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打倒『ZERO』-無名貧乳中堅録12-

昨日いやに協会員が反応してくれるなと思ったら直後にラスった。油断させてカモネギ待ちの算段だったかとチョロい自分を呪う。しかし諦める私ではない。常に機関銃を構えるべく背後に近づく努力を。

この記事から読んだ人は何の事か分からないだろう。
事の発端はコチラ↓

上記を読んだ上で、読み進めてほしい。

今回の検証は全14話の中で最もイマイチの出来なのだが、これも無名貧乳中堅プロらしいということでここに記す。

【検証】

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東2局 南家 ドラ8p 

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混み合ってて分かり辛いが3mを引いてテンパイ。47pの平和ドラ1だ。通常であれば喜んで立直する。だが、残りツモは数回。4p1枚・7p1枚しか残っていない。だが下家も対面もソウズが欲しそうでピンズ待ちは悪くない。どうするか。
思い返せば昔麻雀を始めた頃は待ちが残っているかなんて関係なくテンパイ即リーしていた。今は無き地元の雀荘で店長から「その単騎、もう待ちがないぞ」と言われるまで気が付かなかった。はっきり言ってお客の良いカモだったが、何度注意されてもあがるよりテンパイしたことが嬉しくてどんな待ちでも牌を横に曲げていた。なんとも甘酸っぱさが弾けるうららかな18歳の思い出だが、あれから13年。身も心も酸っぱさが熟成されて梅干しになった。梅干しプロの闘牌は次の通りである。

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3p切りダマ。私がテンパイする2巡前、下家は78sで9sをチーして打7s。そして対面は4sを手出し。次巡ツモった9s。立直していたら自動的に河に放り出されるはずが、ダマ故に手が止まった。私は”9sが通るだろうか”と思った。

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通らなかった。手牌を読むなんておこがましい事はしないはずなのに「この9sが通るかどうか」なんて事を考えてしまった。正しくは「この9sを押す必要のある局面と手牌かどうか」であったのだ。47pで立直をしていても結果は大きく変わらないだろう。梅干しになってから天鳳を始めたせいか、ダマに構える局面が増えた。リーチは時として思考に蓋をする行為、とウマぶって自分に言い聞かせるのだが、実際のところ迷う位なら立直した方がお買い得だと感じる。もちろん麻雀強者の戦術本やエッセイが立直に重点を置いているのも分かる。でも曲げられない身体になったからには、梅干し戦術を模索していくしかない。具体的には打点アップができない分、放銃率を下げる。手牌読みできないのに、だ。

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課題と洗濯物と洗い物が山積みでげっそり。


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【今日のすごいぞ!黄河の選出】

東1局 ドラ3p

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7mが上家から捨てられたところだ。チュピっと鳴くかどうか聞かれる。

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私はチーして4sを捨てた。麻雀教室では早い巡目にペンチャンチーして両面落としなんて聞かれないし教えない。でも私はこの方が得だと思っているから鳴いた。43s捨てて上手くいけば、鳴いても純チャン(2翻)+三色(1翻)+ドラ1でマンガンだ。鳴いてもマンガンは非常に価値が高いし、目指しそびれてあがり逃すのが惜しい。狙える高打点は狙っていきたい。

だが、弱点もある。

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上家東ポン・両面で2pチー。その同巡

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下家が5mをリャンメンでチー。

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上家が赤5sを捨てた。そしてツモ6s。下家にチーされるかな・・とか思いつつ捨てた。さらに

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ツモ3m、ここで考える。私の手は他家と比べて間に合っていそうだろうか?そして静かに北を捨てた。3mが当たり牌だと思った的なエスパーじゃない。実際通ってたし。”自分の手牌がこの3mを捨ててまで押し通せるどうか”考えた結果、この後のツモが2pや7pなら押すが使えない中張牌をツモったらオリようと判断した。このように純チャンダッシュは、どうしても役の都合上愚形が多くなり、時々他家のスピードに間に合わないことがあるのが弱点だ。

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もちろん狙うことは大事だが、ある程度のところで他家との距離感を計らないと自分がまだ愚形だらけの2シャンテンなのに放銃!とかもあるので気を付けたい。

結婚出産だけの女流だって麻雀語れたぞ。

さすが中堅貧乳プロ・黄河さん!今日も背後に一歩近づいた。


読んで頂き有難うございます。とっても嬉しいです★競技麻雀界で仕事をし続けたいので、拡散やサポート、応援宜しくお願いします!母ちゃんがんばります