StudioZOONから学ぶWebtoon制作のポイント
サイバーエージェントのWebtoonスタジオ、StudioZOONのスペースを拝聴してきました。勉強になったポイントだけざっくりまとめますよ!https://twitter.com/zoon_studio/status/1683430337312079876?s=20
AIによる要約
Webtoonは視線をセンターラインからずらさない構成が重要。
Webtoonは没入度が高く、一覧性が低い。
フルカラーのWebtoonでは、視線を引くポイントを絞ることが大事。
Webtoonはキャラクターの中に入って描く必要がある。
Webtoonでは行動原理が早い段階で明らかになる展開が必要。
Webtoonではダラダラと展開を伸ばすことは避けるべき。
Webtoonは期待させる要素を早く見せることが重要。
Webtoonは主人公の運命に視線を引きつけることが重要。
Webtoonはキャラクターとのシンクロ率を上げることが大事。
キャラクターの体感時間とWebtoonのネームの運びが一致していることが共感を生む。
作中時間・キャラクター内時間とWebtoonネームの運び時間の一致が重要。
「作中時間・キャラクター内時間」と「Webtoonネームの運び時間」を一致させる、っていう考えがめちゃくちゃおもしろかった!ネームの作り方、読み方がちょっと深まりそうだよ!
自分のメモ
Webtoonのシナリオ1話分は、横読みのマンガの1話ほど情報量が入らない。横読みの1/3くらいの情報量。
横読みの場合、主人公にどうやって共感させるか、というのに非常に苦心するが、Webtoonの場合はあっさりでも主人公に共感できちゃう。
Webtoonは視線が左右に触れないように、視線をセンターラインからずらさないように構成する。
Webtoonのほうが没入度が高く、VRに近く、その代わり一覧性が低い。横読みマンガの方がたくさんのものを同時に見せられる。
Webtoonの場合は、主人公がハイって出てくると、どんなやつでもけっこう没入しやすい。
横読みはたくさんの情報を一覧で見せられちゃうが、Webtoonではそういうことができない。
Webtoonはフルカラーなので、全部に色がついていると、どこを見たらいいか分からなくなる。
仕上げの工程は「どこを見せるか」を絞っていく作業になっていく。
アニメも一つの画面にたくさんの情報を入れないようになっている=Webtoonと同じ。
小説っぽさを感じるのは、眺めているように作品を描いているもの。
Webtoonは誰かの中に入って書かないといけない部分がある。
Webtoonでは、何をしたいか分からないキャラがずっとかっこいい動きをしていて、3話目くらいに行動原理が分かるような展開になっていくとついていけない。
Webtoonで「読んでもらって当たり前」にしてはいけない。
ダラダラと展開を伸ばすことはできない。
なんのためにサッカーをやるかをダラダラ見せるのではなく、さっさと試合を見せるのを意識しないといけない。
Webtoonは期待させることを明示しやすいので、期待させてることを早く見せることが大事。
主人公の運命から目が離せない状況になっていれば、だいたいのエンタメはおもしろい。
Webtoonはそれがやりやすいし、それをやらないとダメ。
アニメ映画は眺めるように楽しむこともできるが、現時点でのWebtoonは、あるキャラクターに感情移入して、そのキャラの運命を見届けたいと思わせるのが大事。
=キャラクターとのシンクロ率を上げることを考える。
=キャラクターの体感時間とWebtoonのネームの運びが一致していれば共感できる。
恋に落ちた瞬間の時が止まった感覚をWebtoonのネームで表現できるとよいのでは。
作中時間・キャラクター内時間=Webtoonネームの運び時間
この2つが一致していると、すべての感情は共感できると思っている。
これを一致させるためにセリフの量や位置を調整している。
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