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米国株②グッドアールエックス(GDRX)について

 ハローSmithです^^ 

寒い季節ですね。新型コロナウイルスが猛威を振るっている最中。日本もどうなることやらといった感じですね。自分でアウトプットを兼ねながら、じっちゃま推薦のグッドアールエックスについて簡単にまとめていきたいと思います。

✅グッドアールエックスとはどんな会社?

 米国で2020年にIPOされた会社になります。

※スマホアプリ上で処方箋薬価の比較検索が可能なプラットフォームと処方箋薬価のディスカウントクーポンを提供している会社になります。

米国では、日本と違っていて医療制度事情が違うので、同じ薬でも薬局によって価格が大きく異なる場合があります。

なので、消費者は同じ薬でも一番薬価の安い薬局をスマホの位置情報から確認し、最安値で薬を購入できるようになるので、米国内でユーザーが増えてきています。

日本でもよくある「価格と比較するサイト」としてイメージするといいと思います。

全米に70000を超える薬局で利用可能で、2020年に入ってからは毎月400万人以上が利用しています。

IPO間遠の段階で黒字化していて、とても稀な会社になります。

✅グッドアールエックスのサービスについて

グッドアールエックスの良いところはリピート率が高いことが注目になります。ユーザーの満足度を示すNPSでは、90という高い評価を受けています。


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 上記のようにグッドアールエックス(GDRX)が提供するアプリを開いて、該当する処方箋を入力すると、処方箋薬価が表示されます。
薬局毎に薬価が表示されるので、最も安くて現在地から近い薬局を選択する事ができ、薬局でクーポンコードを提示すると、50~70%OFFで購入できるというサービスを受けられます。


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 アプリのダウンロード数は医療用アプリの中ではNo.1で、アプリケーションそのものも高く評価されているので、しっかりしたビジネスモデルが構築されていることが分かります。

実はまだ米国では、手頃な価格のヘルスケアへのアクセスが多くのアメリカ人にとって手の届かないままであることが潜在的なニーズを掘り起こしています。

 医療を手頃な価格にするというGoodRxの使命はかつてないほど重要になっています。

現在では、価格比較ツールとして始まりましたが、サブスクリプション、ブランド告知、遠隔医療などさまざまな分野に拡大しています。

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PBM(Pharmacy Benefit Manager)日本でいうジェネリック医薬品との会社ともトランザクション(取引)のシェアと引き換えにグッドアールエックスが利用できるようにするため薬局と割引交渉を行い、現在プラットフォーム上で12のPBMと競合しています。

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 最大のユーザーベースを持つことで、小規模な競合他社に比べてGoodRxはPBMにとって魅力的なパートナーとなり、その結果、最も多くのデータポイントが得られるため、競合他社よりも低価格を見つけられる可能性が高まり、ユーザーのさらなる成長を促進します。 

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 GoodRxのビジネスモデルは、消費者のNPSが90以上、プロバイダーのNPSが86以上と、消費者、PBM、プロバイダーにとってWin-Win-Winのビジネスモデルとなっており、その結果、GoodRxはApp Storeで2番目に人気のある医療アプリとなり、ヘルスケアの玄関口となる道を歩んでいます。


GoodRxは、ユーザーベースを活用して他の市場にも進出しており、前四半期の収益の11%を占めています。

GoodRx Goldでは、アプリを頻繁に利用するユーザーは、月額利用料を支払うことで、無料の通信販売や安価な遠隔医療相談などの機能を利用することができます。

また、GoodRxは、広告費を支払って製品を宣伝し、自己負担カードや患者支援プログラムなどの手頃な価格のソリューションを統合する製薬メーカーと提携することで、ブランド医薬品への進出を加速させています。

✅遠隔医療分野にも進出

 遠隔医療の分野にも進出し、GoodRxは2019年、25以上の条件のDTC訪問を20ドルから提供するHeyDoctorを買収して遠隔医療に参入しています。

また、2020年には、消費者がサードパーティのテレヘルスやラボテストプロバイダーにアクセスできるテレヘルスマーケットプレイスを立ち上げています。(すいません、正直ここは自分も意味が分かっていません^^;)

✅財務情報

20年第3四半期には、1億4050万ドル(前年同期比38%増)の収益と38%のadj EBITDAマージンを報告しました。COVIDのためにわずかに落ち込んだが、再開の恩恵を受けるであろうと予測されます。

GoodRxは2021年の粗利益予想の25倍で取引されているため、相対的に割安感があります。その強力な収益性と売上高の伸びにはプレミアムが必要だと考えられます。

SaaSではないですが、処方箋の提供は予測可能であり、取引の80%はリピートによるものです。

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 GoodRxは、SingleCareとRxSaverが最も近い競合相手でありますが圧倒的にリーダーです。また、様々なPBMや薬局が所有する処方箋節約プログラムもあります。

GoodRxは、最も多くの薬局と提携しており、最も多くのPBMと提携しているため、最安値を提供することができます。

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✅アマゾンファーマシーとの関係について

アマゾンがこの分野に参入してGoodRxの株価がぐっと下がりましたが

アマゾンファーマシーがGoodRxに与える影響は、次のような理由で、すぐにはないと考えます。

〇ディスカウントカードよりも通販に力を入れていること
〇GDRXの価格優位性 (AMZNはPBMを1つだけ)
〇競合する通販事業のため、PBMはAMZNとの連携を嫌います

GoodRxの上位3社のPBMパートナーは、20年上半期の収益の48%を占めています。PBMは契約終了後もGoodRxへの支払いを継続しなければならないので、心配はないです。GoodRxはまた、異なる契約の間でボリュームを頻繁にシフトさせています。

✅チャートチェック(2021/01/11)

日足チャート

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テクニカル的には絶好の買場に見えます。

■理由(個人的な見解)

 一度アマゾンファーマシーで下落したものの一旦窓埋めしてからの再び下落 しかし、その後直近安値より高値で反発し赤いトレンドラインを形成中。

MACDもゴールデンクロスに向かっています。

コロナ渦で決算の怪しさもありますが、ワクチン接種による終息の見通しがしっかり立てば、株価は元にもどってくると思います。

何より一旦下げてくれたことにより株価の割安感は、チャートからも感じられます。


✅最後に

 じっちゃま推しのGDRX。アマゾンファーマシーとは分野も違うし、何よりその分野のリーダーとしてこれから米国に必要な分野だなと感じています。バイデン政権により米国のオバマケア推奨の動きは加速されるでしょう。

個人的はとても興味深く動向を追っています!

みなさんにとってちょっとでも役に立てれば嬉しいです^^

最後まで読んでいただきありがとうございます✨✨✨

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