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男勝り教習所✴︎東場学園1✴︎

黄河を最近知ってくれた方はTwitterの『のんJrちゃんに叱られる』か固定ツイートを見て下さい。noteは玄人向けです。講師イメージを持つ方も麻雀を全く知らない方もやめといて下さい。
黄河のんが休業中、生い立ちや過去の体験を綴って仕事に繋がった!とか最強戦出た!プロの方が居るとの噂を聞きまして、自身の文章力を棚に上げて投稿することにしました。思い返せば身体を壊す前、誰のせいだか分からんが麻雀のツイート等SNSを駆使すればするほど『黄河さんはTwitterがアレなので…』と言われ続け仕事はいっこうに増えずじまい。麻雀ファンにもお偉いさんにも敬遠されがちなプロでした。さらにこの空白期間ときたもんだ……仕方ないあの手この手でユーモアと体調を耕そうと。可能な限り毎日1話投稿していきます。


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黄河のんのキャッチコピーが【進化系ボーイッシュ】である事はご存知だろうか?20歳のコンディションで付けたとイジられがちだが、私は誇りを持っている。それは10代で免許を取得したからに他ならない。男勝りと自動二輪の両方取得したのだが、私が言いたいのは前者である。

本来ボーイッシュとは、男性的で竹をわったような思い切りの良いことを指す。黄河は短髪高身長で胸がドラなし七対子だから見た目に引っ張られてそのキャッチコピーにしたと思うだろう。誰が1600だ。大事なのは外見より中身。ボーイッシュなんて自分で言う奴ほど女々しくて、執念深くてメンヘラ。肩書の裏で男を食い伸ばししてきたに違いない。あるいはメンタンピンで満足すればいいものを欲深く三色まで付けようとして和了逃し、放銃した下家がヌルいと八つ当たる。自分が放銃してないのに。そういうのを何人も見てきた。腕に自信のある男女が混ざり合い一色、麻雀界はまさにホンイツなのだ。

黄河のんはどうだろう。大坪pに「へぇーー彼氏いるんだー意外だねー」と店員に注文したそうにグラスを回しながら言われたのを覚えている。瞳に黄河は一度も映らなかった。また天鳳五段で打っている最中、竹内pの「麻雀プロで天鳳七段になれない奴なんていない」つぶやきを見て、それから七段になるまで1年間それを待受にしてた位にはたしかに執念深い。もっといえばその後の言いすぎました謝罪ツイートはスクショしてないんだからタチが悪い。念のため私の七段昇段時にはお二方から祝福コメントを頂戴した、有難い先輩方である。・・・待てよ鳳凰卓で同卓するのか。

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だが、対女性には執念深さが出にくい。黄河の中にある男の性の理解と女の性の平等さによるものだと思う。元々そういう性格だったんじゃない。小学校までは髪を伸ばしフリル服を着こなし、好きな子に片っ端から告白する恋多き乙女だった。だが中学生になって手紙で告白したら体育の授業前に教室中に回され、マラソン中一周遅れでも走る私をクラスのマドンナが追い抜きざま「ざーんねん。私の事が好きなんだってーアハハ」とあっさり放銃した。そやつは二萬だか三萬だか分からん個性のない能面ヅラで、今でいうTikTokerとかインスタグラマーとかを自分で名乗っちゃう系女だった。そういう二三萬女は決まって使い勝手の悪い打点も伴わない小太りなトイトイ女を周りにおき自分を目立たせる。そのトイトイはSNS映えのスイーツのせいでダッシュもできない。そんなことにも気づかず『二三萬ちゃん可愛い~』とほざく頭がピンフ男を私は好きになってしまったのである。私は盲牌しにくい女と頭に蝶々が飛ぶ男、何より見る目のない自分にほとほと嫌気がさし、共学の都立志望からある女子高『東場学園』に入学した。

この女子校は幼稚園から大学院まで女子のみで構成され、世間とは大きな隔たりがあり、はっきりとしたヒエラルキーが存在していた。さらに男性的見た目のメンバーには彼女を作る事が定められ、当時社会現象だった花より団子の影響を受けてF4(エフフォー)と呼ばれていた。

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ここから3年に渡る男勝り免許取得生活が始まる。

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読んで頂き有難うございます。とっても嬉しいです★競技麻雀界で仕事をし続けたいので、拡散やサポート、応援宜しくお願いします!母ちゃんがんばります