【 07 マイクロ怪獣(?) ゴキラ 】

世界を弛緩させる大量破顔兵器No.7

『戦ホイ』は「埼玉ホイホイ」からの連想でしたが、その技術を更に拡大応用連想してみました。

日本の自動車メーカー「A HONDA」では、極秘プロジェクトが終盤を迎えていた。
そこには民間三社が集まっていた。
「A SHIMORIさんのエアバッグもついにここまで小さくできたかと感慨ひとしおです」
「いやぁ、A KASEIさんの超膨張発泡スチロール技術のブレークスルーはすごかったですねー。」
「たしかに!しかし何といっても!」
「そう、遂にゴキブリ研究の成果がこんな形になろうとは、夢にも思いませんでしたよ。」

そしてA HONDA ダブルAKO研究所のドーム天井が開き、楕円形の2メートル程の空飛ぶ円盤が浮上し、そして低空をゆっくりと飛行していったのである。

一方、多弾頭発射型ロケットランチャーやら戦車やら手段を選ばず打ちまくっているイスラエル軍は、後方にザワザワした気配を感じていた。
2メートルほどの楕円形の物体が音もなく着陸すると、、、
その底の隙間から夥しい数の黒い虫がサカサカサカサカサカと這い出しロケットランチャーや戦車の隙間に入り込んでいった。
砲身の中でプシューと音がした瞬間、砲身を歪ませる程の圧力て発泡スチロールが膨張し、その砲身を次々と塞いでしまったのである。

慌てたイスラエル軍は「ゴキラ」退治のため、バルサン砲やゴキジェット機による陸空両面からの噴霧作戦を試みたものの、ゴキラはそもそも生き物ではなくマイクロロボットだと気づいた時には、弾道ミサイルの発射台、F16戦闘機の超高額兵器から世界流通1億丁のカラシニコフ銃に到るまで、あらゆる兵器がゴキラの餌食となっていたのであった。

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