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へっぽこ作家が今日もゆく!

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2013年秋、小説家デビューしたはいいものの、厳しいプロの世界で悪戦苦闘、本はなかなか売れず、そしてついに突きつけられた戦力外通告。そんな小説家と名乗るのもおこがましい自分が、い…
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2022年3月の記事一覧

第42回 不和の始まり

 時代は令和へと移った。  世間には何となく、「これからいい時代が到来するのではないか」…

逢巳花堂
2年前
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第41回 超ニコニコ結婚式~その四~

 ステージ上では新郎新婦の紹介がされている。 「新郎、逢巳花堂様は、会社員をされているか…

逢巳花堂
2年前
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第40回 超ニコニコ結婚式~その三~

 2019年4月27日ニコニコ超会議初日。とうとう超ニコニコ結婚式の本番を迎えることとなった。…

逢巳花堂
2年前

第39回 超ニコニコ結婚式~その二~

 さて、もう最終選考も通過してしまった以上は、覚悟を決めないといけなかった。  今から1…

逢巳花堂
2年前

第38回 超ニコニコ結婚式~その一~

「ねえ、花堂。こんなのがあるんだけど」  そう言ってお嫁様が見せてきたのは、平成最後の4…

逢巳花堂
2年前

第37回 ドタバタ新婚生活(幽霊も出たよ!)

 X社の編集からのメールは簡素なもので、内容的にはなかなか良いと思われるが、登場人物の言…

逢巳花堂
2年前
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第36回 まるで物語のヒロインの如く

 当日は朝から緊張していた。  結婚すること自体に不安はなかった。あるとすれば、ここのところ不安定な状態の彼女に対しての不安だった。それこそ、当日朝になって、「やっぱり結婚は出来ない」と言い出されてしまうのではないかと心配で仕方なかった。  彼女の家へ迎えに行った時、向こうの表情は心なしか暗いように思えた。それに対して自分もまた、あまり浮かれた態度は取れず、神妙な面持ちでいるしかなかった。  役所へ行き、結婚届を提出した。  ここで書類に不備があれば、差し戻しになる。そう

第35回 ブルー・セプテンバー

 さて、金沢での取材を終えた後、何を差し置いても優先的に原稿に取りかかりたいところであっ…

逢巳花堂
2年前

第34回 金沢の友禅絵師

 金沢駅には早朝六時頃到着した。  取材を申し込んだ時間まで、まだ間があったので、一旦夜…

逢巳花堂
2年前