特急やくもに乗って
特急やくもは、新幹線や四国方面と接続する岡山から鳥取西部の都市及び境港の玄関口である米子、島根の県庁がある松江を経由し最終的に有名な出雲大社のある出雲市迄を走る。車両は国鉄時代から使われている381系が使われている。繁忙期等は1時間に1本だが、それ以外は2時間に1本程度運行されている。
そのやくもの381系は来年には新型車両導入に伴って、見かけることも少なくなることだと思う。
そんなやくも号、個人的に乗るのは往復合わせるとこれで5回目だ。
一度目はどこでも切符で松江へいった時と、二回目はその帰り。三回目は一人旅で松江に泊まりにいった時と、四回目はその帰り。五回目は今日だ。
今日自分は井倉洞に行った。岡山から備中高梁の短距離区間ではあるが、最後の381系の姿と車両を体感すべく、やくも5号の自由席に乗った。
ここ最近やくもは車両を国鉄時代のを復刻させたり、スーパーやくも号の車両を復刻させたり等鉄道ファンが涙するようなことをよくやっている。
今日乗ったやくも号は本来ならスーパーやくもの復刻車両の予定だったが、検査のため通常のやくもだった。通常のやくもはゆったりやくもと呼ばれている。
やくもは4両が基本となっている。しかしお盆休みとか、ゴールデンウィークや大型連休の時等利用が多く見込まれる時は、基本の4両から増結し、6両編成あるいは7両編成で走る。コロナ前は9両編成で走っていたこともあったそうだ。ちなみに1回目と二回目の時は7両、三回目は行きは4両で帰り4回目は6両だった。
今日乗ったやくも5号は、利用客がそこそこいたのもあってか、通常の4両ではなく6両での運転だった。自由席は4号車と5号車。指定席は2号車と3号車と6号車、グリーン車は1号車となっていた。
岡山では381系の最後の姿を撮っている人も自分含め数名いた。
自分は国鉄時代、更に381系が導入された1982年には生まれていないが、車内はリニューアルはされてるが、どこかやはり昭和感、国鉄の懐かしい感じはある。当然ながら、車内は充電用のコンセントもない。
来年のダイヤ改正の時、個人的に381系は一気に置き換えられることはないと思っている。というのは今やくもの381系は全て62両ある。新型車は4×11の44しか今の時点でない。
とても繁忙期には捌けるか不透明だ。全盛期やコロナ前に比べると利用客が減っているというだろうが、やはり完全に置き換えて新型車導入には時間もかかるだろう。
とはいっても完全に381系全てが残るとは思わない。
いくつか廃車も出てくるだろう。
さて、やくも号は一方でよく揺れることから『ゆったりやくも』ではなく『ぐったりはくも』とよく言われる。車内には気分悪くなった際のエチケット袋がある。
自分は何回か乗ったし、今日も乗ったが気分悪くなったことはない。
くねくね道とか結構走るが、それでも酔ったことはない。
揺れたり、気分悪くなる理由は振り子式だからである。
普通はカーブにさしかかると、スピード落としたりするが、381系はその必要がない。
来年から走る新型車は乗り物酔いを大幅に抑えている。また、今の381系にはない車内全席にコンセントも導入され、スマホの充電といったのが可能になる。
それと同時にまだJRからアナウンスはされてないが、全て指定席になることがTwitterで挙げられていた。
くろしおやこうのとり等も今や完全に全て指定席である。
自分は自由席派である。このように完全に全車両指定席というのは、正直やるせない気持ちだ。
しかしながらこれから鉄道は利用客も減っていく。
その持続可能な鉄道サービスを継続するためにはやむを得ないとも思っている。
さて、381系のやくもにはひとまずお疲れ様でしたと称えたいし、今までありがとうと言いたい。そして来年からの新型車には偉大な381系先輩の思いを引き継いで頑張ってほしい。
この日乗った、やくも5号の停車駅は倉敷.総社.備中高梁.新見.生山.米子.安来.松江.玉造温泉.宍道.終点の出雲市。
玉造温泉に臨時停車。
通常のやくもは4両が基本。しかし利用客が多いときは6両.7両に増結される。
この日は朝と夕方は、利用客が一定見込まれていることから、6両と7両編成で走ることが見てとれる。
本来ならスーパーやくも色のやくもだったが、定期点検により通常のゆったりやくもでの運転だった。
先日JRから来年のダイヤ改正が発表されたが、全て指定席となることが確定した。
来年から新型やくもが導入される。新型やくもには既存381系にはない車内にコンセント設置される。
完全に新型やくもに置き換わった後も381系が走ることがアナウンスされた。
なのでまだしばらくは、見られるのが前よりは少なくなるだろうが、381系やくもが見られるだろう。
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