再生不良性貧血 中等症の暮らし

あれから2カ月が経過し、親の心模様もアップダウンを繰り返した。
娘の病状は普通をベースに、生理時に貧血症状が悪化することから、
なんとかトランサミンと高たんぱくの食事と休息で適応している。

生活レベルは何も規制することなく、氷を多く食べてしまう貧血からくる作用が気になるものの、今のところ深刻な害はない。
また犬の散歩、学校での運動、コロナ禍での学校生活、友達との交流、絵画に書道、部活と忙しい日々を送っている。

親は文献が少ない再生不良性貧血の症状をネットで調べては、心を砕く日々にnoteを書く手も止まってしまう日々が続いた。2カ月。このまま中等症を維持しながら、何らかの自然寛解を迎えらえるようお祈りするしかないのである。

その間も彼女は明るく、朗らかに、前向きに人生のコマを進めているわけで、親が気をもんでいるのもなんだか妙な食い違いがある。
また思春期特有の友達との羽目を外した遊びにも、苦渋の決断として送り出しているわけである。親と過ごすより友達と過ごしたほうがいいだろう、とは思いつつも心配が先立つのである。

家族や親しい友人は絶句しながらも励ましてくれる。本当にありがたい。
僕らはどうすべきなのか、混迷のときにあるが、彼らはそれを見守りいつでも支援してくれるのである。

職場での理解も進み、大病を迎え撃つ体制を着々と構築されているのかもしれない。家もプロジェクターを導入し、つつましい生活に彩をもたらせてくれた。長雨で犬の散歩もままならない日々が続くが、何とか小さな楽しみや幸せ、心が軽くなるような出来事を見つけてリラックスするのが肝要なのである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?