アワデラの空間価値


#アワデラの軌跡

アワデラの空間価値について書いているが、

2011年のビル竣工前に、このビルの設計者・建築家が、本来単なる雑居ビルになるはずの最上階に、いずれの時期かに自分でアコースティックのライブハウスを運営したいと考えて自腹1千万円以上出費して、この吹き抜け空間を建築した。

2011年の竣工から一般の賃貸テナントを入れずに保管秘匿していたこの空間を、2015年に須田が契約し、約3000万円投資し、内装什器設備楽器を備え、ジャズライブハウスとして8年間2100回以上ライブを主催し、ジャズライブ業界関係者(ミュージシャン、お客さん、同業他店)にその名と響きの評判を知らしめるような運営をしてきた。

そして、一定の評判を得たこの空間、ナチュラルリヴァーブ、出演者ラインナップを引き継ぐ人は、やはりそれなりの継承費用を投じなければ、丸得ということになるだろう。  
自分で言うのも口幅ったいのだが、単なる居抜きということではなく、それだけ価値ある空間と響きを引き継ぐということだ。
買い叩くとか、もってのほか。

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