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飛び込んだ、あとの風景

ファーストインパクト(異動勧告)から約ふた月が経過。
新たな職場環境では緊張が緊張を呼び、パフォーマンスを落とさないことに集中し、時間の経過とともに慣れてくる自分をひたすら待ちながら、知識や経験をため込み、諸先輩方のアドバイスを金言として1日1日を送ることに徹した。

過剰な仕事のストレスから解放されるべく、
仕事以外は極力すっぱりさっぱり忘れて家庭に仕事を持ち込まないようにした。ただどうしても専門分野の知識が必要なので、そこは部分的に勉強することにしている。

異動先の課内の空気はよくなかった。上司ともう一人の職員との関係が悪化し、人間関係が丸くならないと何をするにしても抵抗が生まれ、流れが悪くなっているようだった。上司とまたその上の上司との関係もよろしくない。あらゆるところに抵抗が生まれている印象があった。

僕の指針としては「情熱をもって人の話を聞く」ということに専念していった。よく聞き、適度に反応し、覚えることで反応の広さを見せる。これを丹念に繰り返すことで、段々と課内一部の空気がよくなってきた。よくなってくればチーム力のベースはできてくる。そこからは個々の問題も出てくるが、基本は人間関係の構築による信頼が肝になる、勘所になる。

とはいえ実質的な問題は少しずつしか好転していかないだろうし、アップダウンの毎日をどう面白がっていくか?ということも感覚的につかむように嗅覚を保っておかなければならない。

そうこうして悶々と考えている朝に、車のボンネットに子猫が入り込みてんやわんやで遅刻しそうになった。もうあきらめようと思った朝だったが、なんとか間に合う奇跡を起こす。こりゃツキが回ってきたな。

とオチればよかったのだが、もう少し考えをこねくり回しておかなければならない。実は二拠点勤務のため、今までいたところにも週1~2回仕事を続けている状態である。そこの同僚たちが少なからず悲鳴を上げている。この声にも耳を傾け、できる範囲でその気持ちを汲んでいきたい。

現実と理想にはいつも大きな開きがある。その間をどう埋めていくか。歯をくいしばってやらなければならない時もあるが、基本は先を読む力や目を養いながら、先手先手で動いていきたいところだ。まずは情報収集。そして動くならば動くだけ価値のある状況作りを心掛けたい。

みんな不安だしストレスを抱えている。先行き不透明な状態をどうにか切り抜けている秘策、案を生み出していきたいなぁ。

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