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新しいカギ×FNS27時間テレビ

ついにこの時が来ました。

「新しいカギ」FNS27時間テレビのメイン番組に決定!

2月24日放送の2時間SP内で、新しいカギメンバーの7名が27時間テレビMCを務めることが発表された。

この発表に対しての簡単な感想は

新しいカギメンバーが今年の27時間テレビMCの正式発表来た!ほんまに嬉しい!去年の高過ぎるハードルの壁を超えた先にある天下を見せてくれ!めちゃくちゃ楽しみに待ってます!

https://note.com/owarai21/n/ncc6b15ac0851

である。正直なところ、重大発表が告知された時、既にガッツポーズが出るくらい、新しいカギベースの27時間テレビは現実的なように感じていた。だが、いざ実際やるとなると、「やっぱり」よりも「やったぜ」という気持ちの方が大きい。

新しいカギの歴史

ハナコがコロナでほとんど出演出来なかった特番から視聴し続けた自分にとって、この3年間は長いような短いような。
まずは、Wikipediaの放送履歴などから新しいカギの歩みを振り返ろう。
有吉夏目のビッグカップルが裏番組に当たり、前途多難な船出となった初回。力見力や飛美男くん、サカガミくんとオオタくんなどのコントを中心に放送していた金曜8時時代。ゴリエ頼みの3時間SPとかあったわ。コント番組を持った霜降りがマヂラブとの3冠争いに挑むという理由もあって、KOCに出場してたのも懐かしい。
番組開始たった半年で土曜8時枠へと左遷に近い栄転を果たすと、そこから約1年間は、金曜時代のSPで評判が良かったバカイジロケや、なにわ男子丸パクりのはこね男子主役のゲームコーナーを中心に、コントもそこそこやっていた。その頃のコーナーではおそろい松が面白かった印象。しかし、視聴率は振るわず、ネットニュースでは、スペシャルの視聴率次第では番組終了という土俵際まで追い込まれていたらしい。
そんな中、2022年秋、新しいカギを一気に人気番組へと押し上げた企画、「学校かくれんぼ」が始動。これをきっかけに、以前から開催していた、「クイズ何問目?」というコントをコーナー化した「高校生クイズ何問目?」や、「高校バスケ全国制覇への道」、「学校の先生と漫才グランプリ」などの学生や学校が主役となる企画が番組の核になった。そして2023年の秋以降、それまではある程度あったコントの本数が激減して現在に至る。
こうして振り返って見ると、特番初回から番組フォーマットが決まっていた鬼レンチャンと比べて、試行錯誤の上で人気番組へと成長したストーリーが感じられる。決してゴリ押しで27時間テレビの座を与えられたのではなく、自分たちで掴みとったことがお分かりいただけるだろう。
加えて、霜降りがM-1優勝からちょうど5年の日に放送された学校かくれんぼ総集編がまさかのギャラクシー賞を受賞したことは、時期的にはほいけんたの「からだぐぅ」レベルの追い風が吹いたといっても過言ではない。

27時間テレビを考えよう

ではここからは、新しいカギがメイン番組の27時間テレビがどうなっていくのかを考えていこう。

以前、新しいカギが27時間テレビのベース番組になったらどうなるのかという妄想noteを執筆した。2022年1月に執筆したTHE CONTEが、2022年8月に現実となったことも含め、フジテレビの関係者はこのnoteを見ているのか?と勘違いしてしまいそうになる。
それはさておき、このnoteでは学校企画だけに傾倒することに警鐘を鳴らしていたのだが、この半年間の動きを見るに、むしろ学校や学生企画により振り切った印象。ただ、それで結果を残している以上、それが正解なんでしょう。コア視聴率も取れているし。だが、この半年間での新企画は、番組に核になり得るかと言われると頷けない部分もある。さらに、27時間テレビ内で出来そうな企画も見当たらない。
また、このnoteで予想したタイムテーブルなのだが、当時から可能性の低かったなまつもtoなかいは色々あって絶対不可能。しかし、良くも悪くもそれ以外はなんかやりそうな感じがする。
そして、この一年間の新しいカギやフジテレビの動き、自分自身の嗜好などを踏まえて考えてみたタイムテーブルはこちらである。

新しいカギ×27時間テレビ 18:30~翌日21:54
18:30~19:10 オープニング
19:10~21:30 生フジテレビかくれんぼ
21:30~23:30 新しいカギVSめちゃイケ 新旧土8対決
23:30~26:00 さんまのお笑い向上委員会 27時間テレビSP
2:00~5:00 第7世代VS6.5世代 真夜中の真っ直ぐお笑い対決
5:00~6:30 めざましテレビ
6:30~7:30 イタズラジャーニー
7:30~10:30 FNS逃走中
10:30~13:30 学校の先生とネタグランプリ
13:30~15:00 ナゾトレ川柳SP
15:00~16:30 有吉ダマせたら10万円SP(マイ億競馬中継を内包)
16:30~18:30 ドッキリGPSP
18:30~19:00 サザエさん
19:00~20:45 高校生クイズ何問目?グランドチャンピオン大会
20:45~21:45 新しいカギ耐久コントフェス
21:45~21:54 グランドフィナーレ

ここからは、各企画の詳細な説明。
オープニングはKEYTALKのテーマ曲生演奏とかやりそう。
まず、鬼レンチャンに習うならば、新しいカギにおけるエース企画、学校かくれんぼは何らかの形で土曜日(もしくは日曜日)のゴールデンタイムに放送されるだろう。だが、事前収録の学校かくれんぼを行うのか、それとも、逃走中のようにフジテレビを舞台に生放送で行うのかは読めない。個人的には、生放送要素を絶対に加えて欲しいという考えから、生フジテレビかくれんぼにした。そして、当たり前と言われればそれまでのことだが、27時間テレビで行うかくれんぼは絶対に面白くなければいけない。昨年の27時間テレビが成功した大きな要因の一つとして、ほいけんたの「くるっくぅ」は欠かせない。普段と同じぐらいの面白さではなく、27時間テレビが当たり回になるようなかくれんぼであって欲しい。それが27時間テレビ成功の絶対条件だと思う。
次は、新しいカギVSめちゃイケの新旧土8対決。昨年のごっつVS鬼レンチャンの新旧日8対決のような、フジテレビのバラエティーど真ん中な企画になって欲しい。ゴールデンに極楽山本を出せるのかというのが懸念材料ではあるが、このタイムテーブルでは23:30終了なので、ラストだけの出演に山本がキレて喧嘩コントの流れとかでも面白そう。
お次は、さんまのお笑い向上委員会。
まず、なぜラブメイトではないのかというと、昨年のラブメイトが個人的にハマらなかったことに加え、昨年の時点でラブメイトレギュラー陣とMC陣で温度差が発生していたのに、さらに若い世代のカギメンバーで同じことをするととんでもないことになるだろうと考えたためである。さらに、粗品以外は全員既婚者(しかも子持ち)だし、その粗品も明らかにラブメイト向きではない。せいやが独身ならカギメンバーとラブメイトの雰囲気の橋渡し的役割を期待出来たのだが。
そうなると、2017、18年のように、さんまには向上委員会での出演をお願いしたい。(たけしの火薬田ドンも同様)向上芸人はMC3組。最近の向上委員会は若手も出演している印象があり、霜降り・ハナコと同期のナダル辺りが爆発する可能性がありそう。(不発弾になる可能性も有)チョコプラ世代は東京吉本芸人がたくさんいるので安心できる。
深夜帯は昨年同様お笑い対決。お笑いオムニバスGP主導でおまかせしたい。なのでレフェリーはもちろん麒麟川島。チョコプラは昨年の深夜帯と年始のオムニバスGPに出演、せいやも年始のオムニバスGPに出演しており、事前準備もバッチリできている。個人的には第7世代軍はミキ昴生、6.5世代軍はシソンヌがコンビで出演してくれると嬉しい。(シソンヌはじろうがこういうのに出るイメージが沸かないが、同期であるチョコプラのために出て欲しいと思う)
めざましテレビは内容にどうこう言うものではないので割愛。ただ、お笑い対決の敗者に罰ゲームは残しておいて欲しい。
イタズラ×ジャーニーは昨年の逆。かまいたちお兄ちゃんが弟チョコプラをお迎えする構図。この場合はチョコプラの立ち回りが楽しみ。例えば、オープニングで霜降りハナコをかばった上で、いざイタズラパートになると先輩風を吹かせてやらせるノリとか。(かまいたちがきちんと締めれば不快感も生まれないだろう)
と、ここまではこのタイムテーブル通りならしっかり面白そうなものが見れそう(昨年と比べられる要素が多いのは懸念点)なのだが、問題はここから。7:30~13:30のおよそ6時間の長丁場をどう埋めるか。昨年はFNS逃走中とFNS鬼レンチャン歌謡祭で完璧の布陣を敷くことに成功した。が、今年は前者はまだしも後者は絶対に出来ない。
ではどうするのか。まず、自分の考えとして、逃走中はやりそう。理由としては、新しいカギベースならば、視聴ターゲット層は若者(10代)になるはずなので、小中学生に人気があり、なおかつ昨年の27時間テレビでも評判が良かった逃走中をやらないという手はないはずだ。(MC陣の休憩時間も確保できるし)
そして、10:30からの3時間は、学校の先生とネタグランプリ。学校の先生と漫才やコントを行う企画が好評なので、27時間の中に是非とも入れ込みたかったため、タイムテーブルに加えた。学生に振り切るならば高校生漫才グランプリとかは選択肢に浮かぶが、それはハイスクールマンザイで良い。個人的に面白そうなのは、先生と生徒の漫才(コント)グランプリ。カギメンバーやゲスト芸人はアドバイザーとしてネタ作成に関わるという形で。あり得そうなのは、クセスゴを絡めた、学校の先生とクセがすごいネタグランプリ。学校の先生がクセスゴ芸人とタッグを組んでクセがすごいネタを披露する企画。こうすることで昨年MCの千鳥を呼ぶことができる。ただ、それはあんまり面白くなさそうだから実現して欲しくはないが、逆に放送事故レベルのとんでもないものが見れるならアリかも。
そこからは、昨年同様ナゾトレ川柳、有吉ダマせたら10万円、ドッキリGPの格上MC3レンチャン。(正直どの番組やるか予想がつかないので)ただ、何をするにしろ、この時間帯はカギの企画ではなく別番組にカギメンバーが出演する形式となりそう。後、競馬中継時の粗品は27時間テレビにおける大きな1つの見所になること間違いなし。
毎年恒例のサザエさんを挟んで、日曜のゴールデンタイムに行うのは、高校生クイズ何問目?グランドチャンピオン大会。2月24日の放送で、制限時間を設けるなどの大幅なルール変更があったが、どれも27時間テレビ対策のように感じた。学校かくれんぼの影に隠れているが、問題の質や学生の力の入り具合などの点において、個人的には学校かくれんぼよりも好きな企画。懸念されるのは、疲労困憊のカギチームは普段通りの実力を発揮出来そうにない点。番組側のゲームバランス調整能力が問われそう。
そしてラストは、新しいカギ耐久コントフェス。昨年は、MC3組の耐久フィナーレ漫才だったが、新しいカギベースのラストはコントがふさわしい。人気のコントや懐かしのコント、ご本人などの豪華ゲストの登場といったように、とにかくなりふり構わず面白いコントを1時間し続けるというチャレンジを行って欲しい。途中かラストに霜降りのガチ漫才やってくれたらそれはそれで嬉しいけど。

全体的には昨年のタイムテーブルをベースに考えている。そのため、この予想は当たって欲しい部分もあれば当たって欲しくない部分もあるというのが正直なところ。最大のポイントとしては、ゴールデンタイムの企画はカギベースもしくはカギメンバーが主役の企画というところ。昨年の鬼レンチャンベースの何が良かったかを問われると、ゴールデンタイムを鬼レンチャンとMC3組に全ベットしていた点だと思う。そこは昨年を受け継いで欲しい部分である。
また、昨年のベース番組だった鬼レンチャンのコーナーはタイムテーブルに加えていない。27時間テレビから半年以上経った今でも27時間テレビの名場面を擦りに擦り倒している鬼レンチャンだが、現在の勢いや昨年の評判を考慮すると、もう一度ベース番組になる可能性もゼロではなさそうなので、今年参加することで変に消費して欲しくない気持ちがあるためである。そういう意味では、昨年の27時間テレビに新しいカギが全く参加していなかったのは正解なのかも。(27時間テレビ裏で番組ライブやってたほど)さらに、チョコプラやせいやも新しいカギメンバーとしての出演ではなかったために、新鮮味も保たれている。
それと、縦軸企画を全く考慮に入れていない。縦軸企画は菊田マラソンリベンジが真っ先に思いついたが、昨年のサバイバルマラソン後ではもうできなくなったかなというのが正直な感想。

まとめ

そして最後に、新しいカギが学校や学生主役の企画を番組のメインにしたことへの否定的意見について語っていく。コント番組を諦めて媚びに入った点を批判する層に対しては、あなたがどれぐらい、あの苦しかった金曜時代にカギを押し上げてましたか?という話。さらに、本当にコント「だけ」の番組なら、霜降りをレギュラーにするメリットってそんなにないのは少し考えたら分かる話。
その一方で、学校企画が好きではない層に対しては、実はある程度理解できる。どんな27時間テレビにしたい?という会話の中で、10代を狙った27時間にしたいと語っていた。また自分は、学校企画がヒットした一因として、コロナの影響で思い出を作れなかった学生達に思い出をという想いがあると考えている。(番組内で明言する学生や先生も多い)
しかし、2024年度の高校生(2006年度~2008年度生まれ)よりも20~22歳(2002年度~2004年度生まれ)(大学4年~2年)の方が高校時代にコロナの影響を受けていると断言する。これは、自分自身がこの世代だからこその意見だ。コロナで失われた思い出なら自分たちの方が大きい自負があるから、番組内での発言にはモヤモヤした気持ちを感じていた部分がある。正直、2024年度以降でのコロナうんぬんという応募理由や感想は、もう禁止カードにしたいぐらい。加えて、前述の10代狙いという発言は我々世代は眼中にないと解釈されても仕方ない。
そこで一人の若者視聴者としての提案。正直、高校生×コロナの悪影響というストーリーが通用するかはギリギリ。(だからこそ学校かくれんぼが絶好調の今年にやるのはマジでベストタイミング)だからこそ、我々世代(大学生世代)まで裾野を広げる学生企画があっても良いのでは?大学生や社会人になっても高校生のような青春を取り戻せるというストーリーなら、自分のような批判をする人は現れないだろうし、高校生という趣旨からブレているという批判も、可哀想だという情に訴える側面と、自分たち世代しか経験していないというバリア要素を持っている側面の両面で対処できる。
若くてフレッシュなMCとスタッフ、そして学生(高校生)が中心となるであろう27時間テレビ。だからこそ不安を煽るような批判は正直したくはなかった。だが、自分自身がこのような経験をした希有な世代であるため、この批判的な考えもあるのだということだけはこの場を借りて言っておきたかった。
申し訳ないけど、この不満が完全に消えることはないと思う。だけど、参加する学生達にとって最高の思い出を作れるなら、27時間テレビが大成功に終われるのなら、そして、霜降り明星がこの27時間テレビをきっかけに天下をとってくれるのなら、自分はそこに目を瞑って、27時間テレビを楽しく視聴します。
早速ヤフコメでは昨年の27時間テレビを忘れたかのような批判が目につくのだが、今年の27時間テレビが、そんなものを吹き飛ばすだけのパワーを、若い世代は持っているんだということを証明する27時間テレビ、そして、めちゃくちゃ面白い27時間テレビとなることを祈ってます。
残り約5ヶ月、それは長いようで短い期間。その間、来る27時間テレビを楽しみに待ちながら、新しいカギのレギュラー放送をこれまでのように視聴していきます。

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