治療開始となる

再生不良性貧血と診断され8ヶ月。
今年の夏以降血液検査の数値は「重症」に分類され、その後も固定化されていった。
どうやら自然寛解は見込めなかった。
そういう現実を前に、うちの娘は淡々と事実を受け入れていく。

親である僕はどうだろう?
やはりさいなやまされている。
眠れない日、鼓動がおかしい日、疲れやすく、めまいがある日などが増えた。でも、いくつかの心の整理をこのnoteにも書き残していることもあり、
どうにかこうにか精神バランスを保っている。

そして今となっては、前向きに最初の治療である免疫抑制療法に取り組もうとしている。彼女はとても強い。素晴らしい女性になっている。この先非常につらいことが多く彼女の身に襲い掛かってくるだろうが、探求者として冷静にそれらを見つめ、負の連鎖を重ねるのではなく、不幸や厳しさも不連続であることを見極め、落ち込みに歯止めをかけながら前向きにやっていくことが大切だということを伝えよう。

最後は笑いたい。
そして歓喜の輪を紡ぎたい。
そのための第一歩、必要な行動をとるのである。

楽観的に怖がる。
コロナと一緒。WITH 再生不良性貧血の季節なのである。

今まで僕は多くの瞬間を体験してきた。
遠く離れた故郷で、トウモロコシ畑を前に夏のひと時を過ごしていた5歳の自分と、現在の自分はつながっていて、この将来の困難を乗り越えるべく、そこから素晴らしい道程を歩んできた。

すべてはこの時のためにあるのだろう。
そしてきっと大丈夫である。
娘の半分の血を持つ母親は僕以上に素晴らしい女性である。
強い生命遺伝子なのだ。

さぁ力強く、でも楽観的にいこう!

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