性・光

マイブームはドライヤーをかけながら全員死んでくれ! と叫ぶこと。

女子高生イズデッド 女子高性イズデッド 女子高生イズデッド 単数名詞的学校生活で光れ、絶望。光れ、夢。ちっちゃい「つ」から迸る愛欲が一直線に死へ墜落する。屋上から飛び降りれなくて甘ったるい雨上がりの風がふわり、吹いて。ふくらむ。スカートと同時に胸が。この世の乗り物のすべてが二人乗りになればいいと思った。

映像美・中学二年・性・光・煙い教室・「死ね」の口パク

文学は好きだけど、小さい頃にハリーポッター読破したわけじゃない。
音楽は好きだけど魂の模造品みたいな声量でカラオケ採点70点。
アンダーグラウンドきどって鎮痛剤で迎え撃つハイ自殺配信はリリシズム父親殺しの物語 わたしは相合い傘でチャンバラごっこをしたいのだ。

透明の銃をわざとデコって、そこにあることを認識させる、ぎらぎら安っぽく威嚇する。革命と書かれたヘルメットの叫ぶ命令形の語尾は、波打ち際で痙攣する人魚の鰭。光れ。百均で生活のすべてが完結してしまうように、私たち、あの夜明けの練り歯磨き粉の記憶だけで完成されてしまう。はりさける胸から分裂しつづける文字化けの思い出があった。薬物乱用性涅槃、ヘルジャパン。地獄を背負い投げしたいから今、地獄を華奢な背中でしょっている! Like a 在りし日のランドセル。バズらないくらいの絶望、バズらないくらいの希望。くりかえすようだが、女子高生イズデッド、教室は40引く1人の分霊箱、いやきっと集団墓地。

「はたして純愛という弾丸が一直線にあなためがけて飛ぶことはあるのだろうか。空気抵抗を無視していいものとする、のは、せいぜい中高生の恋までだ」

いまや、イノチミジカシコイセヨオトメとはカタコトの日本語でしか言えない。ながいながい延命治療の社会の中、乙女になりきれないわたくしはたった一度きりではない恋にこの心拍数を賭ける。愛と肉欲を一体化させるのは女だけらしい。しかしこれはもっと劣情の蓋が剥がれきった青さである。あの娘の眠る保健室を希求する魂の運動である。

カルマを花束のように抱きしめてない? カルマの花かんむりをつくるためにもぎとってない?

唇と唇が狂れるとき。

女子高生イズデッド、てかダイイング 死んで伝説になるには遅い

予備校の裏の裏の裏のキッス エックスデーならいまここだ

僕たちはどうしようもなく十七歳で 本棚には漫画ばかり並んでいた

行住坐臥+恋 むしゃ、ぶるい 授業科目がすべてきみになる

思い出は膿んだ傷口社会には君を治せる保健室はない

名前を入れ替えて歌うラブソング すべては文化祭の帰り道の話だ

(相変わらずnote的な散文が書けませーん、かわりに小説たくさん書いてます。下の5首は武蔵野文学賞短歌部門佳作の拙作からの引用です。元気にやっていこう!)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?