見出し画像

後半の人生、健康に留意して[背水の陣]を敷く

日曜日、新宿のサンデンタルクリニックに通院した。

この前は5本目のインプラントも植えた。もう虫歯はない。
しかし、虫歯よりも歯周病が怖い。こまめなメンテナンスが不可欠だ。

若い時は、歯をさほど気にしていなかった。せいぜい虫歯くらいだ。歳を重ね、病気持ちが通例になってくると、定期的にかかりつけ医に通うようになってきた。歯科医も同様だ(私のかかりつけ医は南青山の藤田クリニック、歯科医は新宿のサンデンタルクリニックだ)。

特に、サンデンタルクリニックの小山悠子理事長は私と同い年。私が100歳まで現役で頑張りたいと思っていることを話したところ、「私もお付き合いしましょう」と、歯の治療を超えた本質的なところまで話してくれてアドバイスをしてくださる。

人生80年時代であれば、「8020」でよかっただろうが、人生100年時代ともなると、その歯は20年以上健康に保つ必要がある。そうでなければ現役生活など夢のまた夢のことになる。

私の場合、100歳まで現役、あわよくば120歳まで何らかの形で「世のため人のため」と思って活動したいと思っているから、歯のメンテナンスに対する考え方は自ずと替える必要があるのだと。

ありがたい話だ。素直に傾聴することにしよう。そして、アドバイスを素直に実行することだ。

昨日は、私の歯の噛み合わせについての話があった。私の歯並びの特徴は、無意識に歯軋りをして、歯が欠け易いのだと。それは私も分かっていたから、素直に納得した。
小山先生からは、「夜寝る時だけではなく、起きている時も、できるだけマウスピースをして生活するように」とのアドバイスがあった。

若い時なら、「そんな面倒なことはできない」と思って聞き流していただろうが、人間は歳を重ねるとだんだん素直になっていくもの、素直になることが運がよい人生になり、幸せな人生を送ることができると素直に思うようになるものだ。そんなことで、素直に先生のアドバイスを聞くことにした。
今日からは、物を食する時以外は、極力マウスピースをしておこうと思う。

また、マウスピースをすると、歯磨きをする回数も増えるし、歯のことを意識するようになる。

歯だけではない。歳を取ると、何事においても、「有意注意」をして生活することが大切だ。
それが、健康で長生きするポイントだろう。

後半の人生=[背水の陣]を思う。

後悔したくない人生を生きるにあたり、70歳にもなると、気持ちはあと30年、あわよくば50年と思っているが、こればかりはどうなるものか。「人生はいつ終わるか分からない」ことを、若い時以上に痛切に思う。だから、後悔しないために、[背水の陣]を敷く。

[背水の陣]
切羽詰まっていて、もう一歩も後にはひけないぎりぎりの状況。また、そうした状況に身を置いて、必死に物事に取り組むこと。川を背にしたところに陣を敷き、退却できないようにして必死に戦う意から。
「背水」は川を背にすること。

背水の陣

[故事]
中国前漢の時代、武将韓信は、趙の国と戦った際、自軍の兵隊を集め、後にひけない川を背に陣を敷き、決死の覚悟で攻め進んで、大勝利をおさめたことに依る。

しかし、顔をひきつらせて、悲惨な、切羽詰まった表情や思いを持って、[背水の陣]だと言っても誰も付いてきてはくれない。

自尊心を持つ。
自信を持つ。
勝算ありと確信して、事に当たる。
先憂後楽
情けは人のためならず
今すべきこと、後にまわすことをしっかり区別する。
悲壮感を漂わすことをしない。
「この人についていきたい」と思う心温かい、懐深い人間になる。

大らかな心を持って、[背水の陣]を敷いて、不退転の気迫を持って、事に当たることだ。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?