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ジョリパット外壁のメンテナンス方法と時期や費用

こんにちは!あつしです。

塗り壁といえば、モルタルが有名です。

ですが、コストが高く施工期間が長いのと、ひびが入りやすいというデメリットもあり、最近はあまり採用されなくなってきました。

今、塗り壁の主流は『ジョリパット』です。

もともとは、フランスで生まれた塗り壁材で、40年以上の実績を持ち、耐久性が高く、ひび割れしにくいメリットがあります。

日本では、1975年頃からアイカ工業で発売されました。

サイディングでは、表現できない塗り壁ならではの風合い意匠性の高さから、外壁にジョリパットを選ぶ人も増えています。

今回は、そんな"ジョリパットのメンテナンス"についてお伝えします。

ぜひ、最後までご覧ください!

※意匠性:形や模様などを工夫した装飾やデザイン


ジョリパットのメンテナンス方法と時期

ジョリパットのメンテナンス方法は、定期的な"洗浄""外壁塗装"です。

他の外壁もそうですが、自分でできるメンテナンスとして水洗いがあります。

特にジョリパットは、汚れやすいデメリットがあります。

柔らかいスポンジやブラシなどで水をかけながらやさしくこすりましょう。

汚れがひどい場合は、中性洗剤を使ってもOK。

家庭用の高圧洗浄機を使用する時は注意が必要です。

水圧によっては、表面の凸凹が剥がれ、ジョリパットの劣化につながってしまいます。

近い距離で使わない、もしくは業者に任せると安心です。

水洗いは、半年から1年おきを目安に行いましょう。

また、築年数が経ち、色落ちが気になってきたら外壁塗装を行います。

ジョリパットを外壁塗装する目安は、15年~20年

ですが、家の環境によっては、もっと早く外壁塗装が必要になる場合もありますし、ジョリパットの中には30年経ってもほとんど色あせしないものもあります。(ジョリパットインフィニティ)

築10年くらい経ったら、外壁の状態をよく観察することが大事です。

色あせ以外にも、例えば

・通常の洗浄で汚れ落ちが悪くなってきた
・雨で塗れた跡がいつまでも残っている
・コケや藻、カビなどが生えてきた
・ひび割れが発生している

これらは、外壁塗装をするサインです。

ジョリパットはひび割れにくいと言われていますが、まったくひび割れないわけではありません。

劣化を放置すると、ジョリパット自体が剥がれ落ちてしまい、それを修理するのに高額な費用がかかってしまうんです。

ジョリパットは、ちゃんとメンテナンスすれば、50年~60年はもつといわれています。

同じく、定期的なメンテナンスした場合の従来のモルタルの耐用年数が30年なのに、対し、これは圧倒的ですね!


ジョリパットを外壁塗装する時の注意点

ジョリパットも外壁塗装には、高い専門性が必要です。

ですので、業者を選ぶ時は、ジョリパットの塗り替えの経験が豊富な職人さんがいるところにお願いしましょう。

ジョリパットは、専用の塗り替え剤が必要なので、特殊なルールがあり通常の塗料とは扱い方が異なります。

通常、表面に模様を持つ外壁材は、上から塗装することで凸凹が消えてしまうんです。

無色の塗料を使うことで模様を消さずに外壁塗装することはできますが、色あせや汚れはどうしても隠せません。

ですが、ジョリパットは専用の塗り替え剤を使うことで表面の質感を残したまま、塗装できるメリットがあります。

アイカ工業から、純正のジョリパット専用塗り替え剤が販売されています。

また、エスケー化学からもジョリパットに使える塗り替え剤が出ています。

色のバリエーションが豊富なので、表面の質感を残したまま好みの色に塗り替えることができるのはいいですね!


ジョリパットを外壁塗装する費用

ジョリパットを外壁塗装する費用は、アイカ工業のジョリパットフレッシュ・ジョリパトクール・ジョリパットフレッシュ∞などを使用した場合

1㎡あたり2,400円~3,000円となっています。

また、ジョリパットのデザインを変える場合は、土台を平滑にする作業が必要になります。

塗装費用とは別に下塗り剤の費用が1㎡あたり2,100円がかかります。(カチオンフィーラー+セーフシーラー・セーフシーラー+ジョリパットアンダーフィラーを使用した場合)

デザインを変えない方がコストを抑えることができますが、模様のパターンを変えることも可能です。


まとめ

今回のまとめは、このようになります。

【ジョリパットについて】
◆メリット

・耐久性が高く、ひび割れにくい
・デザインを消さずに好きな色に塗装できる

◆デメリット
・汚れやすい

◆メンテナンス方法と時期
・洗浄(半年~1年おき)
・外壁塗装(
15年~20年)

耐用年数⇒50年~60年
※定期的にメンテナンスを行った場合

◆外壁塗装の費用
1㎡あたり2,400円~3,000円

※デザインパターンを変える場合
1㎡あたり2,100円(別途塗装費用が必要)


ジョリパットは、塗り壁ならではのおしゃれなデザインや風合いがあり、意匠性の高い外壁材です。

また、ホルムアルデヒドの放出が少なく、環境にも優しい外壁材でもあります。

せっかく選んだジョリパット。

定期的なメンテナンスで、長持ちさせたいですね。

ジョリパットのついて、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみて下さい。


最後まで読んでくださり、ありがとうございます!




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