可愛く揺れる双葉

2022年3月23日。NHKの番組、18祭が昨晩放映された。今回はあいみょん。およそ一年くらい前だろうか。あいみょんが担当と知り楽しみにしていた。この番組はここで詳しく説明する必要もないだろうが、1000人の18歳世代の若者と人気アーティストがコラボする。数年前のRadwinpsの回を偶然観て18歳世代とは全くかけ離れてるくせに感動した。今でもあの番組の曲、かっこいい「万歳千唱」、そして「正解」の”採点基準はあなたのこれからの人生”というフレーズは心に残ってる。

今回はコロナ禍。様々な18世代、自分にとってはもはや子どもを越して、下手をしたら「孫」くらいになってしまうのだろうが、一人ひとりが日々悩み苦しんで大人になっていこうとしている姿が、びんびん伝わってくる。彼らの葛藤がまぶしい。

あいみょんが作った曲は「双葉」。まだまだしっかり地に着いていない、でも若々しく生命力あふれる18世代、さすがあいみょんだ。出演した若者もこの歌の歌詞に共感し力をもらって過ごしていたようだ。プロ竹細工職人の戸惑い、母に憧れ助産婦を目指す女性、ラグビーに打ち込む高校生、自身の性別に迷いを親に認めてもらえない。それぞれの18世代がこの課題曲に励まされ力もらいながら過ごしていく。

自分が18歳の頃を思い出してみる。遙か昔だ。この番組を観てたときは昔のことすぎてそういう考えにはならなかったが。番組を見終わって一晩経って、期待通り、いや期待以上の良い番組を観たなあと思いながら、そしてTwitterなどで番組に関するつぶやきをばあっっとみながら、あれ、自分が18のときってどう過ごしていたっけなあと思った。

1990年3月。大学進学を決め故郷を離れ、23日というと大学の寮に入ったころだ。4階のちょっといびつな部屋。荷物を持って何度も階段を上がり引っ越しを終わらせ、一息ついたころだったような。不安は感じていたかもしれないが、それよりも目の前のことを一つひとつクリアしていくのに精いっぱいで、深く考えるような余裕もなかった。ラグビー部に入ってからは「体育会」のしきたり、今から考えると大して厳しくはなかったのだが、田舎の高校ラグビーで自由にのんびりやっていくことしか知らなかった当時の自分にとっては衝撃的な日々で、新しい環境に慣れるまで毎日がとにかく無事に過ぎていくことばかりを考えていた、気がする。

花園予選で見事に散った高校3年12月、進学先を変えた。ラグビーをやりきっていないという思いと、そして将来の一つの未来予想図として思い描いた、ラグビーの戦術をコンピュータなどでシミュレーションして最適なものを見つけていけたら面白いよなあというぼんやりした想い。自分のITスキルではまだまだ出来ないが、でもそれに近いことをやり続けていられてることは、周りの方々の出会いや支え、幸運だと思う。相談に載ってくれた人たちに感謝したい。

追記
この記事を書き上げて、投稿しようと思い一日寝かしていたが、その一日で大変申し訳ない事件を起こしてしまった。自分の甘さがチームを支える若者に迷惑を掛けてしまった。若者の奮闘をテレビで感動していたのに、その若者一人をに大きく迷惑を掛けた自分が情けない。投稿自体辞めようと思ったが、このNOTEは自身の日記的な意味もあるので、反省を残す点で投稿する。

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