第84回皐月賞〈ステップレース検証・調教診断〉

対象レース(レースの振り返り)

↓3歳牡馬路線の振り返りはこちらから↓

上記重賞レースに、若駒S、すみれS、若葉S、を加え、振り返り、評価する

ステップレースの評価

⚫︎ホープフルS
緩急少ないラップで、スタミナ勝負となった
2,000mでの能力値がそのまま反映された形も
レースレベルとしては、GⅡ程度
GⅠの経験値は大きいが、他路線組にもチャンスありそう

⚫︎毎日杯
ペースは速く、上がりも34.4でまとめる
あの勝ち方にGⅡ評価を与えたい
2着以下は、通常のGⅢ戦レベルかな

⚫︎弥生賞
見応えあるレースだった
緩過ぎないペースで、勝ち馬はロングスパート
十分GⅡ評価しても良いだろう
ただタフ過ぎただけに疲れが心配

⚫︎スプリングS
トライアルレースにありがちな
超スローの上がり勝負
レースレベルはGⅢも
勝ち馬に関してはGⅡ相当の評価

⚫︎すみれS
60.2-36.8-35.0  2.12.0
中盤緩むところ、一気に仕掛け、先頭へ
脚を溜めていた馬に差されそうな展開も、
最後まで伸び切った
スタミナは相当なもの
十分重賞レベルだし、勝ち馬にはGⅡ評価していいかな

⚫︎京成杯
経験、センスが求められたレース
2歳重賞でレベルが高かった京都2歳Sの4着馬が勝利
GⅢ評価も、内容は悪くない

⚫︎共同通信杯
スローペースで、32秒台の切れ味勝負
悪くはないが、GⅢ評価まで
冷静に見ると、GⅠまでは少し距離あるかな

⚫︎若駒S
61.7-61.1  2.02.8
1頭だけ力が違った、すごいスタミナ値
ただズブさある馬
GⅢ評価していいが、GⅡ以上だと簡単ではないだろう
それでも重馬場になったら、要注意だね

⚫︎きさらぎ賞
タイム悪くなかったが、
勝ち馬は精神面で幼さ感じる内容だった
その馬に勝たれてしまった他の馬
GⅢ評価はするが、GⅠまではまだまだ遠い

⚫︎若葉S
61.0-58.7  1.59.7
勝ち馬は、重賞勝てるだけのポテンシャルある馬
ただまだ重賞勝っている訳ではない
その馬が大将でいられたレース
OP特別レベルというところかな

出走馬の評価

 1位:②メイショウタバル
 2位:⑩レガレイラ
 3位:⑭シンエンペラー
 4位:⑧ジャンタルマンタル
 5位:⑫コスモキュランダ
 6位:⑬ジャスティンミラノ
 7位:③エコロヴァルツ
 8位:⑮サンライズアース
 9位:①サンライズジパング
10位:⑨アーバンシック
11位:⑰ビザンチンドリーム
12位:⑯ダノンデサイル
13位:⑤ミスタージーティー
14位:⑥アレグロブリランテ
15位:⑪ホウオウプロサンゲ
16位:④シリウスコルト
17位:⑦ルカランフィースト
18位:⑱ウォーターリヒト

ステップレースからの勝ち馬候補は8頭
②メイショウタバル、⑩レガレイラ、
⑭シンエンペラー、⑧ジャンタルマンタル、⑫コスモキュランダ、
⑬ジャスティンミラノ、③エコロヴァルツ、⑮サンライズアース
今年の3歳牡馬クラシック戦線は、
スタミナや勝負根性が求められるハイレベルなレースが多い
ここに挙げた8頭は、クラシック制覇に値する能力がある
あとは状態、当日の気配、馬場、枠、展開、などのポイントで、
加点ではなく、いかに失点をしないか、の勝負になる
最終的には、大人度、完成度、そして騎手力の勝負になるのかな?

②メイショウタバル
重馬場適性は相当なもの
それ以上にスタミナがすごい
しかもまだまだ伸び代も感じる
完成度勝負だと少し劣るが、
ステップレースから、ポテンシャルに高さを最も感じた馬

⑩レガレイラ
切れ味、スタミナ値は、まさにGⅠ馬に相応しい能力
現在の2歳牝馬の中では、唯一の横綱
ただテンのスピードがない馬
GⅠ、牡馬の質も高い皐月賞
期待十分も、壁は決して低くはないだろう

⑭シンエンペラー
前走は、バチバチに戦わなかった
それでも十分に力は示した
能力、資質十分、経験値もある
クラシック制覇の可能性十分

⑧ジャンタルマンタル
前回、負けを知れたのは大きい
2,000mにも目処が立ったし
皐月賞に向けて一歩前進
GⅠ馬、評価変わらず本命候補の1頭

⑫コスモキュランダ
前走は、馬場攻略としても完璧なレース
中距離馬としての高い素質を感じた
本番に向けては、馬場渋ったら、
より面白い存在になるだろう、注目の1頭である

⑬ジャスティンミラノ
バランスの良い走り、賢さも伝わってくる
皐月賞向きのセンスの良さ
ただGⅠは独特の雰囲気
あと1戦くらい、キャリア積みたかったね

③エコロヴァルツ
滲み出てくるオーラ、大物感が漂っている馬
ただ精神面で課題を抱えている
気の強さを、他の馬にではなく、レースに向けられるなら、
当然勝ち負けになってくるだろう

⑮サンライズアース
中盤自ら仕掛けてハナに立ち、押し切る
相当なスタミナ、相当な勝ち方である
GⅡクラスの力が十分にあると感じる

①サンライズジパング
ダートでも結果を残してきた馬
相当なスタミナの持ち主
レベルが上がったら、馬場が悪化したら、妙味ある
軽視は禁物だね

⑨アーバンシック
気の強さを感じる馬
制御面に不安感じるが、
レベル高いレースの方が、走りやすそうだし、
軽視は禁物!

⑰ビザンチンドリーム
中距離適性の高さ、切れ味の鋭さは、世代上位
ただ前走、精神面での課題を露呈したのも事実
馬券圏内にはあるだろうが
多頭数競馬に不安、内枠は避けたいね

⑯ダノンデサイル
前走、坂で苦労したり、
4角でスピード制御出来ていなかったりと
まだまだ課題は多い
GⅢ馬に相応しい力はあるが、GⅠまでは距離あるね

⑤ミスタージーティー
スタミナ感じる勝ち方で評価はするものの、
勝負どころでズブさもある
ポテンシャルは感じるものの、レース下手な印象

⑥アレグロブリランテ
体幹の強さを感じさせるが、
まだ能力値の底上げは必要
現状では、重賞までは届いていない

⑪ホウオウプロサンゲ
逃げて、直線勝ち馬と叩き合い
いい根性見せたが、最終的に負けたのは事実
まだ走りの柔らかさと力強さが足りていない
今回はいいレースをした、までの評価かな

④シリウスコルト
逃げて粘って3着
ただレベル高い中距離戦だと、
まだまだスピード・キレ不足
伏兵馬にも挙がってこないかな

⑦ルカランフィースト
ポジションは悪くなかっただけに
言い訳は出来ない
直線入ってからモタモタ
右回りは割引必要だね

⑱ウォーターリヒト
後ろからの馬とは言え、
スタート鍛えないと厳しい
スタミナあるが、スピードは足りない
G Iでは荷が重いね

調教診断

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