たまこ

大人のための感性トレーニングを研究中。趣味はお料理とお花と読書、編み物や手芸も少々。手…

たまこ

大人のための感性トレーニングを研究中。趣味はお料理とお花と読書、編み物や手芸も少々。手を動かすことが好きみたい。特技はロジカルシンキングと傾聴。日本酒とお鮨が好き。仏縁に恵まれて音羽の護国寺へ月参りをしています。

最近の記事

菊の季節

9月は菊の季節で、先日、部屋に飾る菊を探しに花屋に出かけたものの、ちょうど良い菊が見つからず、結局、鶏頭や吾亦紅ややまごぼうを持ち帰った。故に、未だ菊を欲している自分がいて、しばらくは菊探しを続けるのだろうと思う。 心に適う菊が手に入らないことは残念であったけれども、鶏頭も吾亦紅もやまごぼうも、それぞれに味わい深く愛おしいものだ。秋の草花にはどれもこっくりとした色が載っている。春先に咲く花には、軽やかな春風のような雰囲気が載っている。 花びらや枝葉は、季節の何を受け止めてそ

    • こまやか

      「こまやか」というと細やかという字が浮かぶけれども、濃やかという字もあるのだと、今朝知った。 濃やかとは、 1心がこもっているさま。情が深いさま。 2色の濃いさま。 という意味で使われるので、濃やかなお心遣いなどという言い方がそれに当たるのだと納得。 しかし、常用漢字ではないということで、新聞や一般的な雑誌などのメディアでは使用しないそう。 https://mainichi-kotoba.jp/blog-20151226  ちなみに毎日新聞さんの校閲担当者による解説記事を

      • 残り物キーマ風カレー

        引越しのストレスマックスで、料理に逃避。 冷蔵庫の残り物で、キーマ風カレーを拵えました。初めて使ったハウスの缶入りカレー粉のスパイスの配合が私の好みで、お味は大成功。 同じものは2度と作れない可能性が高いけれど、成功したので備忘録がわりにnoteしておくよ。 キーマ風カレー 1、フライパンで、玉ねぎ1個みじん切り、人参小1本もみじん切りにして、オリーブオイルで炒め、火が通ったら取り出しておく。 2、1のフライパンに、ニンニク(1片)のみじん切りと豚ひきミンチ150グラムを

        • 料理の話

          引越しが近づき、冷蔵庫を空っぽにしたので、冷凍庫に冷凍おにぎりだけが入っている。 そんな時に料理の話。 料理が好きだ、作るのも、食べるのも大好きだ。コロナで外食機会がグッと減って、自分の料理に「飽き」がきてしまうけれども、自分で作った料理を食べていると体の調子はいい。 外食に比べると、火を通した野菜料理が並ぶことが圧倒的に多いので、消化しやすくなった食物繊維が、わたしの体調には良い効果があるのだろうかしらと思っている。 主食はご飯。もち麦を混ぜて、圧力鍋で炊いている。普

        菊の季節

          リーダーの視点を獲得する

          去年から1on 1セッションを提供する側を体験している。 最近、担当するのは新任課長となった30代、彼らは最初は必ず「困惑」の渦中にあるのが定番で、その困惑の原因は、管理職としての「視点」をまだ獲得できたいないことのようだ。 管理職としての「視点」を獲得するためには、管理職は「組織全体」への貢献を担うということへの理解を深めることがポイントで、その理解が深まると課長の仕事の本質を捕まえやすくなる。その辺へ意識が向くような問いかけや反応を私が示すことで、彼らの意識が次第に変

          リーダーの視点を獲得する

          痛みはどこへ向かうのか

          加齢もあってか、去年はぎっくり腰もどき、年始は早々に左肩が五十肩もどきになり、数日間の激痛にあって、本当に痛みの無い生活のありがたさを実感した昨今。 先日の五十肩もどきになった原因は、最初は重いものを持って体を捻ったことが原因だろうかと考えた。それも1つではあっただろうが、もう1つは背中に冷風(加湿器からの送風)を受け続けたことの関係があったんじゃなかろうかと、回復してきた今になってみるとそんな気がしてきたので、昨日、加湿器の起き場所を変えた。ダイニングテーブルの私の定席の

          痛みはどこへ向かうのか

          年末雑感

          今年は恒例の年始の初詣旅に出かけられない。 とーっても寂しい、寂しい、寂しい。 奈良の長谷寺の大観音様に会えないのも、室生寺の如意輪観音様に手を合わせられないことも、ああ、なんとも寂しい。ああ寂しい。 ピリッとした冷たい空気のなかを、階段や坂道をしんしんと進んでいく感覚が、私にとっての新年だったのだ。経験できなくなって、やっとわかることだけれど、あれは間違いなく新しい年を迎える私の儀式であったのだ。 その儀式を経験できない今年は、奈良旅を思い出せてくれる本を探して、先日

          志をどうたてるか

          1on1のセッションで、人生の目的を見つけることの困難さに直面している優秀な若者と出会った。 今の私の周囲には、年齢のせいもあってか「自分の人生」を自分で選んで生きてる人が多くて、その自分の人生の中で、世のため人のために働くことのできる幸せを自覚しながら、人と繋がって、夢や希望を語り合う場面はあっても、人生の目的が見えないと語る若者と出会う機会がこの数年ほとんど無いのだった。 冒頭の困難を抱えた若者の気持ちの底にあるものは、実存の問題であろう。私は、そういう困難は、社会と

          志をどうたてるか

          色なき風

          気がついたら9月も終わろうとして、今年はコロナでコロナで、春も夏も季節を感じることのできるのは天候だけで、季節の行事を楽しむこともなく過てしまった。だからだろうかしら、季節の記憶が薄い。この秋はどうなっていくかしら。季節を感じ、季節を楽しむことができないと、なんとも空虚な感覚に覆われる。 時々、無性に歳時記を眺めたくなる。 歳時記には季節の風物が溢れているから、季節を感じる機会が激減した空虚を埋めてくれる。17文字にこの上ない豊饒さがある。この豊饒さは、他の詩形や文学には無

          ダブルバインド

          先日、かれこれ十年近い知り合いの経営者(A氏)から久しぶりに連絡をもらったので、オンラインセッション。何か悩みがあるときに連絡くれるパタンなので、何かあったかなーと思いつつ、話を聞くことに。コロナ禍での悩みかなと思って聞いていると、現在のビジネスパートナー(B氏)との関係が悪化して、これ以上一緒に経営を続けることが難しいという深刻な悩みでありました。(コロナの影響なのかどうかは判別できなかったけど、景気がよければ、ここまで申告にはならないのかもしれないね、とは思ったかな。)

          ダブルバインド

          今を生きる幸せ

          過去でもなく、未来でもなく、今の私を生きることが幸せのコツ。 パートナーがいる人は、過去のパートナーでもなく、未来のパートナーでもなく、今の目の前にいるパートナーを好きでいることが、幸せなパートナーシップを育てるコツ。 家族のいる人は、過去や未来を、言い訳や脅しに使わず、今を一生懸命に生きていることだけに労りを向けることが家族の幸せ。 今を感じ、今に集中する技術。多分、生まれた瞬間には当たり前だったことだろうけれど、成長するにつれてその力を喪失していく。 成長というのは

          今を生きる幸せ

          影のこと

          自分の心が狭いなと感じる時がある。 例えば、自死者や会社の過失によって死亡事故をおこしたことのある経営者を見る時。 あの経営者は、なぜに無神経に遺族の気持ちを逆なでするような言動を取るのだろうか、と無念が湧いて、怒りのような感情を持ってしまう。そういう感情がでてくると、私って本当に心が狭いなと、よくよく思う。 その経営者だって、私の見えないところで、墓参や遺族への配慮を欠かしていないのかもしれない。もしそうであれば良いなと思うし、そうであって欲しいとも思っている。 しかし

          影のこと

          曼荼羅チャート研究中

          曼荼羅チャートを研究中につきメモ 曼荼羅とは、 サンスクリット語のmandala(マンダラ)を音訳したもので、「本質を有するもの」、「本質を備えたもの」という意味。転じて、仏様が体系的に配置された密教図。仏様の悟りの境地の具体表現。 チベットの砂曼荼羅や東寺立体曼荼羅など、平面図だけではない曼荼羅もあります。 日本の仏教で曼荼羅を置くのは、真言密教。ここでは、金剛界曼荼羅と胎蔵界曼荼羅の2種がセットになってます。 真言密教の本尊は、宇宙の真理の仏様、大日如来。 ゆえに、曼

          曼荼羅チャート研究中

          何ができるかな

          小さな組織の経営者向けの経営力アップ研修を先月から開始して以後、 ・六根清浄にヒントを得た五感を取り戻すリトリートプログラムの企画、 ・ご当地体操を開発したい若者のコーチ、 ・アロママスクの企画、 ・就労支援型のコミュニティ食堂のためのクラウドファンディングのサポート、 などなど、目下、新しいプロジェクトのスタート祭り。 そんなことで、自分ができることの棚卸中。 今回は、ビジネス支援系のメニューと、セルフアウェアネスメニューにカテゴリ分けしたりしながら整理してみました。

          何ができるかな

          自分の中にある答えに辿り着く

          テーマがわかった! 解決すべき課題は結局自らの内にしかないし、その解決方法も自らの内にしかない。よって、課題解決の本質は、自己理解と自己変革であることを伝えていく。 その上で、各種のスキルやフレームワークを用いながら施策を立案し実行する。(スキルやノウハウ、知識などを使いこなすステージはもう通り過ぎたような気がします) ビジョン実現のためのイシューを設定する力! ここがポイント。 ビジョン無きイシューは問題をこじらせると思う(というかそうなるに決まっていると思う)、その

          自分の中にある答えに辿り着く

          悲しみと怒り

          心の底に大きな悲しみと怒りを抱えた人に出くわしてびっくりしながら、どうすればこの人の心底にある大きな悲しみと怒りの塊を取り出せるのだろうかとおせっかいが涌いてしまい、結果的に自分の心がきゅうっとなってしまい疲れていくのを感じながら1週間が終わりましたとさ。 誰より本人が苦しいのだけれど、全身の毛穴からその苦しさが吹き出しているのではないかと思うほど、周囲にいる人が疲弊していく様を見てしまい、ああこれはいけないという感覚で2時間を過ごした。自分の状態が周囲に影響を与えるという

          悲しみと怒り