香港国際競争〈コース検証〉

沙田競馬場コース検証

1〜2コーナーにかけて上り坂

3〜4コーナーは下り坂



1周1,899m
最後の直線、430m(平坦)
3〜4角、約470m(下り坂)
バックストレッチ、約500m(平坦)
1〜2角、約500m(上り坂)

香港スプリント(1,200m)

バックストレッチからのスタート
最初の直線は約300m
そこからコーナー、下り坂へ
加速がついたところで4角、直線へ
不器用な馬は外に膨らみ、距離ロスとなり、ここで大きな差が生まれる
とにかく短距離線だけに、上手く立ち回れるかがポイント

ここ3年のレースラップ
2020年 23.09-22.46-22.90  1.08.45
2021年 23.89-21.94-22.83  1.08.66
2022年 24.19-22.13-22.44  1.08.76
23年スプリンターズS 22.1-22.4-23.5  1.08.0

エンジンを徐々に上げていくレース
3角の下り坂から上がり4F勝負
府中の1,400mを3列目から差し切る勝ち方が出来るなら合うと思う

香港マイル(1,600m)

バックストレッチの引き込みからのスタート
最初の直線まで700m
ゆったりとした入りで、各々自分のポジションが取りやすい
その分、直線での実力勝負となる
本当に強いと思う馬を買おう!

ここ3年のレースラップ
2020年 25.18-22.76-23.10-22.41  1.33.45
2021年 24.81-23.11-23.19-22.75  1.33.86
2022年 25.01-22.51-22.54-23.35  1.33.41
23年マイルCS  23.0-23.5-23.3-22.7  1.32.5

ゆったりとした入りだけに、道中2.5列目までにいないと厳しい
レース上がりは34秒前半、好位から34.0以下の末脚が必要

香港カップ(2,000m)

スタンド前、ホームストレッチからのスタート
スタート100mくらいで、すぐにコーナーへ
しかも2コーナーに掛けて上り坂
ここで無理してでもポジションを取りに行くか、
無理せずスタミナ温存し後半に賭けるか、
騎手の判断・決断が試される
バックストレッチは平坦、先行馬もスイスイ行くため、動きは少ない
3角からは下り坂、さらにスピードが乗る
そのスピードを4角で制御出来るかもポイント
理想はインコースから、先行馬のすぐ外のコースを取る乗り方
直線は平坦430m、最終的にギアをトップまで上げての末脚勝負
器用さ、Power、スピードの持続力が求められるコース

ここ3年のレースラップ
2020年 25.83-24.60-23.88-22.95-23.24  2.00.50
2021年 26.12-24.50-23.73-23.24-23.07  2.00.66
2022年 25.34-23.53-23.51-23.87-23.45  1.59.70
23年天皇賞・秋 23.4-22.9-22.8-23.0-23.1 1.55.2

秋天経験している日本馬からすると、楽な流れ
ここ8年で5勝しているのも頷けるし、
まず日本馬をベースに考えた方が良いだろう
ポイントは、器用さと、安定した末脚
スピード型よりも、ややPower、スタミナ型の方が合う
日本ではスピード値が足りず惜しい競馬が続いている馬に注目!

香港ヴァーズ(2,400m)

ホームストレッチの引き込みからのスタート
最初の直線まで500m
マイル同様、各々自分のポジションが取りやすい
1~2角の上り坂で流れは落ち着く
そして3角、下り坂からの我慢比べ
切れ味よりも、どれだけ持続力があるかの勝負!

ここ3年のレースラップ
2020年 25.71-24.93-25.09-24.04-24.01-23.43  2.27.21
2021年 25.73-25.58-25.03-23.53-23.33-23.87  2.27.07
2022年 25.90-24.36-25.25-24.45-23.72-23.85  2.27.53
23年JapanCup  24.0-22.6-22.6-24.1-24.5-24.1    2.21.8

こちらもJC経験している馬からすると、楽な流れ
日本馬ベースに考えて良いだろう
レース上がりは35秒台、日本では切れ味不足と言われる馬に注意
また欧州馬でも、スピード値高い競馬を見せる馬もいる、要注意!

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