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『自我』

読ませていただきました。
三宅選手のデビュー戦もYouTubeでですが、見させていただきました。
良かったです。
第一試合で良いのになぁって思っていましたが、またそれも良かったのかもしれません。
リンダマン選手がミサイルキックしなくても良いのになぁって思ってしまったのですが、それもまた良かったのです。
三宅選手がブレーンバスターしなくても良いのになぁって思っていましたが、それもまた良かったのです。
形じゃないんです。
綺麗じゃなかった。
それが良かった。
できなくて当たり前です。
出来る方がおかしいのです。
先月、DDTの試合観戦して 第一試合にデビュー戦の選手の試合を観たのですが、何でもできちゃう。
こなしてる感が凄いのです。
場外への飛び技。
トップロープからの空中技。
これやっちゃお終いでしょう。
じゃあ、メインと第一試合の違いってなんなんだ。
メインイベンターとデビュー戦の選手・一年生の違いってなんなんだ。
って、本当に思いました。
メインは20分から30分以上試合するから凄いんじゃないですからね。
技の連発が凄いんじゃない。
皆、何が見たいんでしょうね。
そんな屁理屈要らないですよ。
大技ラッシュ。
大技の畳みかけなんか。
理屈が見たい・感じたいのです。
だから、色々と話題になってる全日本プロレス・大田区大会での安齊勇馬選手のフィニッシュシーンなんか僕からしたら良かった。
ジャーマン一発で勝ったのならそれで良い。
外野がうるさいが、ほっときゃ良いんですよ。
あの最後の一発は良かった。
史上最年少の三冠王で良い。
堂々としてりゃ良い。
お客をほったらかしでも良いんです。
でも、お客さんとの勝負でもありますからね『プロレス』は。
これからですよ。
だから、唐突でも意味合いを出せ!って事です。
流れだけじゃなく『渦』を作ったのなら大したもんです。

そうこうしてる間に昨日は新宿FACEで柔術イベントがありました。
青木選手も早速ノートに書かれていました。

竹浦さん、素晴らしい。
やり切った。
先程にも書きましたが、綺麗なもんなんか見たくないのです。
それは後からついてくるもの。
必死さですよ。
当たり前の事ですが、気合と根性で一生懸命にされてる姿に心打たれるのです。
泥臭くね。
見ていない者が書くのは反則ですけどね。
なんとなく青木選手のノート読んでいたら見えてきた。
皆さんに支えられた大会。
そして『竹浦正起』の為の大会だった。
そして名前が挙がってる人は意識が違う。
試合するだけじゃないのです。
個性・色合いをだしてるかどうかなのです。
レフリーの和田さんの名前が出てる。
実況の西さんの名前が出てる。
どういう事かと考えろって事です。

前後しますが、安齊選手は中島選手に終始やられっぱなしだった。
なのに、ジャーマン・スープレックス一発で勝った。
賛否両論が沸いた。
納得できないお客さんもいた。
もう一度言います・書きます。
何も出来るのが・こなすのが、選手じゃないのです。
出来ないのが当たり前だからこそ、意味合いが出てくるのです。
一つ一つに。

2022年12月29日。
僕は、青木選手vs橋本千紘選手戦を会場で観ていた。
僕は何かを産み出そうとしてる二人に納得ができなかった。
「あ!」っと言わせたいってのが見えちゃったんです。
それなら着地も考えろって事です。
強い弱いだけじゃないのが『プロレス』です。
だからこそ勝敗に意味がある。
その時の青木選手はそれを度外視していたのです。
観客を驚かそうとするのが先走りすぎていた。
だから、僕は最後のジャーマン・スープレックスでの勝利に納得しなかったのです。
皆が「緊張感があった」って褒めていても。
それは橋本千紘選手の話題提供です。
だが、それにより青木選手がジャーマン・スープレックスが苦手というか その技に弱いというのが出た。
それを2023年は良い意味で軌道修正されたのです。
GLEATのリングでね。
その再戦が日曜日にある。
僕はやらなくて良いと思ったんですよ。
再戦。
でも決まったのなら、スゲェもん魅せてくれよと。
出来るんだから、青木選手は。
橋本千紘選手は。
『勝敗』が色になる。

GLEATの三宅選手。
全日本プロレスの安齊選手。
竹浦正起さん。
共通店は『欲』を出さなかった事。
無いからこそ、自身をさらけ出した。
下手でも何でも良いから。
だからこそ結果が出た。
勝敗以上に。
では、日曜日の青木真也選手vs橋本千紘選手戦。
色はどうなるか。
楽しみです。
平均値なんか感じたくも、見たくもない。
ワガママで良い。
媚びるな。
合わせるな。
『自我』を出さないとプロレスラーじゃないぞ。

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