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人を大切にする温かい組織の組織化

私はデスクトップパソコンとスマホで仕事(ビジネス&ボランティア)をしている。これがなければ全く仕事にならない。

今から半世紀近く前の信託銀行勤務の時代、私は神戸支店で貸付信託や金銭信託の個人営業をしていた。
外出時にはポケベルを持って出た。お客様から私宛に電話があると、会社の事務方の女性が受けてくれて、それが急用であれば、ポケベルに電話をしてくれる。
私はポケベルが鳴ったら、近くの公衆電話を探して会社に電話をして、その用事を聞き、お客様に電話をする。
その前の渋谷支店時代はポケベルもなかったから、午前と午後は必ず会社に電話して、何かお客様から連絡がなかったか聞くことが必須だった。
それゆえ、ポケベルの出現は、それは画期的なことだった。
それが、携帯電話が当たり前になり、それが今はスマホになった。

(人間は、時代を追いかけ追い越すことに敏感に反応しなければ生きていくことができなってきている。ただ、その底辺には、「人間として如何にあるべきか」という人間哲学の志向がなければならないと思うが、今はそれを見失い、「儲かるかどうか」の観点でビジネスを考える傾向が強くなってきているのではないか。寂しいことである)

昔では、今の私の一匹パンダ、ドラえもんのビジネススタイルは考えられない。
携帯電話やスマホの出現が、今の私の自由気ままな風来坊ビジネススタイルをつくってくれているのだ。

そして、パソコンやスマホには使い切れないほどの機能が備わっているが、私のようなITリテラシーがない個人事業主にとっては、その不足をカバーしてくれる助っ人が不可欠だ。
OUEN塾の学生リーダーたちはよく助けてくれたし、OUEN Companyの人たちもなんだかんだ教えてくれる。
私が何とか生き延びているのは、時代の先端機器と、助けてくれる仲間たちがいてくれているからだ。
だから私は、誰にも負けない得手を磨き、その得手を如何なく発揮することで、助けていただいている人たちに、倍返し、三倍返しのお返しをしなければと思う。

昨日は、私の先端機器に、デスクトップパソコンの他、ノートパソコンが加わった。それもクラウドサービス付きだ。デスクトップパソコンとノートパソコンは同期する。
そんなことで、これからは、スマホとノートパソコン持参で出張することになる。「今まで以上に仕事をせよ」と言われているようだ。
そのためには、皆さんのサポートがあってのことだが、少しでも皆さんの足手纏いにならないように、無理をせず、ちょっと無理して、生きていこうと思う。

福岡からOUEN塾をスタートするにあたり、西武信用金庫の髙橋理事長が九州北部信用金庫協会の篠原専務理事をご紹介して下さった。
福岡の信用金庫および、取引先の皆さんがOUEN塾に関わってくださるようにとの想いからだ。
篠原専務には、福岡に出張する度に訪問してお世話になっている。
その篠原専務から日銀福岡支店長の濱田秀夫さんのことを聞いた。濱田さんは東大応援部の16年後輩だ。

私は、彼が日銀に入ってからは会っていない。会ったのは彼が応援部の幹部(4年生)のころだったのだろうか。私が安田信託で採用担当をしていた頃だろう。今もはっきり覚えている。

この前、篠原さんにお会いした時、「濱田さんは全国信用協同組合連合会の専務理事になられた。東京の京橋に本社がある。小林さん、外苑前から銀座線で一本だから電話して訪ねたらいい」と言われた。

昨日、濱田さんにお電話したところ、よく私のことを覚えていらした。私を「博重先輩」と仰る(私の1年後輩にも「小林」がいたので、私は「博重さん」と呼ばれることが多い)。

よく考えたら、彼と会ったのは私が30代前半だったから、もう40年近くも前のことだ。それでも、ザックバランに話ができる。彼の人柄もあるが、お互いが東大応援部という求心力が強いクラブに所属していたからだ。

つくづく、東大応援部の素晴らしさを実感した。私は、こんな温かい、求心力がある組織をつくりたい。
それは緩やかでいい。同じ夢に向かって、対等な関係で、自由闊達に、相手を思い遣る心を持って、和気藹々と。
勿論、遊びではないから、真剣に、皆んな、誰にも負けない努力をして、岩をも穿つ闘争心を持って。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)

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