敗を考察する

2021年12月31日。日テレは新たな年越し番組として、

「笑って年越したい!
笑う大晦日」

という番組を放送した。評判はめちゃくちゃ悪かった。ちなみに私は一秒も見ていない。しかし、なぜこのようになってしまったかを書いていこうと思う。

笑う大晦日の失敗

・大晦日感のないネタ番組
・MCを高畑充希に丸投げ
・MCが酒を飲んで進行
・企画がネタよりもスベる
・全体的な悪い意味でのグダグダ感

ちなみに、体を無駄に張らせたという批判については、笑ってはいけない中止の理由をBPOのせいにしている奴が言ってる側面があるため除外。(実際の理由はコロナによるクオリティー低下が有力)

結局、日テレの悪い所が出た「だけ」の番組という訳だ。岩尾と田村は助かったな。

笑ってはいけない

その一方で、笑ってはいけないの復活を望む声が早くも出ている。これについて私が思うのは

「マンネリって偉大」

ということ。

しかし、ここ数年の笑ってはいけないは決して高いクオリティーとは言えない。個人的には、名探偵(2015~16)で終わらせておけば、伝説となったと思う。それ以降は、科学博士(2016~17)での斎藤工・西岡德馬は確かに面白かった。しかし、今思うとそれは劇薬。翌年のアメリカンポリス(2017~18)以降、俳優に変なことをやらせるという笑い以外の幅が急激に狭まった。そして青春ハイスクール(2019~20)。評判は良かったかも知れない。しかし、番組の内容を見たら一目瞭然。笑ってはいけないは「日テレが」作っている「ただの」年末特番に成り下がった。そして、ラスベガス(2020~21)はコロナの影響もあり、急激にクオリティーが低下。そして中止という運びになった訳だ。

ただ、このまま笑ってはいけないを続けていたとしても、明るい未来はない。その理由はマンネリじゃなくて日テレにある。これはどういうことか。次のテーマで解説していく。

日テレの悪口

今回の笑う大晦日、スタッフはガキ使スタッフ。監修はぐるナイの総合演出。作家に高須氏も参加していた。結局、ここ数年の笑ってはいけないという番組というのは松本人志が造り上げたコンテンツを乞食しているだけに過ぎない。笑ってはいけないが面白かったのは、スタッフのおかげではなく(あの頃の笑ってはいけないに関わっていた人は別だが)、松本人志が造り上げたあのフォーマットと、笑わせるアプローチの素晴らしさによるものだった。しかし、そのアプローチの仕方がだんだん下手になってきた。これが笑ってはいけないが面白くなくなった理由である。だが、世間の反応を見るに、笑ってはいけないというコンテンツはマンネリを乗り越えて、大晦日に見る番組として定着している。しかし、マンネリを恐れる無能なスタッフが番組内容に手を加えれば加えるほど、悪い意味で日テレらしい番組になるのだ。

そして今年、日テレは新たなコンテンツを作る必要性が生じた。しかし、今の日テレにそんなものが作れる訳がない。どっかで流行っているものをテレビの拡散力を使って拡散するだけのような番組ばかりのテレビ局に、そんなもの出来る訳ねぇだろ。

笑ってはいけないが復活したとしても、日テレは自分たちの色に染め上げるだろう。だから言ってやる。

「お前らごときの色より
無色のほうがましだ」

と。

最後に一言。マジで有吉の壁だけは大事にしてください。した方が良いと思いますよ。

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