中途半端な青春時代

子宮筋腫の手術のために入院してから半月後に退院してからすぐに、部屋の片づけをしているうちに中学時代に書いた文集を読み返した。

同級生の大半は楽しかったことを書いていたものの、いじめ被害や部活を両親の命令で退部したために「楽しかった」と書けるようなネタがなく、恨み節かつリベンジ宣言に近いものとイラストしか書けなかった。

強いていうなら、学校生活の大半を #いじめ被害 しか思い出しかないために正直に告白したら家族だけでなく、近所中に広まってしまうことを危惧して、実母から聞いた実姉の高校受験及び入学後の話に関する考察や引退ギリギリまで続けられなかった部活に対する想いしか思いつかなかった。

卒業した年度に #TBSラジオ#こども音楽コンクール の地区予選通過の連絡を受け、ブロック本戦会に出場決定したことを顧問の音楽教諭から聞かされた頃に、両親に実姉同様中3に進級した時点で高校受験に専念させる目的で退部するように説得され、泣く泣く断念せざるを得なかった。

同時期に実姉が現役合格して入学した大学在籍中に、併願して受験した高卒程度の地方公務員試験の合格者名簿の上位に登録され、配属先が決定したという通知が来て、その後の進路のことで思い悩み、幼い頃から貧困に近い生活を強いられていることを読んで、公務員の道を不本意ながら選んだということから、将来的には他の友達のような人生を送れなくなるかもしれないと察知した。

実姉は不本意ながら生活する為の手段を選んだものの、多くの人たちが経験している若いうちにしか経験できない愉しみは後からできると泣きながら言っていた。

健全な人間の欲求に従って生きている友人達が羨ましく思い、幼い頃から大人の世界を教えられた実の妹である私は実姉のような中途半端な形でやめて、決められたレールに乗った生き方はしない人生を歩まないようにしようと決めていた。

家族の都合で友達との約束は勿論、高校時代に中学時代にやれなかったことを経験している最中に同様な理由で辞めざるを得なかった時は周りの人に迷惑をかけてしまう形で去ったことに関して他校の生徒からいい加減で無責任な奴であると非難されたこともあった。

不本意な理由で約束を破る行為をしたことに関しては責められても仕方はないものの、本当に望んでいたものを奪われてしまったことを家族に辛く当たった。

早いうちから辛い経験ばかりしてしまい、

「楽しかった」

ことを素直に記念に残る文春に書けなくなるのは当然であり、将来に繋げる人生に影響が出てしまう生活を送っており、メディアで私が歩むべき姿を見る度に背けてしまうことがある。

辛く悲しい半生を回想したことを伝えると同時に、私と同様な経験をしている若い世代の人たちと共有するだけでなく、一緒に寄り添うことも今後の課題だ。





只今失業中で高齢家族に合わせた生活を強いられており、取材する時間と費用がない状態で2時間という短時間で執筆しなければならない厳しい状況です。 主たるジャンルはいじめ、ハラスメント等の労働・社会問題を過去の回想を基にして執筆しております。