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第40回マイルチャンピオンシップ〈ステップレース検証・調教診断〉

対象レース(レースの振り返り)

↓マイル短距離路線の振り返りはこちらから↓

上記重賞レースを中心に振り返り、評価する

ステップレースの評価

⚫︎安田記念
先行馬にはキツイ展開
一線級の差し馬による争い
GⅠ馬10頭参戦したハイレベルなメンバー
マイル王決定戦に相応しいレースだった

⚫︎宝塚記念
GⅠとして十分過ぎる内容だが、
2,200m以上のスタミナも求められた
マイルGⅠとは、求められる能力が違い過ぎるかな

⚫︎JBCスプリント
馬場状態に左右された展開、結果
GⅠレベルにあったとは思えない
ダートGⅠだし、距離も短いし、
ステップレースとしては、軽視かな

⚫︎毎日王冠
好タイム決着も、ハマった感がややあるかな
ステップレースとしては、十分な動き、レースではあったが、
スーパーGⅡの域ではなかった、あくまでGⅡレベル

⚫︎富士S
1、2着馬は、GⅡ評価して良いだろうが、
GⅠは、1ステージ上、段差がある印象

⚫︎京成杯AH
59kg背負って、あの勝ち方
勝ち馬によって、GⅡクラスの格になった
勝ち馬だけは、抜けて評価すべきだろう

⚫︎中京記念
快調な逃げ、終い甘くなるも、お釣り十分で逃げ切る
先行勢のプレッシャーがキツくなかった分、GⅢ相当
斤量も55kgだったしね
G I舞台では、こんな簡単なレースにはならないだろう

⚫︎関屋記念
ペースが落ち着き、直線での切れ味勝負へ
馬場コースも勝負のポイントだった
レースレベルとしては、GⅢ程度

⚫︎カシオペアS
対象馬、最後の直線、
馬場の良い外にコース取らず、インを突く
騎手が弱気だったのか、忖度したのか…
前走は度外視でいいかな
ただ現状、掲示板あれば御の字の実力ではあるが

出走馬の評価

 1位:⑪セリフォス
 2位:①ソウルラッシュ
 3位:⑦エルトンバローズ
 4位:⑨シュネルマイスター
 5位:⑤ジャスティンカフェ
 6位:⑯ナミュール
 7位:⑫レッドモンレーヴ
 8位:④エエヤン
 9位:⑧ソーヴァリアント
10位:⑥ダノンザキッド
11位:⑮イルーシヴパンサー
12位:⑭バスラットレオン
13位:⑬セルバーグ
14位:⑩マテンロウオリオン
15位:②ビーアストニッシド
16位:③ダノンスコーピオン

勝ち馬候補は、⑪セリフォス、①ソウルラッシュ、
⑦エルトンバローズ、の3頭
春のマイル王者決定戦、安田記念は、
間違いなくハイレベルなレースだった
そこでの2着馬⑪セリフォス、は舞台が変わっても、
本命候補として挙げて良いだろう
また、安田記念では9着だったものの、
前走の京成杯AHで、59kg背負ってのあのパフォーマンス
①ソウルラッシュも、明らかにレベルアップしてきたと思う
また前走でソングラインを抑えた⑦エルトンバローズ
鞍上が臆せず自信持って乗ったら、可能性は十分ある
秋のマイル王争いは、この3頭が軸であろう

⑪セリフォス
昨年の覇者、安田記念は2着
ソングラインが参戦しないここは、
マイル王争いでは先頭を走っている
まずはこの馬が軸であろう

①ソウルラッシュ
前走は、確かに相手がGⅢレベルではあったが、
59kgで、GⅡレベルの勝ち方であった
ただGⅠは、もう一つ上のステージ
簡単ではないが、確実に成長してきた
今回は最大のチャンスだろう

⑦エルトンバローズ
4連勝、GⅢ→GⅡと着実にステップアップ
1,800mがベストだと思うが、
総合力勝負になったら、シュネルマイスターより評価は上
先行力、器用さある馬
一発あっても、全く不思議ではないだろう

⑨シュネルマイスター
前走、前々走と3着
牝馬や、3歳馬など、斤量差は確かにあったが、
やや力負けを感じる点もあった
あとスピード競馬が合う馬
緩い馬場で総合力勝負になると、ちょっと厳しい
あくまで2着候補筆頭というところかな

⑤ジャスティンカフェ
重賞も制し、伸び代まだある馬
GⅠ舞台を考えた場合、ナミュールよりも可能性感じる
前走毎日王冠は仕上げ不足
香港睨んで、余裕残しにせず、
きっちりGⅠタイトル狙ってきて欲しいね

⑯ナミュール
前走富士S、この馬らしさが戻ってきた印象
ただ、GⅠ舞台では足りない、GⅡまでの馬
ムーア騎手の後押しは心強いが、
冷静に評価するなら、2、3着候補といったところかな

⑫レッドモンレーヴ
この馬もGⅡ評価馬、GⅠに向けては壁がある
安田記念6着は、ある意味実力通りの結果
ただ東京よりは、京都の方が、誤魔化しが効きそう
馬券に絡む可能性は十分ある

④エエヤン
ニュージーランドTは、前年の2歳王者、後の3歳マイル王者
そんな相手に良い勝ちっぷりだった
精神面での成長次第だが、ここでも一発の魅力はある
緩めの馬場なら、デムーロ騎手も大きな加点ポイント
穴馬候補と言っておこうかな

⑧ソーヴァリアント
エンジンの掛かり方が中距離馬
しかも少し切れ味に衰えも出てきている
能力の高さは分かっているが、
3着あれば御の字、掲示板までの評価かな

⑥ダノンザキッド
自力で勝負出来るような力は感じない
掲示板狙って3着、と言う可能性はあるが、
それでも勝負所でのズブさがね

⑮イルーシヴパンサー
実力はGⅢレベル
前走GⅡ富士Sでも、壁を感じた
掲示板あれば御の字だろう

⑭バスラットレオン
サウジでの勝利は、グリーンベルトの恩恵があった
ダートでも走っている馬だが、
やっぱりスピード活かせる馬場の方が合う
いまの京都では、タフ過ぎるかな

⑬セルバーグ
中京記念は55kgだったのが大きい
とは言え、少し緩い馬場になったら、
この馬の逃げ粘りに妙味感じるところだが、
タイムも遅く、レースレベルもだいぶ落ちれば、と言う条件付き
現状で言うならば、逃げて惨敗の可能性の方が高いかな

⑩マテンロウオリオン
前走富士Sで、イルーシヴパンサーと叩き合いで負けた
今回、イルーシヴパンサーより先着するイメージが出来ない

②ビーアストニッシド
トップレベルで戦えるほどの、スピード、持続力はない
重賞未勝利のOP馬が良きライバル
ここでは厳しいね

③ダノンスコーピオン
調教では、オーラ・覇気がない
レースでは、走る意欲が見えない
もう厳しいね

調教診断

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