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4年ぶりに群馬銀杏会(東大群馬地区同窓会)に出席する

4年振りに開催された群馬銀杏会(東京大学群馬地区同窓会)に出席した。会場はいつもと同じ、高崎駅敷地内のホテルメトロポリタン高崎だ。
約100名の群馬県に関わっている同窓生が集まった。私は群馬県とはほとんどご縁がないが、私が親しくさせていただいていた石原信雄さん(今年の1月29日にご逝去された。元内閣官房副長官、享年96歳)が群馬県太田市のご出身で、同会の顧問だった。石原先生から、「是非同会の幹事になってほしい」とお願いされて、設立当初から幹事を仰せつかっている。

私の役割は、会の中締めの前の東京大学応援歌「ただひとつ」のリードとエールをすることだけだ。それでもその役は私しかできない。
他の幹事の皆さんからは「小林さんがリードとエールをしてくれないと会が締まらない。よっぽどのことがないと欠席は許さない」と言われているので、会のご案内があると、何を差し置いても「出席する」とファックスを送る。
こんな小さなことでも、「小林さんは会には不可欠」と言われると、気分は悪くない。豚も煽てりゃ木に登る。

エールに限らない。人のお役に立つことが一つでもあると惚けない、認知症にならない。
会は私が年齢的に真ん中だ。皆さん、それなりにお元気そうだ。お元気だからご出席されるのだ。家に閉じこもっていては惚ける。できるだけ億劫がらずに、できるだけいろいろな会に出席して、皆さんと交流するだけでも惚けない。

88歳のドクターが仰っていた。
認知症予防のためには、
①飲食に気をつけること
②適度な運動を欠かさないこと
に加え、
③人のため世のためと思って、社会的活動に精を出すこと
なんだとか。

群馬銀杏会が終わって、新幹線で東京に帰る。乗車時間は1時間弱。事務所に戻り、30分余り雑用をして、たまプラーザのスポーツクリニックに出掛け、五十肩の診察とリハビリをする。

五十肩と言えば、群馬銀杏会で応援歌のリードとエールをした時、不思議なことに、その直前は肩の痛みを全くと言っていいほど感じなくなっていた。そして、今まで通りのテクをすることができた。
意識を集中すると痛みは忘れるものなのか。アドレナリンが出ていたのか。

「火事場の馬鹿力」という諺がある。
火事になって、非力なおばさんが、重いタンスを担いで、火事場から持ち出して被害を免れることがあると言う。そんなことがあるかと思っていたが、今回のことで、それは本当にあることなんだと少し納得した。
リードとエールを終えて、肩の痛みは消えていなかったのだ。

人間には、緊急事態になると「火事場の馬鹿力」を発揮できるのだから、もうダメだと思っても諦めてはいけない。その時が成功(=幸せ)の始まりなのだから。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)

火事場の馬鹿力

「火事場の馬鹿力」(ネットから)

私たちの身体には、たくさんの筋肉や骨が存在しますが、これらのパワーを100%発揮した状態で身体を動かし続けると、筋肉や骨にかなりの負担がかかったり、莫大なエネルギー量を消費したりするため、身体はボロボロになってしまいます(身体がいくらあっても足りない!)。

そのため、筋肉や骨の損傷を防ぐために、人間の脳にはあらかじめ安全装置(リミッターともいいます)がかけられており、意識的に発揮できるパワーに制限が設けられているんだとか。
つまり普段は、自分の意識の中で「これ以上はムリでしょ」と感じるところまでしかパワーが発揮できないようになっているのです(最大でも70~80%程度)。

ところが、緊急事態の場面に遭遇すると、脳の安全装置が解除され、アドレナリンがドドドーンと大放出!
「これ以上はムリでしょ」と感じる限界を超えて、本来備えられている潜在的なパワーが発揮されるようになるんです。
ちなみに、アドレナリンとは、副腎髄質から分泌されるホルモン(神経伝達物質)。
興奮した時に血液中に大放出され、身体のエネルギー代謝や運動能力を高めるんだよね。

火事場の馬鹿力を出すと人体はどうなる?
100%全開でパワーを発揮すると、筋肉や骨にはかなりの負担がかかります。
また、緊急事態の場面ではケガを負うことも十分ありえますよね。
ところが不思議なことに、火事場の馬鹿力が発揮されている間は、痛みを感じないことが多いらしいのです。
その理由は、βエンドルフィンという物質。
βエンドルフィンとは、脳の神経伝達物質のひとつで、気分の高まりや幸福感などをもたらすといわれています。
また、モルヒネの数倍もの鎮痛作用があることから「脳内麻薬」とも呼ばれているんだって。
火事場の馬鹿力が発揮されるような状況では、βエンドルフィンの分泌が高まっているので、ひどいケガをしていても痛みを感じることなく動くことができるのだそうです。
それでなくても、無我夢中で危険回避しようとしているのですから、痛いだの苦しいだの言っている場合じゃないんでしょうけどね……。
ただし、無事に危険回避して緊張から解き放たれ、βエンドルフィンの分泌が減少すると、「本当はひどい傷を負っていたのに、気付かなかったぞ! 自分」的な状況に陥り、あまりの痛みに気絶したり悶絶したりする人も多いんだとか。
ちなみに、脳の安全装置を意識的に外すためには、大きな声を出したり(砲丸投げや円盤投げの選手、よく大声出してますよね)、心の中で「自分はできる!」とイメージトレーニングすると効果的とのこと。

以上

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