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11月の月曜日「やわらかな」

 やっと寒くなったと思ったら、また暖かくなったりと、なんだか変な気候だな、なんて思うけれど、小春日和という言葉がある通り、この秋の時期というのは、そういうものなのかもしれない。ただ、流石に天気予報で「夏日になりそうです」なんて言われると、正直「えっ」となる。温暖化の影響か、なんて安易に思ってしまうけれど、実際のところは詳しくないので判らない。でもそのうち、小春日和ではなく小夏日和と言葉の使われ方が変わってしまうかもしれない。

 暖機というか本題に入る前のアイドリングというか、この日記を書くときに天気とか気候のことを書くのがなんとなくの習慣になってしまっている節がある。書いているときは、ノってくるまでの助走的に書いているのだけれど、それこそ一年後とかに読み返してみると、こういう部分こそ読み応えがあるというか、ふんわりと香るようにそのときの記憶が蘇ってくるので、日記としては悪くない。小夏日和なんて冗談で書いたけれど、仕事柄、去年の天気とか気温を見る機会がたまにあるのだけれど、意外にも去年の今頃も20℃くらいの日はちらほらあった。とはいえ、今年の冬は暖冬になるらしい。夏がものすごく暑かったのだから、さもありなん。夏は暑いのが当たり前と言えばそうなのだけれど、それにしても暑かったと今でも思う。なんなら少し傷ついた、といってもいい。暴力的過ぎて、初夏、夏、真夏、地獄といった感じだった。

 とまぁ、天気の話はこの辺にしておくとして、昨日は娘を連れて母のところへ行ってきた。今年の夏に新潟からこっちに引っ越して来たのだ。ちょこちょこ会っているとはいえ、家に行くのは、その夏以来だ。当初は一緒にどこかへ遊びに行こうかとも思ったけれど、直近二回にロマンスカーミュージアムやグランベリーパークは行ってしまっているため、ネタがなかったし、前日に予防接種をしていたため、あんまりはしゃぎ回るようなところも憚られた。まぁ、念のためだけれど。

 一緒にお昼ご飯を食べて、ウチから持っていたトランプとすみっコぐらしのスゴロクで遊んだ。お昼は例によってマクダァナルヅのハッピーセットでミニ人生ゲームが当たり、その後もスゴロク三昧となった。そのあと近くの公園で遊ぶ。ブランコと滑り台しかない、こぢんまりとしたところだった。昼下がり、日差しは暖かかったけれど日陰はちょっと寒くて少し風もあったけれど、本当に楽しそうに遊んでいた。団地の中の公園的なロケーションで、娘のキャッキャという笑い声が建物に反響していて、凄く良かった。

 戻ってお土産に持って来ていたドーナツをおやつに食べる。そのあと、またスゴロクやらお絵描きやらで遊んでいたのだけれど、限界を迎えたのか寝る一歩手前に。お昼寝しても良いよ、というものの遊びたい気持ちが勝ってしまい全然寝ようとしない。夕方になって来たので、帰ることに。母の家を出て、抱っこした瞬間に娘は寝た。

 最寄駅に着く手前で、目覚めた娘が「え、もうここ?」というので、「そうだよ」というと、キョトンとしていた。寝起きだから仕方がない。

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