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悩みの期間にいろいろしていたこと

とにかく家事の充実が僕の心のペースを整えてくれた。
まずは何をしたか?
家事というと掃除・洗濯・料理などだが、とりあえず「家のこと」が家事なのであって、それにまつわることを集中して丁寧に仕上げていった。

その間に本当は仕事の知識を増やさなければならなかったのだが、ペース配分というやつもあるし、と言い聞かせてバランスを取ろうとしたのだろう。

まずは犬の散歩を妻とすることである。
不眠の気があるので、僕は早起きになりがちである。その負をプラスに変える、早起きは三文の得になる方法を考えることにした。
いわゆる一日のスケジュールを全部前倒しにするだけなのだが。
これが通常ならけっこうやってみるとしんどいが、精神的アップダウンは生活に変化を求める時だから、前向きかつ積極的にできるのである。

まだ朝も明けきらぬ前から、夜気が残る村の朝を歩くのは快適である。
明けきらぬ朝、犬と歩くのも悪いのかもしれないが、何度か横断歩道でひかれかかっている。だがおおむね地球の美しさを感じられる朝である。

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そこから家に着くなり、娘を起こして、朝食を作り、コーヒーを淹れて、たまに弁当を作り、洗い物をして、犬に餌をあげて、家族みんなで氏神さまに一日の無病息災のお祈りをして、娘と妻を見送った後、自分も出勤準備に入る。

仕事を終え家に帰ると洗濯物を取り込み、たたみ、各収納にしまい込み、夕方の散歩へ行ったり、買い出しに行ったり、夕飯の準備に取り掛かったりする。ほとんど事前に夕飯の準備は済ませているので、だいたい温めるだけなのである。食べた後にたくさんの調理器具や茶わんを洗いたくないしね。必要最小限にとどめる。

夕飯後の時間が今はまだ決まり切っていない。テレビを見ても面白くないし、たまにラジオを聞いたりしている。気分が向けばギターを弾いたりしているが、何となく時間が過ぎているのがもったいないなー。でも消化に血を取られているので、ここはゆっくりしてたほうがいいのかもしれない。

その後洗濯物を干したり、お風呂に入ってストレッチしながらラジオドラマなどを聴いているのは至福でもある。

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最近は秋になったので、とにかくケーキが作りたい欲求がある。夏はてんでダメなのである。秋はスイッチが入る。たぶん快適指数が上がるから、体や脳にゆとりが生まれるのだろう。といってもパウンドケーキばかり作っている。簡単だからね。砂糖やバターの量も調節できるし、夕飯後の口ざみしい感じを和らげてくれるいい存在なのだ。手作りはスペシャル観があるし。

と、まだまだ挙げたらきりがない。
その間にも運動会、娘の誕生日、乗馬、ハロウィーンなどイベントも多く、すべて乗り切ってきたし、前向きに楽しめた。僕はこれからも大丈夫だろう、という実感も感じつつ、仮に困難な状況になれば、変化を受け入れるための変化を自分に課し、それを乗り越える努力をしていくのだ。きっと。

その変化の中、こういう一日の暮らしの中に、自分を支えるものがいくつも存在しているのが大切なことだなぁ。という実感を記しておく。


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