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"サポート"から始まる教育観・仕事観の編み直し

こんにちは!おうちdeまなび舎共同代表の嶋本です。

今日はおうちdeまなび舎の授業を支えてくれたサポートスタッフ(以下、サポスタ)のメンバーとの振り返りの内容を公開していこうと思います。

まえがき:サポスタのみんなとの出会い

実は、サポスタのメンバーとは、2/22に僕が開催した北海道最大級の教育イベントEDU FES北海道(https://edu-fes-hokkaido.wixsite.com/lp-top)の企画・実行委員メンバーで関わってもらっていたメンバーでした。

まなび舎の授業を始めるにあたって、どうしても自分たちだけでは実行しきれない!と思ったときに、「僕らの想いを共有できていて、すぐに一緒にスタートダッシュを切れるメンバー」ということで、EDU FESのメンバーを頼ってしまいました。今となっては、頼って本当に良かったなぁと思っています。

ITツールを使いこなした、その先の悩み

サポスタのみんなは、おうちdeまなび舎を通して、ITツールを沢山使いこなせるようになりました。

Google Spread Sheetのことは、「スプシ」って言うようになったし。
Slackで「メンションしたのに返事くれない!」なんて言うようになったし。
もちろんZoomの使い方は、誰よりも詳しくマスターしました。

しかし、振り返りで出てきたのは、ITツールを使いこなした、その先の悩みでした。

「ITツールは便利だったけど、もっとメンバー間で雑談とかコミュニケーションを取れたら、仕事もしやすかっただろうなぁ。時間がなかったから仕方ないけど。」

といった話でした。


僕はこの話を聞いたとき、数か月前に読んだ「世界標準の経営理論」の話を思い出しました。

世界標準の経営理論勉強会 2部+アイスブレイク

ITツールや個人の行動習慣に、具体的な行動内容はインプット(=知の保存)されている。でも、それは当然個人によってレベル感が違っていて、それらが共有されていないので、お互いに誰が何を知っているか?さらには、誰がどんなモチベーションで関わっているか?といった深い部分を共有できていなかったりしました。

時には自分の常識と違うだけで、「あいつダメだな」などという言葉が聞かれたりして、正直僕自身、少し寂しい気持ちになることがありました。それは、自分の習慣・常識と違うだけで、別の環境ではその人の行動の方が正しいこともあります。そして、往々にしてその人は相手の環境のことを知らなかったり。

例えば、「困ったらいつでも相談しろ」と言われてきた人と、「最低限自分で考えてから相談しろ」と言われてきた人では、相談のスピードも、相談に持ってくる内容も、相談する相手も違うはずです。そんな些細な違いが、積み重なって苦しくなってしまう人もいるかもしれません。

だけど、それらのそれぞれの当たり前が共有されていれば、もっとお互い気持ちよく、効率よく仕事ができたかもしれないね!というのが1つ目の振り返りでした。(※サポスタのメンバー同士でもめ事があったわけではないです。「もっと良い動き方のためには」という議論をしていました。)

オンラインで議題に沿った打ち合わせが中心になっているようなチームで仕事をする難しさを感じますね。

ルールを決めること・ルール通り運用することの難しさ

今回は、見切り発車で始めてしまった事もあり、色々なことが起きるたびに「それは、こう対応しよう」などと都度都度対応をしていっていました。

中には、講師の方や保護者の方から個別にサポスタへ問い合わせが来ることも…。序盤は昼夜問わない対応をサポスタのみんながしてくれたから何とか出来たものの、中盤からは「この問い合わせは、ここだけで受けよう」などといったルールを作ることができたのは、僕らの進歩だったと思っています。

しかし、ルールを作ってもやはり、個別に連絡が来ることもありました。ひとりひとりに、丁寧な対応をするのは大事だけど、なんでも丁寧に対応すればいいわけじゃない。僕らの時間も大切にするべき。そういった狭間で、「ルールを作ること」に加えて、「ルールを運用すること」の難しさを感じました。

"オンラインでの学習"で超えられる"距離"の壁、超えられない"感覚"の壁

そして、最後に「もし今魔法が使えたら、教育現場に僕らはどんなことをしたいんだろう?」ということを話してみました。

答えは人それぞれでした。

「まなび舎みたいに色んな大人に子どもたちが会えるようにしたい」
「農業や漁業など、あまり見られない世界を子どもたちに体験させたい」
「子どもたちの居場所をオンラインで作ってあげたい」

僕らは、オンラインでの学びの場づくりを通して、距離の壁を超えられることを実感しました。実際に世界中からたくさんの授業が届けられて、それをこどもたちはおうちに居ながら体験できたのです。

しかし、そこで僕もサポスタも感じていたのは、「5感を伴うリアルさ」つまり、感覚の壁オンラインではまだ超えられないということでした。

しかし、感覚の壁を超えられないから今までの教育の在り方から変わらなくていいというわけではありません。オンラインとオフラインを混ぜ合わせ、掛け合わせながら変わっていけるチャンスが目の前にあるということを僕らとしても再認識しました。

さいごに:サポスタのみんなの"いま"

そして、サポスタの振り返りの中でこんな声も聴けました。

「Zoomのことたくさん知り合いから聞かれている!」
「Zoomでイベントすることになった!」
「実はZoomを使ったお仕事のオファーが来ました!」などなど…

サポートから始まる自分自身の考え方の編み直しだけでなく、実際のアクションにまでつながっているサポスタのみんながすごいなぁと思っていますし、そういったメンバーと働くことができたのが誇らしいです。

またこのメンバーで、顔を合わせてお話しできる日が早くやってきてほしいなぁと思いながら、僕ららしくオンラインでの振り返りを行っておりました…!以上、サポスタの振り返りでした!

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