ツキが変わるということ。前編

基本的にスロット打っている時は、イヤホンで音楽を聴きながら打っていますが、何でかおじいさん、おばあさんは関係なしに話しかけてくるんですかね?
目押し苦手なのになぜ、Aタイプのコードギアス打ってるんですかね?「白7どこにあるか分からん」って言うし笑ジャグラー打てば良くね?分からん。

いつもパチンコ店に行くのは、散歩しながらなので11時前後ですが必ず番長におじいさんは座っています。
「おじいさんおはようございます」
『おう、おはようコーヒー買ってこい』
挨拶すると必ず、自分の分を含めたお金を渡してきます。
「はーい。調子どう?」
『見てわからんのか?女(マチ子先生)も出てこんし舐めやがって』
履歴を見ると天井付近で単発を何度か繰り返している最中でした。
「あら~おじいさんでも引けない時もあるんだね笑」
『あたりめえだ。引けねぇ時はある。』
「おじいさんはどこまで打つん?」
『納得するまでだ。』
おっかねえおじいさんさんです。
5スロだけど入れ方が半端ないです笑
私は指定台(平日は目押し出来る人がいないから週5で必ず打てるクランキークレスト)を打つことにしました。
しばらくしておじいさんが私の方に来て
『ダメだ。パチンコ行ってくる。』
「行ってらっしゃい。」
私は、出たり飲まれたりを繰り返してそろそろ帰ろうかなと思い、おじいさんを探すけど見当たりません。
その日からおじいさんは姿をみせなくなりました。


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