北京五輪ワリエワと藤澤五月(2月16-18日)

2月16日
●今日は観戦おやすみ。明日のスピードスケート女子1000mの展望を。
 先日の1500mは「3000mの得意なスタミナ寄りの選手」が上位に来て、「1000mの得意なスピード寄りの選手」(ブリタニー・ボウなど)は不振だった。後者のタイプで上位入賞したのは高木美帆と5位の選手だけ。
 この結果はリンクの特徴を表していて、高木美帆のチャンスが大きくなったことも意味する。このリンクの1000mは「500mの得意な選手」より「1500mの得意な選手」に向くはずだからだ。

2月17日
●タイムラインがみんなカーリングの韓国vsスウェーデンを気にしている。もうすぐ高木美帆と小平奈緒だから、こっちも忘れないで応援して! 
11組のレールダムが怖い。

●高木美帆オリンピックレコードで金メダル!!もう嬉しすぎて言葉にならない。やはりこのリンクでは1000mがベスト距離だったのか!

高木美帆「ヨハンがいない中での苦しい始まりだったんですけど。メダルを取れなくても悔いのないレースをしようと思っていて、それが出来てうれしいのと、その結果が金メダルという形になって残ったのでうれしさが倍増したというか。咳が出ちゃうんですけど、内蔵とか、体の中がギリギリだった。走りきれてよかった」(TV中継からの書き起こし)

●ノルディック複合の団体銅メダル、おめでとう! 
クロスカントリーの最後の争いで、日本が欧州の国に勝てるとは驚き。さすが山本涼太、よく知らないけどアンカーを務めるだけのことはある。
4人のうち3人が30代というところに勇気をもらう。渡部暁斗の個人戦の走りも、チームに力を与えたんだろう。

●カーリングはラウンドロビン最終戦で敗れるも、準決勝進出! 
選手がわかってなかったってことは、チームのコーチが敢えて、詳しいベスト4進出条件を選手に伝えず、このスイス戦に集中させたんだろう。藤澤五月をあと2試合、見られる。

●女子フィギュアスケート。ワリエワには4年後、もう一度オリンピックで滑って欲しい。次こそ本物のワリエワを見せてもらおう。 
 坂本花織さんは本当に大舞台でミスしないね。あの精神力はなんだろう。緊張をいい方向へ変えられる能力が高い。銅メダルおめでとう!
●「ザギトワやメドベージェワのように、ロシアの10代に4年後はない」というツイートも見かけたが、「4年後もう一度」というのは「それらのロシアの前例をくつがえして競技を続け、雪辱して欲しい」という意味も込めています。

●トゥルソワは、ワリエワがかわいそうで泣いていた説と、4回転全部決めたのに金メダルじゃなかったことに怒って泣いた説と、メダルを取ったのにメダルをもらえないことに泣いていた説が錯綜して、真相がわからない。

2月18日
●「スイスは許してくれません、許してくれませんねえ」という小林宏さんの声が聞こえた気がする。カーリング準決勝、今、1点差に詰め寄られたところ。

●カーリングの試合経過を野球にたとえる人、多すぎ。おっさんの特徴だ。キレキレの日の藤澤五月は、山本由伸なみだね! 
 日本、スイスを倒して決勝進出。相手は4年前の3位決定戦と同じミュアヘッドのイギリス。

●スピードスケート男子1000m、日本3選手は完敗。本調子ではなかったのもあるだろうが、これも短距離選手には厳しい1000mのリンクという理由があったのではないか。新濱立也のメダルなしは、予想外だ。

●始まる前はちっとも盛り上がってなさそうだった北京五輪が、こんなに大盛り上がりで喜ばしい。感覚としては、長野五輪と同じくらいの熱気と報道量を感じる。
 高木姉妹に大声援の私としては悲喜こもごも大きく振れ、もう大満足。あとはカーリングのミラクルと、マススタートの高木菜那が悔いのない滑りをしてくれることを願う。お姉ちゃんにとって現役最後のレースになるかも知れない。有力なスハウテンとブロンディンに疲労が溜まっているはずで、ロロブリギダが不気味だ。

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