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打倒『ZERO』-無名貧乳中堅録10-



この記事から読んだ人は何の事か分からないだろう。
事の発端はコチラ↓

上記を読んだ上で読み進めてほしい。

【検証】

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ゼロマガによれば、ベタオリの優先順位は①シャンテン数の把握②現物の確認③カベやワンチャンスの確認の3点だそうだ。他にも"筋456・筋28>>>>>>>>>>>筋37"''早いリーチのワンチャンスは結構使える!""複数枚ある牌を切れ!"との情報もあった。詳しく知りたいなら本家へ。

それを踏まえた上で改めてベタオリを検証する。

東3局 親番中 ドラ4p

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ラスの対面からリーチが入った。親番なので頑張りたかったが自分の手牌はどうだろう。押せる手だろうか?2シャンテンだが河を見てほしい。ピンズの69pは場に沢山出ていて苦しい。テンパイした頃には無くなっていそうだ。ドラもなく、両面2つがあるとはいえ厳しい。現物は6sと6pの2枚だが私はオリることにした。

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持ってきたのは4m。何を捨てるか?もし、6pを捨てようとした方は・・・ふふふ。黄河は6sを捨てた。2つとも現物なんだから同じだって?本当だろうか?打6pは678pと完成してる順子を捨てる訳だが、打6sは33446sだから未完成であるところがミソだ。一手進んだ時に違いが出てくる、3sが暗刻になったと仮定して想像してほしい。オリるって選択したじゃん!と言われそうだが一手進んでイーシャンテンとテンパイでは天と地の差だ。シャンテン数が上がれば手牌価値も変わって選択も増える。

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ということで打6s

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続いて無筋のツモ9m。当初の指針通りオリるので打6p。

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ここにツモったのが5p。さて、どれを捨てる?まず、マンズは全て無筋。一方ピンズは6pが3枚見えなので78pはワンチャンス。ソウズは3sが6sの筋となっていて、4sは無筋だ。黄河は悩んだ。この場合どれが一番通りやすいのだろうか。天鳳では思考できる時間はわずか数秒。ここで思い出すのが、'早いリーチのワンチャンスは結構使える!""複数枚ある牌を切れ!""筋28>>>>>>>>>>>筋37"である。このリーチは早いだろうか?いや、全然早くない。ワンチャンスは当てにならない。じゃあ複数枚ある3sか?黄河は3sに手をかけた・・・。いや、待て。"筋456・筋28>>>>>>>>>>>筋37"'と書いてあったではないか。2pが通っているため、もし8pが通れば5pは中筋となる。危険な筋37よりはワンチャンスの8pを捨てて、後々の安全牌のために5pを捨てやすくしてはどうか。そう思い直し8pをつかんで河に置いた。

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ハッとした。そうか、リーチ者は6p切りリーチ。ピンズの周りが完成してのリーチの可能性もあるが、必要だから6pを持っていた訳でここが待ちになっている可能性も十分あったのだ。

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攻撃より守備、ベタオリほど難しいものはない。
これで屈する黄河ではないので引き続き見守ってほしい。


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【今日のすごいぞ!黄河の選出】

南3局 親番中 ドラ發

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ラス前の親番中に3着目からリーチが。一発目にツモ赤5pを引いて、さて何を捨てるか?

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テンパイチャンス的にも場に捨てられている枚数を加味してもマンズを捨てた方が良さそうだ。でも私は6pを捨てた。理由は、対面のリーチに上家が対応した場合のあがりやすさと下家のマンズの捨て具合だ。この後進んで自分がマンズを鳴けたとして、最終形がピンズ待ちとマンズ待ちならマンズの方が良さそうという判断だ。よく場況次第という台詞を聞くが、効率を無視して場況を重視するのは危険だ。今回この手牌を抽出したが、私は基本場況を加味するなんて厚顔無恥な事は極力しないようにしている。何故なら経験がモノを言うからだ。仮に天鳳でやってみた時には必ず振り返り経験値としよう。牌効率の勉強は地味で飽きてくるが、たとえばこういう場面ですごく重要だということも合わせて記しておく。

結婚出産だけの女流だって麻雀語れたぞ。

さすが中堅貧乳プロ・黄河さん!今日も背後に一歩近づいた。






読んで頂き有難うございます。とっても嬉しいです★競技麻雀界で仕事をし続けたいので、拡散やサポート、応援宜しくお願いします!母ちゃんがんばります