根源の孤独2

根源の孤独

【共同創造協力者かづきさんによる絵の解説】

緑色の雨が水面に降り注いでいる。多くの場合で緑色だが、時々青色の時もあれば、赤色の時もあり、様々である。水面は色彩の祭典と化し、やがて水中に埋没する雫は彗星のように燃え尽きて海になる。水中を漂うステムは水面に溶ける色を見て、問う。この雨の根源はどこなのだろうかと。好奇心はステムの業であった。ステムは雫の落ちる軌跡に歯向かい、その触手を伸ばしていく。水面を超えた先にあったのは、もう一つの海。真っ暗な闇の中、回転する球体から、雫は放たれていた。ステムはその円環を食い破ろうと、己の先端を球体の縁に引っ掛ける。自分がそこから生まれた存在であると気づかずに。

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【KACHICOの感想】

本当に面白いと感じました。なんじゃこりゃぁああああ!!!!と。そんな受け取り方があったのかと。まさに異次元な感性。未知の世界のストーリーが出来上がっている…(震え声)。正直、描いた時点で私には何の絵なのかわかりませんでした(勿論私なりに解釈しましたが)。それだけに、どの様に解釈して頂けるのか、若干心配していたのですが、ふたを開けてみれば、無駄な心配でした。詩的で、想像をかきたてられて、素晴らしい作品になっている!!そう、絵と解説で何か絵本的な作品になっている。衝撃。これか…共同創造とはこういうことなのか…と歓喜&脱力。この企画の趣旨を教えて頂いた様でした(笑)ありがとうございました。そしてこれを切っ掛けに、私は自由を手に入れた様な氣分にもなりました。相手に意味が伝わるかどうかは悩まず、浮かんだままを描けば良いのだ、と。それぞれがそれぞれの感性で自由に解釈してくれるのだから。

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「あなたと共同創造する実験」へのご協力ありがとうございました♡

【@かづき


各企画の募集は終了しました。沢山の方に応募して頂き感謝しています。有り難うございました。引き続き残りの絵を完成させて行きますので最後まで(あと6枚)お付き合い頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。


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