webメタバースから語る魅力と未来像

自己紹介
どうも、あおじーです。メタバースを4年やってます。建築表現のためにレーザーカッターや3Dプリンターなど様々なテックをいじっていたら、メタバースに行き着きました。大学では地域の建築を学ぶ傍ら、趣味ではwebVRを通して空間の可能性を模索しています。現在は某ベンチャー企業から委託を受け、デジタルアーカイブ事業や研究開発、教材開発をしています。今日は個人活動から得たメタバースの魅力を少しだけお伝えできればと思います。

メタバースをやっていて特に面白いことは?
最近、webVRにはまっています。かつて、アプリを使ってメタバースを公開していましたが、リンクを踏むだけのWebメタバースの気軽さに魅了されてしまいました。当初はWebメタバースに対して、軽量化や表現の幅の面で制約が多いなどの負の印象を受けておりましたが、やってみると意外とできることが多く自分のやりたい表現を体現するのに面白みを感じるこの頃です。

webメタバースを使って何しているの?
 デジタルアーカイブ事業と表現の開拓をしています。
前者は過去や現在の建物の特徴や魅力を広く伝え、後者は建築の未来の姿を提案するものです。
 デジタルアーカイブ事業ではこれまで4件の事業をしてきました。これらの面白いところは、できたものをホームページなどにあげてみんなに見てもらえることです。こんなものを作成しましたので、よろしければご覧ください。
栃木県大谷地下採掘場:https://hubs.mozilla.com/NjZ86Zz
宇都宮大学峰が丘講堂:https://hubs.mozilla.com/iHNiyke
上はレーザー測量機で測量したもので、下はモデリングしたものです。扱う技術によって表現が全く異なるところが面白いですよね。
 表現の開発では例えばこんなものをつくりました。
https://hubs.mozilla.com/dbcjQj7
ここではテクスチャを透過して動かしていますが、他にも動画を任意の形状の面に投影したりしています。このような研究を通して、従来は建築の分野でシミュレーションできなかった形態の可能性が明らかになり、新たな空間を生み出すきっかけになると考えています。ちなみに最近はアニメーションに関心があります。移動や拡大縮小、回転、形態の変形などによって、建物がどのように動き、それらがどのような形で人びとに受け入れられていくのか気になっています。仮説としては、風に揺れる木の葉のような永続的なもので、かつ多くの人が原体験として持っているようなものが受け入れやすいだろうと踏んています。しかし、それを建築にどう起こすかについては試行錯誤中です。またそう遠くないうちに公開できればと思います。

webメタバースは10年後の世の中をどう変えるの?
webメタバースの普及した未来の姿はどのようになっているのでしょうか?
まずHPの姿が大きく変化していると思います。これまで2次元のHPが大半でしたが、これからは空間を売りとする観光業や飲食業、情報を売りとするコンサル事業などを中心に、どんどんとwebメタバースが普及していくことでしょう。次にブランドを扱う会社などを中心に現実世界では表現できないようなはっと驚く景色が広がり始めることでしょう。最後にそのようなwebメタバースが現実世界の建築の形態にも影響を与え、新しい建築のまちなみや歴史をつくっていくことでしょう。そう考えると未来が少しわくわくしてきませんか。
 今日は様々な事例や実体験を通して、メタバースの魅力を少しお伝えしました。この記事を読んでくださった方が少しでもメタバースの魅力への理解が深まりましたら幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました! by あおじー


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