【ネットビジネス】私の考え
はじめに
あなたは、自分の将来についてなにかよく考えたことはあるだろうか。大学生は特に就職活動前でもなければ、なかなか真剣に考える機会はないだろう。そして一生懸命将来設計する人に対しては揶揄したり、真面目だねという一言で片づける。そんな雰囲気がある気がする。
しかし、せっかくの夏休み、時間がたっぷりあるならば、そんな雰囲気に流されずに考えてみることにした。実際将来を考えてそこから逆算することでよりよい大学生活を送れるのではないかと考えたのである。そんなことを考えながらTwitterを見る。(考えてないやんけ) するとこんな言葉が飛び込んできた。
ネットビジネス、情報商材、アフィリエイト
そしてそれらの言葉とともに月収30万、6,7桁の収入とある、正直怪しい。これらを友人から勧められたら間違いなく怪しいからやめておきなよと忠告するだろう。ただ、気になる。そんなおいしい話、あるわけがない。
というわけで調べてみたので、皆さんにも共有したい。
そもそもネットビジネスってなんだ?
コロナ禍でアルバイトがなくなったりして収入が減り、ネットビジネスに興味を持つ人が増えていると思う。しかし、ネットビジネスにはキケンな落とし穴がある。何をするにしても一歩立ち止まって冷静に考えてから行動に移してほしいと思う。
先ほども述べたように一口でネットビジネスといっても様々な種類がある。特に有名なのをピックアップして紹介したい。
①アフィリエイト(成果報酬型広告)
特にインターネットのWWW上における広告形態をさし、ある広告媒体のウェブサイトに設置された広告によってウェブサイトの閲覧者が広告主の商品あるいはサービス等を購入し、生じた利益に応じて広告媒体に客引きの成功報酬を与える一連の形態をさす 引用 : 成果型報酬 - Wikipedia
自分のブログや動画、SNSに商品のリンクを貼って、そこから購入されればお金手に入るということといったところか。Instagramでもよく見る。グラマラススパッツや時計のDaniel Wellingtonなど。
②せどり(転売)
これはご存じかと。最近だと任天堂Switchなどの流通する量が少ない商品を定価以上の値段で取引し、その差額で儲けるということ。個人的には迷惑なのでやめてほしい。それも含め買い物が楽しいという意見もあるようだが。たしかに一理あるな。
③クラウドソーシング
不特定多数の人の寄与を募り、必要とするサービス、アイデア、またはコンテンツを取得するプロセスである。このプロセスは多くの場合細分化された面倒な作業の遂行や、スタートアップ企業・チャリティの資金調達のために使われる。群衆(crowd)と業務委託(sourcing)を組み合わせた造語 引用 : クラウドソーシング - Wikipedia
語源はクラウド(群衆)とアウトソーシング(企業が外部に専門性の高い業務を外注すること)。である。例えば、お花屋さんがあったとする。集客のためにwebサイトを立ち上げようとした。しかし、社内にPCを扱えるひとはいない。そこでwebサイト制作会社にお金を払ってサイトを作ってもらう。これがアウトソーシングである。
クラウドソーシングは仲介する会社(Crowd Worksなど)を通して不特定多数の人々に対して依頼するという形態となる。具体的な業務としては動画編集、ロゴデザイン、翻訳などが主であった(あくまでも主観なので気になる方はサイトへ)。
④情報商材
これは関心を寄せる人が多いと思うので詳しく書くことにする。
情報商材はインターネット上で情報を売ることをいう(そのまま)。情報の内容はお金を稼ぐ方法や恋愛に関すること(砕けた言い方だとモテる方法)など劣等コンプレックス解消に関わるものが多いよう。情報商材は購入する前には中身を見ることができないという特性から悪用されることもあり、これが印象を悪くする原因の一つと思われる。
今回は人気ナンバーワンのお金を稼ぐ方法について深堀りしていく。
商材購入までの流れは大きく分けて二つ見受けられた。
一つ目、最近の流れとしてはTwitterやInstagramといったSNSからブログへ誘導、そしてラインを登録してもらうといった流れ。
LINEでは始めに無料の資料を配布し、資料の最後に有料版へと誘導する(これは比較的安価な価格設定)そして有料版のあとにはさらに高額な資料(価格は数万円から数十万円ともいわれる)へと誘導するケースが多い。
二つ目、ライン登録までの流れは同じ。そこから通話をしてメンター(師匠)に合うように言われる。その後はわからないが上手に口説かれて商材を購入するのだろう。
こういうの、見た時あるよね。
ブログでは「終身雇用の崩壊」などと謳って不安を掻き立てる内容となっていた。また、複数人のブログを参照したが似たような記事が複数見受けられ、もしかすると(いや、ほぼほぼ)テンプレートが存在していて、それを自分の言葉で少しアレンジしているように思われた。
ここまで、情報商材を購入するまでについて述べてきたが、ここからは具体的にどのようにお金を稼いでいるのかについて述べていく。
簡単に言うとメンター(師匠)の弟子となって、自分がされたことと同様のことをして新規開拓を行う。そして人を引っ張ってきた分だけインセンティブをもらう。ということだと思われる。(ここがマルチ商法っぽいために、違和感を感じる人が多いのも事実)また情報商材は原価もゼロのため、一度体系的な仕組みを作り上げるとほとんど手を加える必要がなくなる。
商材が50万円だとすると、先ほどにも述べたように原価はゼロなのでメンターと折半して25万円まるまるが収入になる。これは本当においしい。
ある程度実績を残したらメンター(師匠)の下から独立して、自分がその立場になれるように努力するのだろう。
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ここまで読んでくれた人、ありがとう。きっとネットビジネスにチャレンジするのも一つの手だなと思ったと思う。でも、一歩立ち止まってね。これまではネットビジネスの光の部分を紹介してきたが影の部分も知ってから判断してほしい。
そんなあなたに見てほしいのが映画『闇金ウシジマくん Part3』だ。情報商材ビジネスで一世を風靡した人物与沢翼さんに作者が実際に取材し、情報商材ビジネスの内情がリアルに描かれている。やや現在の情報商材ビジネスとは異なる点がある(古め)が、仕組みやリアルを知るためには最適な映画だと思われる。
他にもYouTubeに青汁王子こと三崎優太さんが情報商材の闇を暴くという動画をアップロードされている。40分程度(2倍速で見れば20分程度)で視聴できるので勉強と思って一度見てみてほしい。
YouTube-やっぱり詐欺だった!Twitterに潜む情報商材の闇を暴く
まとめ
一概にネットビジネスが悪い選択肢であるとは限らない。情報社会の現代では立派な職業に十分なりうる。一番良くないことは自分で何も情報を得ようとせず、理解しようとせずに頭ごなしに否定することである。外からの視点だけではわからないことが多々あるだろう。
何事も発信する時には一歩立ち止まって、吟味していく必要があることを念頭に置いて行動をしていきたいものだ。