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世界一無駄な会話は世界一有意義な時間へと昇華する


 誰しも何かしら心地いいものだったり、リラックスできる空間だったりはたまた精神安定剤のようなモノがあると思うけど自分にとってのそれを一つ挙げるなら「趣味やら思考パターンが似通った人間との死ぬほどくっだらねー会話」だったりする。酒でもクルマでもブラックジョークでもネットミームでもなんでもいい。シュールさという隠し味が効いた会話は特に自分好みで、その手の会話を一生続けてられるぐらいの友人が幸いにもいてくれるおかげで今日も今日とて生きながらえているわけだが、そのことに気付いたのは30余年も生きてきてつい最近ってんだからもう笑えない。いや、この時点で気づいたことがよかったのか。

 ともあれ、自分にとっての世界一無駄な会話の中身なんてのは当人同士にしかわからん頭の悪いネタが多くもし挙げたとしても万人に伝わらないことの方が多く感じる。例えば、

「軽バンのフロントブレーキに6ポッド付けて前転させようぜwwww」
「ミニキャブならそんなんせんでも飛ぶぞw」

「昨日俺ん家のポストによーわからんDM入っててや、今日なんか何が入ってたと思う?」
「聖教新聞か?」

「あれ?棺桶から咳みたいな音がする…」
「コフィンコフィンとか言い出すんちゃうやろなお前Astronomiaかけんぞw」

挙げりゃキリないし、その時のテンションでしゃべってるから多分面白さなんか伝わらないのもわかってるし、伝える気もあんまりないんだけどラーメンズのコントみたいなテンポと言葉選びっていうのがある種の理想ではあるがこの辺りを書き出すと何が何だかよくわからんことになるので一旦筆を置こう。

 取り留めもなくこんな文章を書き出した理由は、どちらかと言うと誰かとコミュニケーション取ってないと死んじゃうマン寄りってかほぼ全振りの人間の割に人選ぶ傾向あるクッソ面倒マンなのはご承知おきいただいている通りだが、つい最近まで本当に無駄な足掻きというか何に抗って生きてたのか、本当によくわからん状態に陥ってしまったのがきっかけだった。一体どこの激安の殿堂なのかと。
 そんな面倒な生き方してても疲れるだけなのでやめようと一念発起して改めて周りを見たときにそう思えたんだからいいのかも知れない。人間なんて無駄の塊であって無駄を楽しめるからこそ余暇が充実しある日突然"Life is Beautiful"とか言い出して自分好みの子が"It's so good"って言いながら自分の胸に飛び込んでくるんだ。そうに違いない。多分。知らんけど。

 別にどっかのフライドチキン屋の回しもんでもなんでも無いし、後半あたりはワクチン2回目をまだ摂取していないのにも関わらず既に熱に侵されて脳味噌がFlo Ridaかピットブルし出してるだけでロキソニンをラムネの如くもぐもぐすれば2pacぐらいの落ち着きは取り戻しそうである。いよいよもうわかんねーな、となってきた。

 まぁ未だにパッケージにはコンプレックスしかないしマッチングアプリの広告は問答無用で通報し倒してるけど、人から見てバカな会話が自分を救い出してくれるように自分から見てアホなことしとんなぁwって笑えぐらいのアクションはその対象にとっての心地良い何かなんだろうと思う。度を越さなければ。ストレスマッハでサラダ油に火をつけようとする異世界人が出現するこの世界線で生き残るには、自分にとってのそういうものをいち早く見つけることが大事なんだなと、クソみてぇなウィルスが蔓延した現状の中でようやく気づけた次第です。


-書いてて思って、見返して思った。
なんの話だよ一体。
多分だけど、ある程度病んでる時の方が筆の進みは氷上の如くスムーズになって一体感のある文章書けるんだけどそうじゃない時って案外何かしらありはするけど充実してんだよな。
元々のコンセプトが鬱憤を文章に投げつけるだけの簡単なお仕事状態やったし。

今日も元気だソロ充うまい。

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