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へっぽこ作家が今日もゆく!

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2013年秋、小説家デビューしたはいいものの、厳しいプロの世界で悪戦苦闘、本はなかなか売れず、そしてついに突きつけられた戦力外通告。そんな小説家と名乗るのもおこがましい自分が、い…
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#へっぽこ作家

第55回(改) 編集者に見てもらえるというありがたさ

 BB小説家コミュニティは、私にとって憩いの場となりつつあった。  他の参加者達と交流し、…

逢巳花堂
2年前
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第54回(改) BB小説家コミュニティでの活動

 BB小説家コミュニティのDiscordには、毎日誰かしらが何か書き込みをしている。  執筆部屋、…

逢巳花堂
2年前
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第53回(改) BB小説家コミュニティ第三期スタート

 2021年8月1日。BB小説家コミュニティ第三期の開始日。  夜になり、私はDiscordに接続した。…

逢巳花堂
2年前
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第52回(改) BB小説家コミュニティとの出会い

 この頃、Twitter上で面白い動きが湧き起こっていた。  スペースの登場である。  音声だ…

逢巳花堂
2年前
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第51回(改) 蘇るトラウマ

 それは、投稿サイト「エブリスタ」に『水滸ストレンジア』を連載している中での出来事だった…

逢巳花堂
2年前
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第50回 一縷の望みを託して

 母の葬儀は、感染防止のため、親族のみで執り行った。  私は、結局、母が亡くなった日に涙…

逢巳花堂
2年前
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第49回 もう会えない

 2020年12月7日の深夜。  病院に着いてから、五時間ほどで――母は亡くなった。  くも膜下出血のグレードⅤだった。手の施しようが無かった。奇跡を祈るしか他に道は無く、そして奇跡は起きなかった。  地下にある霊安室で、母の亡骸を前にしながら、私はこれが現実だとすぐには受け止められずにいた。  医者の説明では、くも膜下出血は突然発生するものであり、未然に防ぐことは出来なかっただろう、とのことだった。  天寿というものがあるのなら、この日が母の寿命だったのかもしれない。

第48回 リベンジに向けて

 まず手始めに、2020年12月に刊行予定の水滸展2(水滸伝ファンによる同人発表会)記念アンソ…

逢巳花堂
2年前
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第47回 復活の時

 私の元に届いた報せ。  それは、戦友でもある作家・猪野志士さんが、2020年8月に、新しい小…

逢巳花堂
2年前
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第46回 空洞

 表面上は平穏な日々が続いていた。  パワハラを繰り返していたY課長が部署異動となったこ…

逢巳花堂
2年前
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第45回 崩壊

 実績が無いから、企画を通すことは厳しい。  仮に通せたとしても、発行部数は極端に少なく…

逢巳花堂
2年前
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第44回 結婚式、それは人生で最も幸福な日

 そして季節は秋となり。  いよいよディズニーシーでの結婚式当日の朝を迎えた。  私は窓…

逢巳花堂
2年前
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第43回 ぶっ飛んだお嫁様

 超ニコニコ結婚式以降、拳法道場のゴタゴタと並行して、色々な出来事が起こっていた。  例…

逢巳花堂
2年前
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第42回 不和の始まり

 時代は令和へと移った。  世間には何となく、「これからいい時代が到来するのではないか」という気分が広まっていた。  しかし、昨日できなかったことが、今日できるようになるわけでもなく、世の中は実質何も変わってはいなかった。  私を取り巻く環境もまた、変わってはおらず、むしろ悪化の一途を辿っていた。  拳法の道場である。  結婚してから、元々住んでいた場所より離れたところに引っ越して、道場への距離が遠くなった。かつては徒歩十五分ほどで行けた道場に、電車で一時間かけて行かない