第47回エリザベス女王杯〈ステップレース検証・調教診断〉

対象レース(レースの振り返り) 

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上記、重賞戦線に加え、海外GⅠヨークシャーオークス、西宮S、新潟牝馬S、も加えて、振り返り評価する

ステップレースのレベル

秋華賞>札幌記念>ヨークシャーオークス>府中牝馬S>京都大賞典>西宮S>クイーンS>オールカマー>新潟牝馬S、の順

まず秋華賞
GⅠらしいGⅠ、3歳牝馬女王決定戦に相応しい1戦
勝ち負けは、仕上げ具合の差
今回は2着馬の逆転も大いにある
とにかく、秋華賞の1、2着馬が、このレースの主役

札幌記念
こちらは、スーパーGⅡに相応しいレース
2,000m以上のスタミナ、持久力、持続力、スピード値
バランス良い能力が試された1戦
天皇賞・秋で、1、2着馬が好走
3着馬、上位と少し離された、せいぜいGⅡまでの評価かな

ヨークシャーオークス
欧州らしい、粘っこいレース
その上にスピード値も求められた
勝ち馬は凱旋門賞馬、この馬を欧州番付横綱だとすると、
今回の参戦馬は、欧州番付前頭2~3枚目

府中牝馬S
GⅠ馬ソダシが2着、3着馬以下の馬とはレベルの差がある
逆にGⅠ馬を差し切った1着馬は、評価出来る
とは言え、仕上げの差は明らかにあった
仕上げてきたGⅠ馬相手に勝ち負けまでは厳しいかな

京都大賞典
2,400mという距離適性が問われたレース
GⅠだけに距離以上のスタミナ、持久力は問われた
2,200mのGⅠのステップレースとしては、悪くない
ただ今回の参戦馬は、キレ負けしている
持久力、スタミナ、粘り勝負の形にならないとね

クイーンS
レースレベルはそれほど高くはない
ただ逃げ馬のレースを差し切った1、2着馬は評価
それでもGⅢレベルではあるが…

オールカマー
中山、外回り、芝2,200m、という独特なコース
馬場状態含め、ハマったか否かの内容だった
このレースに関しては、ハマらず負けた組にこそ要注意かも

西宮S
3勝馬クラスも、勝ち方は十分GⅢレベル
しかも仕上げも、レースっぷりも、まだ余裕があった
勝ち馬は相当高い評価をして良いだろう

新潟牝馬S
タイムは遅いが、勝ち方はそれほど悪くはなかった
でも勝ち馬は、右にヨレる癖がある
他馬を邪魔しないように、細心の注意を払いながらの騎乗
GⅠの舞台を考えると、相当なハンデ背負っているよね

出走馬の評価

 1位:⑩スタニングローズ
 2位:⑪ナミュール
 3位:⑦イズジョーノキセキ
 4位:③ピンハイ
 5位:⑤マジカルラグーン
 6位:⑬ウインマリリン
 7位:⑯テルツェット
 8位:④デアリングタクト
 9位:⑱ジェラルディーナ
10位:⑰ウインマイティー
11位:⑨ウインキートス
12位:⑥ホウオウエミーズ
13位:⑧アンドヴァラナウト
14位:⑮ライラック
15位:①クリノプレミアム
16位:②ローザノワール
17位:⑫ルビーカサブランカ
18位:⑭アカイイト

ステップレースからの勝ち馬候補は、
⑩スタニングローズ、⑪ナミュール
の3歳馬2頭‼️
3番手候補とは2馬身くらいの差を付けている
それくらい、力と勢いを感じる
現状では⑩スタニングローズ、が半馬身くらい前に出ているが、
⑪ナミュール、も優勝を十分に射程圏内に入れている

欧州から参戦の⑤マジカルラグーン、3角過ぎから仕掛けて、
スタミナ、持久力勝負に持ち込めば、面白そうだが、
直線で切れ味勝負になったら厳しい
スノーフェアリーまでの強さではないかな

切れ味の鋭さでは、③ピンハイ、⑦イズジョーノキセキ
この2頭も素晴らしい武器を持っていると言える
ただ勝ち切るまでの強さは足りない
2着までかな

④デアリングタクト、は勝ちへの執念が失われてきている
ギラついている3歳馬勢を上回れるとは感じない
馬券に絡んだら御の字

持久力・スタミナ値勝負なら、
⑤マジカルラグーン、⑰ウインマイティー、
⑬ウインマリリン、⑨ウインキートス、この4頭にも注目
切れ味勝負なら、
③ピンハイ、⑦イズジョーノキセキ、⑧アンドヴァラナウト、
⑯テルツェット、⑱ジェラルディーナ、この5頭にも注目

調教診断

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