ミス走れ

表題は演歌歌手の #井上由美子 さんが #走れ歌謡曲 のパーソナリティーをしていた頃にスタッフから付けられたあだ名である。

経緯はパーソナリティーが一人で読み上げなくてはならない交通情報と天気予報の読み上げの言い間違いと噛みまくりが非常に多かったことから始まり、走れのゲストに出た時に自虐していると言っている。

「ミス」といえば…、

私を含めた未婚女性→Miss

失敗する→mitake

由美子さんの場合は後者に当たり、それをするぐらいだったら愛嬌があるキャラクターといえる。

由美子さんもそうだが、私も両方当てはまり、初職で初めての電話対応で緊張のあまり、頻繁に噛みまくりながらしていたためにたった45分間で当時の上司に外部からの電話対応を退職するまで禁止させられ、それに抵触した仕事を任せられずに、本来ならば自分ですべきことを他の社員にお願いすること自体が惨めになったことを思い出す。

反面、現在も #文化放送 のアナウンサーをされている #鈴木純子 (ZUN子)さんと一緒にやっていた時期があり、トークの不慣れは勿論、年齢の割りにドジを踏む可愛らしさはともかく、アナウンスを専門とするZUN子さんに交通情報と天気予報の原稿読みを代わってもらったことから「走れ」は困った時は一致団結してやることを信条とするという姿勢が理解できる。

ZUN子さんが降板してから単独でパーソナリティーをするようになったことでリスナーさんから指摘メールが頻繁にあったことから、

「ミス走れ」

と呼ばれるようになった。

その当時のZUN子さん以外のパーソナリティーも全員未婚だから同様に呼ぶべきではないのかと突っ込みたいのだが、言葉の一句でも間違えれば意味がかなり違うことを指摘したくなるミスだからこそ笑えるのだろう。

憶測だが、後任の #杜このみ さんが担当していた頃は宿直のアナウンサーが代理でしていた頃に上記の件もそうだが、アナウンスを専門としない歌手パーソナリティーに負担をかけさせたくないということも考えられる。

このみちゃんの場合は #ゆとり世代 に該当し、同世代が苦手及び専門外の分野があればすぐに他人任せにする考えを持った人に対して叩く人が多いものの、私が生まれた昭和世代としてはいずれは自分を支えてきた方がいなくなれば一人でやらなくてはいけないと教えられたせいか、由美子さんも必死な思いで番組を長くやってこられたのだろう。

由美子さんを含めた過去の歌手パーソナリティーも本業だけでなく、専門外の交通情報と天気予報の原稿読みがうまくいかなければターゲットとなる深夜勤務のトラックドライバーさんからのクレームがつけられるのを覚悟でやり遂げたことに対して拍手を送った。


只今失業中で高齢家族に合わせた生活を強いられており、取材する時間と費用がない状態で2時間という短時間で執筆しなければならない厳しい状況です。 主たるジャンルはいじめ、ハラスメント等の労働・社会問題を過去の回想を基にして執筆しております。