見出し画像

心育てのプロ養成がスタート

行き先がわからない時は「そもそも論」に立ち戻るのが、一番近道です。
そもそも論とは、「そもそも、どうしたかったんだっけ?」とか、「そもそも、どういう目的なんだっけ?」とか、その本質に近づくことです。

100年前の大正時代には、今のような時代がくることなど、誰も想像できなかったように、100年後がどのような時代になるかなんて、誰にもわかりません。
だからこそ、なるべく視座を高くして、「そもそも人とは、どういう生きものなの?」を考える必要があるのです。

昨日、ずっと念願だった、心育てのプロ養成「家族成育カウンセラー」養成講座が始まりました。

混沌とする今の時代に生きる私たちが、次の時代を担う子どもたちに、何を授けてあげればいいのかを考えた時に、子育ての知識を、そもそもの人のつくられ方にまで深め、時代という環境要因を理解した中で、親を支える力を身につけていこうという目的のために、新しい仲間が集まってくれたのです。

未来がどんな時代になろうとも、知恵を用いて、乗り越えていける力を授けてあげたい。
そのためには、まずは安心の核である「愛着」をしっかりと作り込まなくちゃ。
そして、いつでも補強できるという考え方を、浸透させていきたいと思います。

怖がらなくてもいい。
取り返しのつかないことなどないし、愛着はいつからでも補強できる。
そして、愛着とは、人間が生きていく上ではとても大切なもので、人とのあたたかい関係の中で育まれるものであり、生涯に渡って補強し続けることでカタチを変えていく。
愛着とは、そういうものだと知って欲しいのです。

これまで、愛着障害とまではいかないまでも、とても安定した愛着を持っているとは言いがたい人をたくさんみてきました。補強する術すらわからないまま、家族や友人、パートナーなど、近しい大切な人を傷つけてしまう。

なぜなら愛着とは、ストレスや脅威を感じた時に、安心を求める行為なので、誰に対しても同じような態度を見せるわけではないのです。そのため、周囲の人にはわからないという、非常に複雑で特徴だった人間関係の病のカタチを持ちます。

幼少期に作られた、愛着のカタチの不安定さを抱え、安心を感じ合う、信頼に満ちた人間関係を築くことが出来ずに苦しんでいたり、最初から心に近づくことを避けてしまう人もいます。
求めても応えてもらえるはずがないと、期待することを最初から諦めてしまうのです。いずれも自分の本当の心の声を、封じ込めてしまう。

こういう人たちが、これからもっと増えるだろうといわれています。
それは、あたたかい人間関係がどんどん失われているからです。

まずは、幼い子どもを育てる親を支えよう。
幾重にも支えられていると感じられるように安心感を届けて、子どもの傍に置いてあげることを目指そう。
それには、親が悩みがちな事柄について、安心させてあげられる根拠ある知識をまず身につけること。
そして、人のつくられ方の知識を学び、愛着の補強についての知恵を持とう。
そんな私たちの思いに興味を持ち、自ら学びたいと手をあげてくださった方々が、これから現場で活躍していただくまで、支えていきたいと思っています。

「家族成育カウンセラー」に興味のある方は、ぜひ入門講座においでください。
お待ちしております。(詳細はこちら↓)

入門講座バナーNEW

11月10日(水)はこちら 20:00〜21:00
11月18日(木)はこちら 20:00〜21:00
11月25日(木)はこちら 20:00〜21:00

いいなと思ったら応援しよう!