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藤の花は見られなかったけど

見て下さい。この綺麗に剪定された藤棚を(笑)
少しくらい咲いているかなと思ったけど、きれいに切ってしまうのですね。

だけど、行った事に意味があるんです。
「藤の花を見にここに行きたい」と言えたことに。

思えば私は子供のころ、お花が好きでした。
というか、花の名前を良く知っていると母がほめてくれたのが嬉しかったのかもしれません。花屋さんになりたいと言い、道端の花の名前も良く調べていました。
学生の頃も、あじさいや奈良の万葉植物園の藤、バラ、コスモス、桜など
友人とよく見に行ったなぁ・・って今回思い出しました。

それがここ数年は「母の日はお花以外でね~(^^♪」なんて口走る
まるで花には関心の無いような感じになっていました。
自営業で仕事をしていると、いつが休みかよくわからず
特に仕事があまりうまく行っていない時に休んだり出かけたりすることは
罪のように思っていたのです。

保育園の保護者会に行くと言っても社長に「優先順位を考えたら?」と反対をされてきたので、「花を見に行きたい」なんて口が裂けても言えないと
行きたい気持ちにも完全に蓋をして、もう忘れた頃でした。

本当は自分が何をしたい?どういう時に幸せか?という問いに
「あぁ、藤の花が見たいなあ」って思い立ち
なんとそれを伝えてみたのです。

あ、行きたければ一人でいきゃいいじゃん!とお思いかもしれませんが
それはそれで難しく・・・その話はまた別の機会に(^^)

「明日ならいいよ」という思いがけない返事に
よーし!と出かけていったら、ちゃんちゃん、藤の花はもう終わってた。
というわけです。お昼も食べずにそそくさと帰ってきちゃって。

それでも以前なら「自分が行きたいと言ったなら、ちゃんと調べておけ」だの「だいたいなんで平日の昼間にそんなことをする必要があるんだ」だの延々とお説教をくらっていたでしょうが、今はそんなこともなく、まあ
いいお散歩だったかもね、という感じでしょうか?

ということで、藤の花は来年にお預けだけど
「花を見に行きたい」と(LINEでだけど)言えた自分を褒めてあげたい。
そんな五月のつぶやきでした。

あなたも、もし「こんなこと言っても無理だろうなあ」って思っていることがあったら、ちょっと伝えてみたらいかがでしょう?
意外な反応が返ってくるかもしれません。

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