ライブハウス経営初心者

#アワデラの軌跡

誰でも最初は初心者だと思いますが、ジャズライブハウスの場合は、その経営にあたり初心者とそうでない場合とあるでしょう。
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すでに業界にいた場合は、どこかのライブハウスでスタッフだったり、マネージャーだったなどの人が独立開業するような。美容師が得意客掴んで独立するような。ノウハウというリソースがある。
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あるいは親方から認められて暖簾分けして、別地域に開店するような。有名ラーメン屋さんみたいな。看板というリソースがある。
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あるいは、すでにカフェや飲食店の経営をしており、本業が軌道に乗ってきたから、ちょっと趣味のライブイベントを始めるかとなって、徐々に回数がふえてきたとか。
昔は音源流してたジャズ喫茶がライブやるようになったみたいな。
いずれも既存顧客というリソースがある。
業態は異なれど経営の仕組みをわかったうえで幅出しする感じで。違和感ない新規事業だ。
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あるいは音楽業界のある部分にいて、固定した会場をもつようになるとか。イベントプロデューサーとか音楽プロデューサー、またはプレイヤー自身が、音楽活動のホームグラウンドを確保するみたいな流れか。店舗経営は初めてでも業界内部の各種コネクションがあるので、ブッキングや音響などとか、いろいろ協力得やすい。
音楽というコア技術は変わらない。
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あるいは、不動産業界にいて、物件を遊ばせておくより何らか営業させ賃料稼ぐ一環で、誰かに運営任せる、という立場もあるかも。
カバン、金がある。
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そして、無手勝流で何のバックグラウンドも持たずに、スタンドアローンで参入してくる場合。
飲食店にも、音楽業界にも、不動産業界にも、どこにも経験なく、その縁故も持たずに、ジャズ好きで、資金と時間だけはあり、あとはライブで知り合ったミュージシャンだけでライブハウスを開く場合。ピュアでしょ?
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つまり、私のような事例も、少ないながら必ず存在すると思います。
これは、ジャズライブハウスがいかに参入障壁の低い業界であるかの一例でしょう。
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そんな人でも、相応の金かけて作り込み店に個性や強みがあれば、(そして私には当てはまりませんが、オーナーに強烈な個性があれば)ある程度は営業できてしまうのが面白いところ。


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