JR松山駅が生まれ変わる

https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASS724G14S72PLXB00KM.html


2024年9月29日。この記事を書いてる日からすればまだ先のことだが、この日にJR松山駅は大きく変わる。
何が変わるのか?それはJR松山駅が高架になるということだ。
愛媛の県庁所在地である松山。その玄関となるのが、JR松山駅である。
松山は四国で第一の人口であり、愛媛県第一の人口だ。およそ人口は49万人であり、香川の県庁所在地である高松市、40万人よりも多い。
よく松山と高松はライバルといわれることもあるが、実際は人口では松山が勝っている。
しかしながら、例えば高等裁判所やJR四国の本社は高松にある。
そんな松山の玄関口である松山駅を地元松山の人
はJR松山駅と呼んだり、松山駅と言っている。
松山にはもう一つ主要駅がある。伊予鉄道の松山市駅だ。
そちらは市駅と呼ばれている。
JR松山駅と松山市駅間は路面電車やバスで連絡している。
地図見るに歩けない距離でもなさそうだ。
元々松山市駅の方が松山駅と名乗っていた。
しかし1927年、今の予讃線が松山に到達したことで、国から「松山駅と名乗るのはけしからん」と言われたことにより、今の松山市駅になった。
という歴史があり、松山の中心となる駅はJR松山駅ではなく、伊予鉄道の松山市駅の方が賑わっているし乗降客数から見ても松山市駅の方が多い。
Wikipediaによると、2017年までのデータしかないが、松山市駅の乗降客数は路面電車と郊外に行く電車のを含めると27416人である。
対してJR松山駅は、2017年で7172人。直近の2022年で5502人と、2022年はコロナ中だったとはいえ松山市駅よりも少ない。
何故JR松山駅と松山市駅はこんなに差が開いてるのか?
それは地図見ても分かるように、松山市駅はどちらかといえば松山の中心に位置しているのに対してJR松山駅は松山の中心より外れている。
それだけではなく、両駅は性質が異なるのだ。
松山市民のほとんどが伊予鉄道松山市駅を使っている。謂わば松山市民のための駅と言っても過言ではない。
対してJR松山駅は、同じ愛媛内の新居浜.今治.八幡浜等といった都市を結んだり、本州や高松方面へ行く際に使われる。
JR松山駅は、朝5時5分から18時39分までの毎時1時間に1本、岡山行特急しおかぜが出ている。
そのしおかぜで岡山まで乗り、そこから新幹線のぞみに乗り換えて新大阪や名古屋に行ける。
八幡浜や宇和島といった南予地方へは、宇和島行特急宇和海が走っておりそちらも朝5時48分から22時まで朝7時と21時を除き毎時1時間に1本出ている。
実は宇和海としおかぜ、一部を除き同じホームである1番線から発車する。
つまり京阪の淀屋橋のように縦列停車しているのである。そんなJR松山駅だが、大きな欠点を抱えている。
それはホームが3番線までしかないことと、踏み切りに挟まれていることから、渋滞や人身事故といったのが多発しているのと、駅の西には出口がないので、西側と分断されているというのが今のJR松山駅の大きな欠点である。駅舎も古く老朽化が進んでいる。
このような不便さを解消すべく、JR松山駅を高架することにした。
駅が高架になることで、踏み切りは無くなり渋滞はなくなるし、西側にも出口を設置することで西側に住む人達の不便さも解消される。
高架になることで、今は3番線しかないホームが4番線まで増える。
つまり高架後の松山駅は2面4線になる。
その2面4線になることで、縦列停車は無くなるもののしおかぜ↔️宇和海は対面で乗り換えが出来るようになる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E7%9F%A5%E9%A7%85?wprov=sfla1
まさに現行の高知駅のようなイメージを持つと分かりやすい。
高架後の発着ホームは、高知駅をベースに考えると、1番線が岡山行しおかぜ.高松行いしづち乗り場(一部普通)2番線が宇和海(一部普通)、3番線4番線が普通列車及び伊予灘物語乗り場になるだろうと個人的な妄想してみた。
また高架になることで、自動改札も導入される。
ともあれ新しくなるJR松山駅。高架駅には地元松山の様々な店も出展ということだし、路面電車もゆくゆくは松山空港まで伸ばすといったことが計画されている。
職場の看護師に松山出身の方がいる。その方曰くこれまでなにもないと言
っており、県庁所在地の玄関口として不名誉だったJR松山駅。しかし新たに高架駅として生まれ変わるJR松山駅に行くのと活性化するのが楽しみである。

松山の地図
松山駅の現在の時刻表。高架後は4番線が新たに出来る。


松山↔️岡山まで結ぶ特急しおかぜ

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