ソフトバンクが有原航平投手を獲得、MLB帰りの選手が年俸高くなりがちな理由を考えてみた。

こんにちわ、黄程です。
新年になって曜日感覚も狂っておりますが10日に心療内科にいくのでまずは10日まで体調を崩さすに過ごそうと思っております。
さて、ソフトバンク・ホークスの補強が終わってなかったようで、MLB・レンジャーズを自由契約になった有原航平投手を獲得しました。
ちなみに自分は移籍市場は自由であるべきなのでポスティング移籍させてもらって義理がうんぬん~対策は~みたいな考えは僕には理解できないし議論するつもりもないのであしからず。

https://www.nikkansports.com/baseball/news/202301060001055.html

スポニチ記事より抜粋
ソフトバンクが大リーグ・レンジャーズ傘下3Aラウンドロックからフリーエージェント(FA)となっていた有原航平投手(30)を獲得することが6日、分かった。3年契約で9億円。


元日本ハムの有原航平投手を獲得

ソフトバンクがテキサス・レンジャーズを自由契約になっていた有原航平投手を獲得。有原投手は日本ハム・ファイターズ時代にNPBで通算60勝、2015年に新人王、2019年に最多勝利投手のタイトルを獲得した実績のある投手です。
MLB・ニューヨーク・メッツにFA移籍する千賀滉大投手の穴埋めに右の先発候補を補強した、という形ですね。
右の先発候補としては阪神からジョー・ガンケル投手を獲得しましたが7年連続10勝以上をあげていた千賀投手の抜けた穴の大きさを考えると更に補強するのは納得できます。

年俸については3年15憶とも3年9億とも報じられておりますが、とりあえず3年契約で3億以上なのは確実とみていいのかもしれません。3億+出来高ってところでしょうか。
有原航平投手はポスティングシステムでMLB移籍したのでNPB在籍年数が6年だからFA対策で3年契約にしたのかなーとは思うのですが2021年に右肩の手術を受け成績もふるわなかった投手を3年契約、しかも3億円といえば2022年の年俸だと中日ドラゴンズの大野雄大投手、楽天イーグルスの則本昂大投手のような10勝は見込めるような投手の年俸です。ちょっと高く感じますよね。3億なり5億出すのならせめて1年契約で様子みれたらなーとは思いましたが。
ちなみに自分のツイッターで有原投手の年俸がいくらが妥当かとアンケートとりました、アンケートに答えてくださった方ありがとうございました。


結果は1億~2億+出来高に票が集まりました。まあ、そうなりますよね笑。
有原投手にかぎらず、MLBからNPBに戻ってくる選手って年俸が割高に感じることが多いです。あくまで個人的な印象ではありますが。
そこで何故MLB帰りの選手の年俸が高くなりがちなのか5分ほど考えました、こんなん深く考えても仕方ないし野球なんで5分程度で十分です。

5分考えて思ったことが
そもそも市場にでている日本人選手が少ないから
って思ったんです、まずソフトバンク・ホークスは現時点で外国人選手が支配下7名、育成6名の合計13人在籍しております。
ただ2023シーズンは外国人選手の1軍登録は5人、ベンチ入りは4人となっていますので更に外国人投手を獲得して先発を補強しても枠の都合で継続的な起用は現実味ではないので外国人選手ではなく日本人選手で右の先発を補強する、ということを想定します。

補強せんとも新人選手や若手の覚醒や!っていうのは理想ではあるけど希望的観測が強いので却下、トレードはMLBより市場の動きは少ないので仕掛けても相手が乗ってこないならどうしようもないし、金銭でも主力級の獲得なんてそうそう成立するものでもない。
独立リーグにNPBで10勝できそうな元NPBの投手があふれているわけでもない、そうなると残りはFAですが今年のFA市場で右の先発は阪神の西勇輝投手がFA宣言してましたが残留。そもそも国内のFA市場も宣言制なんで毎年たくさん出ているわけではありません。

こうなると海外(というかアメリカ)でプレーしていて契約が切れる選手、有原航平投手にたどり着きます。
要は今年の移籍市場で西勇輝投手が残留を決めた時点で右の先発候補の日本人投手で市場に出ている選手なんて有原投手ぐらいだったのでは。しかも国内のBランク以上の選手なら発生する人的保障もありませんし。そうなると争奪戦にもなるし年俸も高くなるのかなと。
NPBの市場の狭さが結果としてMLB帰りの選手の価値を高めてしまっているのかもしれませんね。ソフトバンクからしたら有原投手が獲得できそうだから外国人枠うめるような補強してたのかなーって思ったりもしますが。

もう一つ、というかこっちの方が大きいと思うんですが代理人の存在ですね。向こうにいけばアメリカ人の代理人、エージェント会社がつくことが圧倒的に多いと思うけどNPBに戻る時もそのまま同じ代理人が交渉にあたることは多いと思う。
ちなみに有原投手の代理人は千賀投手の代理人でもあり、メッツとの5年7500万ドル(105億)の契約をまとめたワッサーマン・メディア・グループのジョエル・ウルフさん。ダルビッシュ有投手、前田健太投手、鈴木誠也選手の代理人もこの人みたいですね。
MLBの球団とも大型契約をまとめてしまう代理人に、移籍市場で有利な状況という交渉カードを持たせてNPBの球団と交渉するわけです。
そら勝てんわ(笑)足元みられている可能性もあるかなーって思ったりもしますね。
市場の狭さと代理人、これは当分どうしようもないからMLB帰りの選手の年俸は今後も高くなりそうですねーMLBに毎年50人くらい移籍して20人くらいNPBに戻るようになれば市場の選手も増えて年俸抑えれるかもですが。
まあそんな世界線はちょっとなさそうですね。

余談ですが、このジョエル・ウルフさん、所属先が決まっていない筒香嘉智選手の代理人でもあるようです(笑)。抱き合わせで獲得もありそうだけどちょっと選手枠いっぱいになるんだよなーそれに補強ポイントが外野手や長打打つ選手なのかも知らんしまあないか。



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