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【VOL.16】信じているものを「疑うこと」が可能性を広げる


「自分のことを信じましょう。」

という言葉はよく聞きますよね。


でも、「自分のことを疑いましょう。」とはなかなか聞かない。




ところが、この「疑うことができる」のは力であり、

その力があるといろんな可能性を開くことにつながるのです。




こ私自身、これまでずっと、

「信じる」はいいこと、「疑う」はよくないこと。

と捉えていました。




ところが、ある学びの場で、

「信じるとは可能性への冒涜(ぼうとく)」

という言葉を聞いたのです。 

(教えてくださったのは、こちらの本の著者の方条遼雨先生



最初は、

「えっ?どういうこと!?」

と混乱しました。




でも、確かに大事かもしれない・・・と思い、

その後、

継続クラスの中で、このことをシェアすることにしました。




クライアントさんたちと共に、

この言葉について考えてみると、

みんな「確かに〜」と言うのです。 
 
 


しかも、多くの人が、

人生のどこかで「疑ってもらえたからこそ、よかった」という経験をお持ちでした。




「疑う」が持つ力


あるクライアントさんが、こんな経験をシェアしてくださいました。




クライアントさんの息子さんは重度の障害があり口から食べることができない状態でした。



ところが、特別支援学校に入学後、ある先生との出会いによって口から物を食べられるようになったそうです。



2年生の時に担当された先生が、

口から食べることができない

ということを疑ってくれたそうです。




そこから、少しずつ可能性を探り、

とうとう5年生の時に、みんなと同じ量の給食(ミキサーなどで食べやすい状態になったもの)を食べることができたそうです。



可能性を信じる。

とは、今信じている範囲を疑うということ。



私たちは、思い込みの世界で生きています。

「自分はこれくらいしかできない。」

と思い込めば、その範囲の中で生きようとします。




でも、人間の持つ可能性は無限。

「今信じている世界だけが、この世界ではないかもしれないぞ?」

と疑ってみることで、ものすごく選択肢が広がっていきます。



他者と話すことで自分を「疑う」ことができる




私自身、クライアントさんたちの人生に関わらせていただいていますが。

日々の仕事を通して、

・自分は知らなかった世界。

・自分だったら思わないこと。

に出逢っています。



さらに、定期的に学びの場に身をおくことで、

講師や同じく学ぶ仲間の話から、自分が知らないことや信念を学ぶことができています。




つまり

私は、定期的に、自分が信じているものを「疑うことができる時間」を得ていたのです。




そして、それによって、

どんどん私の枠が外れ、

可能性が広がっているのを実感しています。




疑う時間を持つって、すごいことです。




「疑う」は、ダメなこと。

と私たちは教えられ信じてきたけれど、

実は、

「疑う」は、ものすごく可能性を広げる面もあるのです。



定期的に「自分の信じている世界」を疑うことができる時間を作る。

その時間が、人生の可能性を広げていくれるはずです。




時には自分を「疑う」。

オススメです。


それでは、また!



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