暑中見舞い
引越し後、面倒なのが転居連絡の葉書。新住所等文面印刷はしたのだが【お近くにお越しの際はお立ち寄り下さい】との心にもないそれを書き添えるのがシンドく… 気付いたらあわわ9月。添えてた水まんじゅうのイラストが寒々しく感じる季節となっておりました。
でも一人にだけは暑中見舞いの時期に間に合うよう、転居報告兼ねた葉書を投函しました。
相手は暑中見舞いと年賀のやり取りを云十年続けている恩師で、先生からの葉書は未だ宛名も文面も全て手書き。伸びやかで少々丸みを帯びた字が毎回葉書の上にきっちりと。ガリ版刷りの学級だより、黒板やOHP使っての授業、日記の後ろに書いてあった一言等毎日見ていた文字を改めて拝見すると、当時のあれこれとともに先生の万年筆のインクの匂いまで鼻先に蘇ってきたりして。
今年もお盆に入る頃、先生からの暑中見舞い葉書届きました。葉書の字は先生の字の名残りはあるものの、震え、大きさも揃わず、乱れてました。脳梗塞で手にマヒが残る母の字を思い出し、何だか涙ぐみそうになりました。この1枚の葉書書くのに、先生、どれだけ時間と気力を使ってくれたのかな…
今パソコン使わず、手書きで手紙書いています。
先生、ゆっくりでいいんで、またお返事ください!