第42回JapanCup〈ステップレース・外国馬検証・調教診断〉

対象レース(レースの振り返り) 

↓古馬中長距離路線の振り返りはこちらから↓

上記、重賞戦線に加え、オクトーバーS、岩手県知事杯も合わせて、振り返り評価する
なお外国馬については、別途評価する

ステップレースのレベル

天皇賞・秋>京都大賞典>エリザベス女王杯>府中牝馬S>オールカマー>アルゼンチン共和国杯>福島記念>オクトーバーS>岩手県知事杯、の順

天皇賞・秋
国内の中距離最強馬決定戦に相応しい1戦
ただし1、2着馬まで
3着馬は、GⅠまでもう一つ足りない
5着馬は、2,000mのGⅠではスピードの持続力が足りない
6着以下は、せいぜいGⅢまでの実力

京都大賞典
距離適性が求められたレース
天皇賞・秋のステップレースとしては首を傾げるところあるが、
JapanCupのステップレースとしては有効かな
しかも勝ち馬は、仕上げ切っていなかったしね

エリザベス女王杯
GⅠレベルのレースだとは思うが、
特殊な馬場となり、特異なレースとなった
負け組にこそ、今回チャンスかとは思うが…

府中牝馬S
GⅠ馬が、GⅠ馬らしいレースをしたレース、という評価
逆に言えば、3着馬以下は、GⅠレベルには達していない
ここも掲示板に入れば御の字であろう

オールカマー
ここの勝ち馬は、後にエリザベス女王杯を制した
しかしこのレースも少し特異なレースだった
負け組の敗因次第では、
ここはダークホースになるかも…

アルゼンチン共和国杯
昨年はここから2着馬が出たが、今年は正直物足りない
アクシデント等あったのもあるが、強くて勝ったと言うより、
減点消去法で残って勝った印象
天皇賞・秋よりローテーションもキツいので、厳しいね

福島記念
GⅠ・2着馬が、マイペースで逃げ切った、だけのレース
ローカルGⅢまでの評価
オクトーバーS、岩手県知事杯、については、
ここの勝ち馬が出ている訳でもなく、
申し訳ないが、評価するに値しないね

外国馬の評価

⑦テュネス
外国馬の中では、一番評価を下す
むしろ勝ち馬候補としても挙げたい馬
前走2,400m、不良馬場とは言え2.44.3
日本の高速馬場に合うのか不安だと思うが、
首など上半身を上手に使った走り、伸び方で、
日本のスピード感にも対応出来そうな印象を持った
雰囲気・オーラもとても良い
ドイツとして、ワールドカップのリベンジ、果たせる可能性あるかもね

②オネスト
胸から前脚のPowerでギアを上げ、スピードを出してくる走り
いかにも欧州馬っぽい
テュネス以外、そんな印象だが、その中では一番力強い伸びがある
欧州馬の中では2番手評価

①シムカミル
この馬が一番欧州馬色が強い
正直、東京の高速馬場では難しいかな
でもパリ大賞で見せた勝負根性
あれは相当評価して良いだろう
勝負根性見せる前に、スピードで突き離されてしまそうだが…

⑤グランドグローリー
昨年の5着馬、日本の馬場にもそれなりに対応している
でも、それなり、でしかない
掲示板に載る確率は、オネスト、シムカミル、より高いかもしれない
ただ勝つ確率としては、一番低いかな

東京の高速馬場では、10段ギアを10段まで上げたスピードが必要
⑦テュネス、は8段くらいまでは上げれそうかな
②オネスト、⑤グランドグローリー、は6段くらいまで
①シムカミル、は5段まで

いずれにせよ、2分22秒台で走れるかがカギ
ちなみにレースタイムが2分21秒台ならば、全消しで大丈夫であろう

出走馬の評価

 1位:⑦テュネス
 2位:⑥ヴェラアズール
 3位:⑮シャフリヤール
 4位:⑭ダノンベルーガ
 5位:⑬テーオーロイヤル
 6位:⑱ボッケリーニ
 7位:⑩ハーツイストワール
 8位:②オネスト
 9位:①シムカミル
10位:⑤グランドグローリー
11位:⑨ユニコーンライオン
12位:③ヴェルトライゼンデ
13位:⑪カラテ
14位:⑫シャドウディーヴァ
15位:⑧デアリングタクト
16位:⑰ユーバーレーベン
17位:④トラストケンシン
18位:⑯リッジマン

ステップレースからの勝ち馬候補は、
⑦テュネス、⑥ヴェラアズール、⑮シャフリヤール、
⑭ダノンベルーガ、⑬テーオーロイヤル、以上5頭を挙げる

格で言えば、ダービー馬⑮シャフリヤール、と言うことになるが、
秋天が案外だった
ただ2,400mの方が、途中息が入り、最後に辛抱効きそう
1,800mが一番強い勝ち方出来そうだが、
2,400mは、2,000mよりはプラスかな

2,400mという距離を考えると、⑥ヴェラアズール、は有力
ただし持ち時計が無い、高速時計になったら厳しいね

⑭ダノンベルーガ、GⅠ勝つには、もう1ステージUPが必要
でも成長著しい3歳馬だけに、一皮剥けていれば可能性はある
どんな競馬見せるか、楽しみだね

⑬テーオーロイヤル、ここ2戦不甲斐無い感じもあるが、
状態もあまり良く感じなかった
究極の仕上がりで出て来れるなら、一発可能性はあると思う

でも改めてステップレースを見てみると、
日本馬に絶対的主役はいない
ならば、外国馬にもチャンスはあると思う

ただしその可能性があるとするならば、⑦テュネス、のみ
2分22秒台での決着までなら、勝負出来ると見た

もし2分21秒台より速くなるなら、
⑮シャフリヤール、⑭ダノンベルーガ、が有力かな

調教診断

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