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12.もっと撮影を楽しむために 数字との付き合い方

SNSに写真を投稿するということは、他者の評価を数字で受けるということです。あなたが望もうと、望むまいと、機能として備わっている以上、いいね!やRTの数は視界に入ります。他の数字として、フォロー数、フォロワー数というものも存在します。なども数字を大きくすることに意味を見出し、「らぶりつください」という人もいれば、「伸びなくてもいいものはいい!関係ないし気にするのはよくない」という人もいます。

筆者は、事実としてそこに存在する数字そのものを否定せず、それにどういう意味を持たせるかは、それぞれが自分自身で決めることであり、その人その人の解釈は自由で、他者に侵害されるべきでないと思っています。

ゆえに、「自分にとって数字とは何か」を明確にしておくことが大切だと思っています。「客観的指標に過ぎず、何と思わない」ならそのままにしていればよいですし、「どのくらい良いかがわかる指標であり、目標値がある」なら伸ばす方法を考えるとよいでしょう。もし「プレッシャーに感じる」「少ないとがっかりする」という類のものであれば、わざわざ不快な思いをする行為をあえてする必要はないので、いいね!やRT等の機能がない場所に写真を載せるというのも手です。

大事なのは「自分にとってどういうものか答えを見つける」ことで、これがないと他者の意見、ひいては他者の価値観に振り回されて、もやもやしたままになってしまうでしょう。誰かにとってすごく大切でも、自分にとってはそうでない、ということも、その逆もありえます。簡単に見つかるものではありませんが、考え抜いて、自分自身の答えを見つけると、数字をめぐる問題から解放される時が来ると筆者は考えます。答えがはっきりわかれば、心から自分のために楽しめる数字との付き合い方がみえてくるでしょう。

筆者の今の答えは、「おまけでついてくるもの」です。好きな衣装を着て、撮ってもらいたいと思える人に撮影を引き受けてもらえて、自分が撮影を楽しめれば目的は達成されているからです。もちろん、いいねやRTがあれば、自分が良いと思った写真や表現を、良いと共感してくれる人が多ければ多いほど嬉しいです。でも、それを目的にすることはありません。

筆者の普段の仕事は「品質管理」です。
質とは、顧客要求への適合です。つまり、第三者のためにすることです。
それから望まれるアウトカムをお約束することでもあります。
趣味の場では、評価も結果も考えず、ただプロセスを自分のためだけに楽しみたいと思ってしまうからです。

数字への接し方は人それぞれ
ビックリマンチョコをレアカードのために買う人がいてもいいし、
あの安いチョコの味が食べたくて買う人がいてもいい
それと似ていると思っています

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