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クリエイティブの源泉

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未来学者アルビン・トフラーの「生産消費者 (prosumer) 」という概念に準えて、「人は何をきっかけにつくる人になるのか?」ということについて考察しています。
運営しているクリエイター

#ファブラボ

生活に寄り添う仕事

山口にファブラボを作ることに決めた2015年、台湾で開催されたものづくりの祭典「Maker Faire Taipei 2015」を見学に行きました。 当時の会場の様子を撮影した動画を見つけました。懐かしい。 その時に出会った文創という言葉を、今改めて思い返しています。 台湾で進行中の文創ムーブメント文創とは「文化創意産業」の略語で、英語ではCultural and Creative Industryと訳されます。台湾独自の伝統文化を取り入れた創作を奨励し、産業として発展

クリエイティブの源泉

ファブラボという施設を山口県山口市で運営しています。ちょうど8年前の2015年6月に、ファブラボ山口βをオープンしました。 ファブラボは、マサチューセッツ工科大学(MIT)で行われていた研究の、アウトリーチ活動としてスタートしました。Center for Bits and Atoms(CBA)の所長でもあるニール・ガーシェンフェルド教授と、メル・キング元MIT非常勤教授が、ボストンの貧困区とインドの小さな集落にラボを設置したのが始まりと言われています。 そこから、世界中の